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2007年12月13日

コミュニティの核

今日から五島に来ています。

朝の一便で福岡空港を飛び立って、午前中は商店街のよらんかな広場で2日間の講演などの準備を行い、午後から五島市の中尾市長にご挨拶をしました。






それから市役所の幹部職員の方々へ講演を行いました。



幹部職員の方々の情報発信の意識をどれくらい変えることができるか?

ということが課題だったんですが、講演が庁舎内で行われたという事実が残ったということだけでも大きな変化ではないかと思います。

インターネットのWeb1.0の時代から2.0の時代に変化してきました。

2.0の時代は個人ベース、企業活動ベースでも、情報の検索がインターネットを介して行われることが普通になっていきます。

今までは、新聞や雑誌、書籍、テレビ、ラジオなどのメディアを通じて情報というのは配信されていましたし、その中から情報を得るというのが普通の感覚でしたが、今からはインターネットの検索エンジンを使って情報は検索されるというのが主流になってきます。(というか、なっています)

すなわち、情報を発信しなかったらネット社会でもそうですが、そこに連動しているリアルな社会でも存在が忘れられるという事態になります。

地方の自治体の方々に理解してもらいたいのは、自分たちの地区ではネットで情報検索する人などは少数だという考え方ではなく、都市部や日本全体で地方都市を忘れないでいてもらうためには小さな情報でもいいので発信し続けるということです。

今回も自治体の職員の人たちは情報化社会の本質についての理解が乏しいという住民の方々から意見をいただきましたが、私は誰も経験したことない時代に突入しているのだから理解が乏しいのは仕方ないと思っています。だから、理解してもらうきっかけを作るために五島まで来ています。

自分たちなりに地域の広報活動はやっているという言葉は、情報化社会、検索社会になる前の方法でやっているということだと思います。

情報の流れと人の動きが変わってきた今、住民の方々がきちんと情報を発信していくことがいかに大切かということを自治体の方々が教えていかないといけないのではないかと思います。


夕方からは商店街の方々と商店街巡回バスを使った地域活性化について議論しました。




この巡回バスというのをどのようにとらえるか?




ということがポイントで、バスが単なる住民の足的なとらわれ方になると議論が広がりません。

バスはコミュニケーションの基盤、基点、外部からの観光客にとっては街歩きの導線などになるということを考えてもらって、視点を変えることで可能性が広がるということを実感してもらいました。

コミュニティバスについては、地域でさまざまな形態がありますが、東急トランセさんなどが考えているコンセプトなどの取り入れてもらえればと思っています。

運転手ではなく、サービスプロバイダー

運転をする人ではなく、住民と観光客とコミュニケーションを通じて、サービス提供をする人がサービスプロバイダーである、などの同じバスの運転手でも何を提供するのか?ということを考えると非常にサービスの幅が広がります。

また、テレワークなどの議論もしましたが、テレワークもサービスコンシェルジェとしての役割を持つと非常に面白い活動ができます。

時代は『検索の時代』になってきています。

五島の住民の人たちへのサービス提供と島外の人たちへのサービス提供を同時に考えるとサービスの幅も広がります。

コミュニティの活性化のための核が、バスでもいいですし、インターネットを活用したテレワークでもいいと思います。

視点を変えて考えると、コンテンツとしては非常に面白い五島の活性化案が次々に出てきます。  

Posted by 森戸裕一 at 23:26Comments(0)地域貢献