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2007年12月14日

五島海陽高校

今日は長崎県の五島海陽高校に授業を行うために出張しています。

すばらしい学習環境です。



今日は3年生向けの授業ですが、この24人の生徒さんの半数は経済産業省の情報処理試験の資格を持っているということです。



今日の内容としては、技術的な話よりも情報を活用する仕事の行い方のイメージをつけてもらいたいと思っています。

学校教育の世界では、生徒の学力低下が懸念されているようですが、インターネットを活用して情報を簡単に検索できるようになった今、自分の学力は高くなくても、友人や知人などとネットワークを組んでその中から知識を得るという方式を取るすべを知っている人は、社会に出てからも十分に活躍できます。

インターネットから隔離されている環境下で、その人がどれくらいの知識を持っているか?

などという試験のような仕事は少なく、周囲とのコミュニケーションや遠隔地などにいる知人とネットを介してコミュニケーションして知識を補完して仕事で成果を出すというのが一般的ではないかと思います。

今日の五島海陽高校の生徒が、これからの社会と仕事の変化ということで、離島にいることが決して不利にはならないということを感じてくれて、島民の人たちの意識の変化につながるような活動をしてくれればと思っています。

たとえば、今日の講義でも話をしましたが将棋の世界などでもネット対局なども行われています。

大和証券杯ネット将棋大会

将棋などは強い相手と勝負しないと強くはなれません。それが地方在住者のハンディだったと思いますが、それがネットで遠隔地の人たちとも対戦できるということになれば話が変わります。地方や離島に住んでいる人が都市部や遠隔地の人間と積極的に交流して、知識を自分たちの地域に呼び込むことで大きく社会は変化します。

五島海陽高校の生徒のこれからの活躍を期待しています。



また、午後からは地元の商店街の方や経営者の方向けの『IT経営』についての講演でした。



今回はインターネットビジネスを中心に語って、情報編集と発信の重要性を感じてもらいました。

昨日から行政、学校、企業と五島地区での産学官向け講演を行ってきましたが、地方が本気で変わるためには誰かががんばるだけでは無理で、皆ががんばるという形にしていく必要があると思います。

商店街では『一店逸品おもてなし巡り』というイベントが開催されていました。
そのイベントをちょっと見学しましたが、昔の五島の写真なども展示されています。





昔から現代ということと、これからの未来ということを考えると、これらの写真や映像などのデータも積極的に島外に公開して五島に対しての興味をどんどん持ってもらうことが重要と考えます。

本気になる時期を逸すると取り返しのつかないことになります。

今回の講演がきっかけになって大きく五島が変わることを期待しています。  

Posted by 森戸裕一 at 10:44Comments(0)出張