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2008年07月03日

本当の富裕層

昨日からビジネスプロフェッショナルスクールの第四期が始まりました。

第三期までに約100名の卒業生がいて、スクール終了後もビジネス意識が高いもの同士で交流を継続しています。



今期も定員20名で2ケ月間、毎週水曜日の19:00から2時間、勉強してもらいます。

以前も投稿しましたが、人材育成のトレンドも1日缶詰になって研修を受けるスタイルから大まかなガイダンスを受けてから自己学習するスタイルに変わってきています。インターネットで情報収集はできますし、講師とのコミュニケーションもメールなどを使ってできる時代なので対面でティーチングしてもらうスタイルは限られた研修のみになっていくのではないかと思っています。

今回のスクールの冒頭のあいさつでは、スキルと志(こころざし)の話をさせていただきました。

MBAというと、日本ではなんとなく独立とか独善的なイメージがあるようですが、私はMBA的な学習をすることは自己のスキルの棚卸しになりますし、MBAカリキュラムは知識を体系立てて整理するのには適していると思っています。MBAという称号を保持しているかどうかなどは、日本ではあまりビジネス的な意味はなさないようにも感じますし、一時期、中小企業診断士という称号が企業コンサルティングの世界では公認資格のような意味合いで語られていた時期もありますが、どちらかというと知識を体系立てて知っている方という意味合いの方が今は強いようにも感じます。

このようなスキルを保持している人がそのスキルをどのような意味合いで使おうとしているのかという部分が志(こころざし)の部分になり、社会に貢献するという志を持っているとスキルは万人のために使われて非常に感謝されますが、ただの金儲けの材料のように使われるとせっかくのスキルが色あせてしまいそうに感じます。

会社に勤めている人は、会社のための、お客さまのため、社会のために自分のスキルを磨いて他人に貢献できるようになれば、スキルはその人を輝かしてくれます。

ビジネスプロフェッショナルスクールに参加している人たちからは、そのようなオーラが出ていたように感じます。

仕事柄、多くのビジネスパーソンにお会いしますが、その人が輝いているかどうかはスキルだけではなく、自分の人生にきちんと向き合って、どのように生きようとしているのか、仕事を通じて何を成し遂げようとしているのかということにかかっていると思います。

人生に疲れたような仕事をされている人には、いつも聞いています。

「その仕事をするために生まれてきたのですか?」
「その仕事を行うことで、どのような価値を社会に与えているのですか?」
「その仕事を通じて何かを成し遂げたときに人生の喜びを感じますか?」

どのような仕事でも社会が求めている仕事は尊いものです。
その仕事にどのような意識で取り組むかということで自分の人生も尊いものになります。

独立だ!お金を稼ぎたい!IPOが!売上がビジネスモデルが・・・

なぜだか、そのようなことばかりを言っている人たちが非常に貧しく感じてしまいます。  


Posted by 森戸裕一 at 09:29Comments(0)雑感