Posted by at

2007年10月08日

次世代を担う人材

先日の日経産業新聞に『若手社員が短期間で会社を辞めてしまうのは、上司への不満、不信が大きな原因』という記事が掲載されていました。

人材サービス会社の株式会社シェイクがインターネットで調査したようです。

母数:東京・大阪・名古屋の三大都市圏で勤務する合計400人の新入社員
結果:全体の43.5%が「入社半年で会社を辞めたいと思った」
    全体の38.9%が「3年以内に退職予定」

企業が情報過多時代の『自分は仕事ができる』と勘違いしている若者をもてあましている構図が見えますし、第二新卒という都合が良い呼び名が社会で一般化したのも影響しているのではないかと感じます。

転職しても都合が良い呼び名があるという情報が入ると転職は悪ではなくなります。また、転職をキャリアアップという見せ方をすると転職者は増えます。

ただ、情報の氾濫で自分たちでも簡単に仕事で成果を出すことができると勘違いして社会に出てしまった情報過多世代の彼らに安易に転職させるのは、いつまで経っても自立できない若者を増やすだけのような気がしています。

当社も昨年に2名の新卒社員を採用しました。

彼らも社会人になったら簡単に成果を出せると勘違い(?)して起業などに憧れていた若者です。

しかし、サラリーマンとして成果を出すことに1年間苦労してきました。

自分達がやりたいことをやっても、お客さまから評価してもらわないと価値としての売上はついてこないということを徹底的に1年間教えてきました。また、受注しても納品まで必死にお客様が満足するレベルまでのサービスを創造しないとリピートは無いということも気付いたと思います。インターネットで起業家の成功事例などばかりを見ていると自分でも出来る気になります。しかし、仕事は自分基軸ではなく相手基軸なので簡単ではありません。

たぶん、1年半の歳月で自分たちだけでは何もできないと骨身にしみているのではないかと思います。だから、組織を作って仕事は行うということも理解できたと思います。

ここまで気付かせるのに1年半が費やされました。

彼らにもブログを書くように指示しています。

ただ、ブログを継続的に更新しなさい!という指示もなかなか守れません。(笑)
簡単なことを継続することが、一発当てるよりも難しいことだし、そちらが信頼という形で社会では認められるということも1年間教えてきました。

彼らには毎日ブログを更新することは求めていません。
毎週、自分たちが仕事を通じて学んだこと、お客様に教えてもらったこと、周囲の仲間から教えてもらったことを書きなさいと言っています。

また、自分が読みたい本しか読まないので1ケ月に5冊、私が指定した本を読むように指示しました。
自分が興味があることではなく、お客様や周囲が期待していることを知識として知らないと価値にはなりません。自分が読みたい本は趣味でプライベートに読むように指示しています。

そして、その本の書評をブログで書かせることにしました。これも同じ本を読んでいても感じることが違うので、それをチェックするためにです。食いつくところが一般の人と違っているのも、最近の近道が大好きな若者の特徴です。ノウハウ本は大好きです。

インターネットなどでは断片的な情報は得ることはできますが、本のようにシナリオがしっかりしているもの(情報)を読まないと情報編集能力はつきません。情報を編集して価値を創造する能力をつけさせるためにインターネット全盛の時代こそ読書は重要になります。

それから、彼らには単調なことを継続することができないという若者特性があります。
だから継続力をつけさせるために社外の人たちからもチェックしてもらおうと思っています。

原田俊一郎
http://www.gakulog.net/10012/

男澤優一郎
http://www.gakulog.net/10001/



男澤の直近のブログは、BPS(ビジネスプロフェッショナルスクール)の受講報告がされています。



このようなビジネススクールを無料で受講できるのも当社に就職する特典です。が、入ってしまうとありがたみをあまり感じていないようです。体感年収ではプラスなんですが・・・

さて、いつまで彼らの本当に成長したいという根性が持つか、楽しみです。

当社が採用した人材は、最近の若い人たちなのか?それとも、次世代リーダーの候補者なのか?ということを、皆さんも見守ってください。  

Posted by 森戸裕一 at 23:10Comments(0)人材育成