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2008年03月09日

新しい時代を否定することは敗北を意味する

インターネットの出現は人間のビジネスという価値創造活動に大きなインパクトを与えたというのは誰しも理解できていることではないかと思います。

インターネットで情報収集、発信、交換、編集を行うプロセスの中で自分や会社が保有している知識を指数関数的に増大させることができます。





インターネットが出現する前のビジネススタイル、ビジネスモデルで成功を収めた経営者の方々に講演する機会が多いのですが、インターネットなどの新しいテクノロジーや考え方をその経営者がネガティブにとらえるのか、ポジティブにとらえるのかに社運がかかっていると言っても大げさではない時代になってきました。

講演が終わってから、『うちの社長を連れてくればよかった・・・』と講演に参加された方からコメントをいただくと複雑な気持ちになってしまいます。


個人でも同じなのかもしれません。

新しい時代が到来した際に自分がその時代の流れに合わせることができるかどうかは能力です。

流行に流されるというのと、時代の波に乗るというのは違います。

新しい時代が来て自分の知識を増大させることに成功して、そこに過去の経験を使って知識を知恵に変えることができれば市場に価値を提供できるようになります。


新しい時代の到来を予感した時には自分だけでその流れに乗れるかを判断して、他の人の力も借りて自分の経験と新しい知識をブレンドしていくという選択を経営者には行ってもらいたいと思っています。

地方都市や中小企業の経営者とお会いすると、インターネットを中心とした時代の変革から目をそらしていると感じることがあります。

それらの経営者は数多くの経験とユニークな技術、考え方をお持ちなのにもったいないと感じることも多いです。

本当の経営者であれば、インターネットという人間の知識創造をサポートする仕組みに対して興味を持ち、そのネットワークの先につながっている自分よりも多くの知識、人脈などを持つ人たちとつながるということに大きな可能性を感じるのではないかと思います。

インターネットは、ただの情報収集、発信の道具ではないというのは、常識になっています。

これからのトレンドを考えた場合には、既得権を主張しつづけている業界、地方や、変化するということを拒んできた大企業や行政機関などが関係している領域で、ステークホルダーの利害関係を調整するという社会企業家的なビジネスモデルが有望かもしれません。  

Posted by 森戸裕一 at 11:42Comments(0)講演