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2007年12月29日

ビジネスプロフェッショナル

当社ではBPS(ビジネスプロフェッショナルスクール)というものを企画・運営しています。



どのようなメニューを提供しているかというのは、何度か投稿してきましたが、そもそもビジネスプロフェッショナルという人はどのような人でなぜそのような人が必要になってきたかという社会的な背景について投稿しておきたいと思います。

まず、企業側の論理ですが、企業も「モノが売れない」時代になって単純に良いモノを作れば売れるという時代ではなくなったという認識を持っています。良いモノを作れるエンジニアを育成するだけでなく、営業やスタッフ部門まで含めた形でのプロフェッショナル育成というのが必要になってきたという時代背景があります。また、社会風潮的に企業のコンプライアンスなどを厳しく求めてきています。企業のコンプライアンスを維持するには社員のモラルを向上させる必要があります。社員のモラルを向上させるためには一人一人の社員のプロ意識を向上させるのが一番です。

次に、社員側の論理ですが、終身雇用形態が崩壊したことと、年功序列的な賃金体制が成果主義的な賃金体制に移行したということもあり、企業の中で働いていても個として認められるスキルを求められるという状況になってきたということがあります。また、雇用の流動化で個人のキャリアを考えた場合にも組織の中でも外でも通用するスキルを保有しておかないと将来設計が立てづらいという状況にもなっています。

プロフェッショナルというと独立して存在するイメージが強いですが、昨今では組織の中に存在するプロフェッショナルが求められています。また、個人としても組織に所属しながらプロフェッショナリティを発揮できる環境が整ってきたということもいえます。

それらのプロフェッショナルになるための基本的な部分を学習する機会を大手企業は社内研修体制を作り社員に提供しています。(これは共通言語を作り出すプロセスです)
しかし、地方の企業や中小・中堅企業ではなかなか社内研修で提供するのは難しい状況にあります。

そこを補完してあげると、社内の情報化の推進などを行っても社員の動きが変わってきます。

会社に入ってなんとなく仕事ができるようになったが自発的に会社の利益のために働こうという意識を持てないという場合は、基本的な部分でのビジネスパーソンとしてのスキルが身についていない場合が多いようです。そのスキルはスクールなどでスキルの使い方を教えながらモチベーションをつけています。

モチベーションがつけば、インターネットという知識の高速道路が整備されています。

高速道路でスピードをあげるためのアクセルは知的好奇心になっています。
インターネットの歴史の浅さがいろいろと誤解を招いているようですが、知的好奇心にあふれているビジネスプロフェッショナルには魔法の杖以上の使い勝手がある道具になっています。ビジネスプロフェッショナルと呼ばれる方とインターネットの使い方と、ビジネススキルが乏しいサラリーマンのインターネットの使い方を比較すると非常に興味深い結果が出てきます。  

Posted by 森戸裕一 at 13:55Comments(0)人材育成