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2008年01月03日

子供の将来には不安感を持っているけど動かない親世代

私たちは次世代に何を残すことができるのか?

この時期は必然的に子供を見る機会が多くなりますが、この子供たちが大人になった時に日本は過ごしやすい社会になっているのか?ということを考えることがあります。

親の世代にアンケートをとると、たぶん悲観的な意見が多いのではないかと思います。


地方と都市部の格差という点では、国土交通省の国土交通白書の統計が発表されています。

質問:自分の住んでいる地域の将来について不安を感じるか


質問:地域格差の拡大についてどう思うか


この統計からは、意外と地域間格差の拡大も「やむをえない」と考えている地方都市(町や村)の方々が多いことが見て取れます。

地域間格差の是正のために、何か考えて行動していますか?

という質問があったら更に興味深いコメントがいただけたかもしれません。
政治や行政の力で格差を是正するのか?
自分たちの知恵を結集して是正するための行動をおこすのか?

個人の力だけではできないことも、個人の力を結集することでできることもあります。
特にインターネットの場合には個人の力を結集しやすいという特性があります。

行政とNPOは協働することもありますが、地域活性化の活動を行っている団体への寄付行為が会計上損金参入され、個人でのNPOへの支援金の支払いにより住民税の軽減などが検討されている時代なので、税金を誰に払うか?ということを考えた場合には、行政のコンペキタとしてNPOが存在してくるということも考えられます。


日本国内の地域間格差の問題について書きましたが、それよりもマクロな視点で社会問題を考えると、

経済の国際競争力低下
地球の温暖化による環境変化
働く意欲が低下した中での若年層

仕事(職)自体も、よほどの保護政策をとらないと海外の安い労働力に取って代わられる可能性が高いと感じています。
ゼネコン形態のビジネスモデルからの脱却を図ることができずに、安い人件費を探して安易にアジア諸国に下請けとして仕事を発注して、ノウハウだけを取られて自分たちの仕事を減らしている地方のシステム会社は一番わかりやすい例ではないかと思います。

しかし、何よりも問題と感じるのは、そのような状況を認識していても動かない今の親世代の当事者意識ではないかと思っています。


自分が働く会社、自分の家庭、自分が住む地域を少しでもよくしていこうと考えないと何も起こりません。政府や自治体に期待するには新たな財源を確保しないといけませんので、その前に自分たちのことは自分たちで考えないといけません。

親や先生に答えをすぐに教えてもらって安易な考え方で生きてきた若い世代には、生き方には答えは無いということを教えないといけないと思っています。答えが無いので先にいろいろな経験している先人の話を聞いて自分でしっかりと考えないといけません。

仕事を任せると、インターネットの検索エンジンでちょこちょこと調べて「はいできました」と調べた内容をコピーして安易に上司に提出する若手社員も増えています。

調べたことが正しいかどうか?
調べたこと以上のことを考えだすことができないか?

考える材料はインターネットからたくさん出てきます。
そこから考えるということをさせないといけません。

このように簡単に情報を探し出せる時代で働いた経験がある人はいません。だから、情報を探すだけで仕事が終わったと錯覚してしまいますし、自分の能力が高いとも勘違いしてしまいます。

インターネットを活用して仕事の質を高めることもできますし、自分の能力を高めることもできます。

しかし、最終的には自分がどれだけ周囲から期待されている結果を高めることができるかというのが勝負なので、やはり、結果を出すために徹底して考える必要があります。

ハングリー精神があれば自然に必死さがでますが、ハングリー精神を無くしてしまった日本全体の「あきらめ感」を「やる気」に変えるための支援をやるためには、次世代を担う世代を接して「やる気」を引き出すと共に彼らに「あきらめ感」を伝染させている親世代も元気になってもらわないといけないと思っています。

高い志と使命感があれば必ず世の中は変えることができると思います。
今年から数年間は、本気になることがカッコイイ時代にするための仕事にトライしてみたいと思っています。  

Posted by 森戸裕一 at 14:48Comments(0)雑感