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2008年06月07日

戦略、戦術があったとしても・・・

企業に戦略、戦術があったとしても、従業員がその戦略を理解することができなかったり、理解できても何らかの自分の価値観があって納得することができなく動けない。

人を集めて企て(くわだて)をやって業をなしている企業というのは、人の採用、育成、組織内での合意、推進などの各フェーズにも戦略をもって目標達成を目指して動いています。

当社の従業員などを見ていても、一瞬、手が止まる、思考がマイナスに向かってしまうことなどもあるようです。

ビジネスはタイミングも重要なので、ベストなタイミングで動かないと従業員の納得などに費やすタイムロスなどが発生していたらビジネスは絶対にうまくいきません。

自分がやりたい、やるべきことと目の前の仕事とのギャップを感じているのか、自分の知識では理解できないことがあらわれたのか、感情的なものか、何なのかということを私は考えています。

従業員は企業から雇用されているのであるので、当然、個人的な感情は抜きに、与えられた資源、設定された期間、求められる品質を順守して仕事はやり遂げないといけません。

それがないと、企業は単なる従業員のための学習の場になってしまいます。
それでは事業を継続することは困難になってしまいます。

ただ、ここまで書いて、皆さんも読んでいて何か冷たいものを感じられるのではないでしょうか?

ここまでは、会社ではなく企業という表現を使っています。また、社員ではなく従業員という表現を使っています。

先日、前の日本テレコム社長の倉重英樹氏の話を聞きました。

会社というのは英語ではカンパニーと言う
企業というのは英語ではエンタープライズと言う

会社とは楽しいところで、そこにいる仲間とずっと一緒に何かを成し遂げたいと思える場所
企業とはまさに皆で社会に価値を提供する企て(くわだて)をして業を成して継続した価値を提供する場所

私たちも自然に言葉を選んで使っていますが、社員と言う言葉には冷たさを感じませんが、従業員という言葉には何か冷たさを感じてしまいます。(だから経済用語では社員ではない従業員を社員という呼称で呼んでいるのではないかと思います)

私は、当社の社員には幸せな人生を送ってもらいたいと思っています。
そのためには、今、乗り越えないといけない壁もありますし、実際に変えてもらわないといけない考え方などもあります。

経済的な成長と共に恵まれた環境で育ってきた私たちは、厳しい時代への対応方法を知りません。
国際的にも日本の経済的な成長は終わったと認識され、資源を持たない国である日本はこれから迷走していくだろうということだけは、国民の皆が理解しています。

ハングリー精神が無いから無理だ
辛い仕事よりも楽な仕事を選びたい
安定している(?)職業が安心

いろいろな人たちの話を聞いていると、日本だけは特権を持っていて未来永劫、今の状態が続くと思われているようにも感じます。会社も地域も国も常に経済的な競争にさらされていて必要と思われるものだけが残っていくという市場原理に基づいて変化しているということから目をそらすわけにはいきません。

だから、社員にも、競争社会での生命力を持つ、生きるためのスキルを習得する、ということを推奨しています。

自分が所属している場所を自分たちの力で支える

この意識を持ってもらうために、社員にはいろいろと情報を提供していますし、自分で自分が活躍できる場所を提供し、そこでビジネスを体験させています。

ビジネススクールを地域に根付かせる = Nさん
映像配信で地域の情報発信力を強化 = Oくん
Webでの情報配信による営業力強化 = Kくん
過去の人材採用の考え方を一掃する = Hくん
仕組化によるワークライフバランス実現 = Oさん
地方でのワールドワイドの仕事を体験 = Kさん

例えば、地域を活性化させるためのビジネスの立ち上げとして、弊社のNさんが中心となってがんばっているのがビジネスプロフェッショナルスクールです。

海外や東京のビジネスパーソンと勝負する場面が九州では増えてきています。

その勝負の場で負けないためには、戦略が必要ですが、その戦略を理解できるための知識も必要ですし、動けるためには自信も必要になります。また、巨大資本を持っている企業と戦うためには地域で連携することも必要で人脈は大切になります。

それらの九州の企業が抱える課題を私からNさんに渡して、企画してくれたのがビジネスプロフェッショナルスクールです。

ビジネススクールやMBAという言葉に対して九州の企業やビジネスパーソンなどには抵抗感があるということは話しています。また、当社の営業担当者が現場で説明してもお客さまが抵抗感を感じてるということを感じているようです。

しかし、今は抵抗感を感じていても、近い将来には自分たちのスキルセットを変化させることが重要になってくる。

九州経済が、今、必要なのは変革力を持つことだと言われています。
だから、その経済圏を支えているビジネスパーソン自体が変革力をつける必要があります。

自分が価値を感じていなかったことを感じることができるようになる

野菜が嫌いだった子供が大人になって味覚が変わって好きになるようなものです

食わず嫌いの人にも、ちょっと食べてもらう

だから、スクールの時間は1回2時間、8回コースで6万円にして誰でも受講しやすいようにして、自分の変革力を試す場を福岡に創ろうということを、当社のNさんも理解してくれて、うまく企画してくれました。


7月から8週連続で基礎コースが開催されますが、6月には営業担当者向けのコースを計画しています。

九州の営業担当者もそろそろスタイル変革の時期にきています。

売れた時代の営業スタイルでは、複雑化した市場ニーズへの対応は難しくなっています。

売れないのは不況だからではなく、市場ニーズと自社の製品やサービスをマッチさせるのが難しくなってきているということです。だから営業活動も科学的に考えていく必要があると当社では考えています。

確実に業績向上につながる「科学的営業の考え方・活かし方」
講師:長田周三

日時:6月28日(土) 13:00-18:00

「セールストークや顧客対応力さえつければお客様に受け入れられる」、「1日の訪問件数を増やせば、それだけ売上が上がる」そんな一般的な営業セミナーとは違った講座です。「営業」を科学的にとらえ、現在の営業のプロセスを見直し、「勝てる営業組織」の作り方を学びます。昨年実施して、好評だったこの講座。確実に業績につながる営業戦略の考え方を学びます。











これらは当社の営業担当者がお客さまへ今回のビジネススクールの説明をしているときに使っている資料ですが、マイクロソフトや日本ヒューレット・パッカード、キヤノンなどの営業資料制作や研修資料制作も当社で請け負っているので、最近ではあちらこちらの企業のIR資料制作、株主総会での資料制作、営業提案書制作などの依頼も来ています。

【資料制作代行サービスについての説明】
http://www.tisiki.net/development/vus/vus.html


ビジネススクールの立ち上げについては、ビジネス的な側面も当然ありますが、当社のサービスが地方の活性化、企業再生に役立てれればと思って、担当のNさんも本当に頑張ってくれています。

当社の仕事には社会的な意義がある

そんな仕事をたくさん作れればと思っています。

皆さんも、ビジネススクールに参加してみませんか?  


Posted by 森戸裕一 at 16:15Comments(0)ビジネススキル