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2007年10月12日

経営は難しい

航空会社の地方都市間の赤字経路整理は加速していますが、昨日は岡山から仙台への移動でした。

さすがに岡山空港と仙台空港を結んでいる路線はありません。

岡山空港から羽田空港に入って東京駅まで出て新幹線に乗り換えるか、岡山駅から新幹線で新大阪駅まで行って、伊丹空港から仙台空港に入るか・・・



まあ時間的にはあまりかわらないですが、後者を選びました。

仙台到着した時点で・・・結構疲れてしまいました。


仙台での講演は、

システム会社さん!もう少しお客さまからの期待という空気を読んでください

という内容です。

情報システムを本当に経営に生かすというのは非常に難しいことです。
難しいから情報を武器にして付加価値創造できる企業とできない企業との差が生まれます。
ただ、それは自然に発生する格差です。

システム会社さんも「LINUXだったらイニシャルコストが安いですよ!」などという単純な話でお客さんに接するのではなく、もっと高くても役に立つ提案をしてもらいたいと思っています。

どうせ中小企業などはシステムの話をしてもわからないんだから

という形でのイニシャルコストは安いけれど運用保守で吸い上げるというというやり方は、どうせシステム会社は経営のことなんてわからないんだからという逆の空気も作っています。

最近は、システム会社さん向けの営業戦略のコンサルティングや人材育成、採用の支援が増えているというのは、たぶんお互いの空気が読め始めたのではないかと思っています。

ただ、地方のシステム会社はあいかわらずという感もあります。
いち早く気付いたシステム会社の一人勝ちで、あとは大手や東京のシステム会社の下請けというスパイラルから抜けれないという状況から変われないというのは、どの地域も同じようです。

地方経済の活性化は、システム会社をレベルをあげるということから手をつけないといけないのかもしれません。ITのTの部分はちょっと詳しくても、Iの部分が不足することの経営におけるインパクトなどを語れる技術者や営業担当者が地方には少なすぎます。


そう言えば、当社の2年目の2人の社員もブログで日々学んでいることを書きはじめました。

http://www.gakulog.net/10001/
http://www.gakulog.net/10012/

彼らも次世代を担う人材になれるように変わろうとしています。私も真剣に彼らに次世代を担う人材になってもらいたいと思って接しています。ただ、甘ったれた考え方をたたきなおすのには本当に根気がいります。中途半端な気持ちで接していると、こちらが潰れそうになります。

本当に人材の採用というのは真剣に取り組まないと会社のパフォーマンスを著しく落とす可能性もあります。人間は本気になればいろいろなことができます。ただ、本気になれる厳しさを持った人材が少なくなっています。


なぜ人生(仕事)がうまくいかないのか?

自分のつまらない拘り(こだわり)が自分の可能性の目をつんでいます。

楽しい仕事を探すのではなく、仕事を楽しくする

これが理解できるようになるには、まだ少し修行が必要なようです。
ただ、彼らの必死さは徐々にお客さまや会社の同僚に伝わっていっているようです。


今日は仙台で講演が終わって福岡に戻ります。

週末は営業担当者の方向けの研修なども予定されています。

来週は名古屋と札幌への出張なので、日曜日に英気を養いたいと思います。  

Posted by 森戸裕一 at 17:45Comments(1)ビジネススキル