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2008年05月09日

普通、夢なんて無いでしょう?

今日の午前中は東京で「情報化白書」の編集についての打ち合わせに参加してきました。

情報化白書とは、知っている人は知っていると思いますが、日本情報処理開発協会がこれまで40年間発行してきた情報化の現状や動向の白書です。



誰が読んでいるのか?というと、情報化社会に関心のあるIT利用者から、ITを活用して事業を行う企業、ITベンダー、行政機関の人たちまで幅広い人たちを対象に作成されています。

私も講演などではこの情報化白書のデータなどの引用をさせていただいています。

今回の編集検討委員には、学識経験者からITベンダーの方、私のような企業の情報化支援を行っている人間も入っています。

私のような特殊なマーケット向けに特化した人間が入っているということは、今回の白書は少し変わろうとしています。
今日の議論は非常に面白かったです。

秋口くらいには出る予定のようなので、皆さんも期待しておいてください。


さて、ここ最近は中小・中堅企業の活性化から派生して地方都市の活性化まで手を出していますが、ブログでそのようなことを書いていますので、なんでやっているんですか?と聞かれることが多いので回答しておきます。

楽しいからです。(笑)

人や地域が困っているのを楽しいと言ったら怒られそうですが、これで企業や地域の活性化が成功して感謝されたら楽しいだろうなと考えることが楽しいです。しかも九州という地元でそれができれば最高です。
情報化白書も似ていて、何で引き受けたのですか?と聞かれますが、それで何か日本に変化が出れば面白いかな?と思っているだけです。(地域の活性化の支援も政府機関からの委員就任要請も似ていて、ビジネスとは程遠い依頼金額です)

名誉ともあまり思っていませんが、行政機関が影響力はありますので、ここでプラスの情報発信をすると少なからず日本や九州は変わらないかな?と考えています。

森戸さんがやりたいことって何ですか?

と、学生から聞かれることがありますが、

回答としては、

九州や日本を、今、この瞬間よりもよくできないかな?と考えています。

やりたいことって、それくらいです。

自分だけではなく、自分も含めて周りの人もHAPPYになればそれにこしたことはないですし、自分だけがHAPPYで周りは不幸ってのも楽しくないですから、自分が住んでいるところ、自分の出身地など、その場所がHAPPYにならないかと思ってビジネスを仕掛けたり、他人の活動の支援を行っています。

自分のためってのは、なんかさぼってしまうんです。
自分のことと他人のことを比較すると、他人のために何かやっているほうが「ありがとう」って言葉をもらえますし、何よりもビジネスになります。自分のためというのは誰からもお金をもらえません。

成功したい、お金もちになりたい

って言っている人に限って、自分のことばかり考えています。

他人のために頑張ればビジネスになるし、何よりも他人の目がありますのでサボり癖もなおせます。


学生などから、どうすれば成功できますか?

とも聞かれます。

成長はできるけど、成功ってのは成功ってゴールが人それぞれなのでわからない

って、答えます。

ただ、多くの人は「成功したい」って言うけど、本当に「成功したい」とは思っていないので、今、この瞬間に手を抜いていると私は思っています。自分で決めた成功の基準なんて都合よく変更できますから。

将来成功したいと思っている人間が営業などの仕事をすれば、月の目標数字をクリアしない訳はありません。
将来の成功は、今の成功の積み重ねなので、今は失敗して、将来的に成功するなどありえないからです。
その積み重ねということを理解している人間は、お客さまの前で土下座もできます。

さすがに土下座されれば、予算があって、普通の感覚のお客さまだったら発注します。
ただ、それができないのは、本気で成功したいとは思っていないからだと思います。
成功するという気持ちよりも、今のプライドが上回っているんですから・・・

そんなのは極端です。

ということで、努力するのを人は回避していきます。


自分はどうなりたい
自分の夢は

などのことも99%の人は持っていないか、本当はできないと思っていながらポーズで話をしています。

なりたいなら、今すぐになればいいし、自分の夢が壮大ならばその人は今は変人と呼ばれているくらいの努力をしているはずです。

自分は・・・

という言葉が出ているうちは、やはり私たち凡人が凡人たる所以で、人にどうなってもらいたい、地域にどうなってもらいたいということで、自分がやらないといけないこと、自分ができることに必死になって人生をかけて社会の役に立つというのが普通の人が最終的にHAPPYに生きる秘訣ではないかと思います。

そう考えると、最近は前よりも社会性がある仕事を任せてもらえるようになってきました。

自分に余裕があると、他人のことまで目が届きます。

自分が・・・自分が・・・と言っていると、他人のことまで目が届かなくて仕事すらもうまくいきません。

世の中って、うまくできているなと感じる、今日このごろです。  


Posted by 森戸裕一 at 14:31Comments(0)ビジネススキル