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2008年07月28日

アジアン・ブリッジ・プログラム

昨日から札幌に入っています。

今日は、アジア圏から日本に留学で来ている学生が地方都市で活躍するためにどのようなな施策が必要になるかということを講演したいと思います。



アジアン・ブリッジ・プログラム

『新しい時代の人材育成戦略とグローバル化時代の事業展望』



経済環境の変化への対応や継続した事業拡大を考えた場合に、次世代人材の採用や育成計画が重要だということは誰しも理解できると思います。その中で、グローバル人材の活用ということを検討するということは地方都市の企業などでも必要になってきています。

ただ、その検討のタイミングが非常に難しく、誰しもが行動するタイミングでは遅すぎます。

実際に九州などでも、大学などの留学生には東京の商社などの流通関連企業からの求人が増えています。

情報に富んでいる首都圏の企業が先行して行動をして、中小企業や地方企業はどうしても遅れてしまいます。

これからの企業経営には、今まで以上に情報が必要になるということはご理解いただけるのではないかと思います。


そんな経済環境の中で、私たちが住んでいる地域、お世話になっている地域を盛り上げるために私たちはどのようなことができるのか?

仕事を通じて地域貢献を考えることは重要で、CSRのような観点だけではなく経済基盤、マーケットを創るという意味でも考えていかないといけません。ただ、それがビジネスとして機能していけば、こんな楽しい仕事はありません。

マーケットがある地域にビジネス基盤を作るのではなく、自分たちが存在している地域を活性化する

ということを考えながら、人材採用支援、人材育成支援、企業の組織力強化の仕事に取り組んでいます。

グローバルスタンダードとなるビジネススキルと、日本人特有のヒューマンスキルをブレンドした次世代マネジメントの考え方、そこに地方都市の地理的な特性を加味した形での地域特化型の企業戦略を考えることのお手伝いをしています。

九州で考えると、明治維新などの歴史をひも解いても、九州の人たちは自分のスタイルにプライドを持っていると感じています。ただ、そのプライドをうまく引き出していかないとただの変化に弱い地方都市の人たちの特性だけが目立ってしまいます。

学生の就職支援もしている中で、学生から見て、かっこいい九州人のスタイル創り、日本の国力が弱くなっても、九州だけは何とか地理的な特性を生かし国を牽引することができないかなどのことも考えています。

自分の人生をどのようなものにするのか?

ということは自分が決めることですが、移動しながら狩猟をしていた欧米の民族と違い、定住して農耕をやっていたアジア民族としては、自分たちが住んでいる地域を盛り上げるということを仕事とできれば、本当にやりがいを感じることができますし、後世のために自分の人生をかけてもいいなと思います。


労働でお金を得て、そこそこの暮らしができればいいという考えが蔓延し、逆にだれもが誰かに頼るような社会になり、頼られている国は財務的にも苦しい状況になり、国際競争力も落ちて崩壊の一途をたどっていることを薄々気づいていても、その事実から目をそらす、現実感が無いということで自分たちだけは逃げ切れるのではないかと淡い期待をすることに違和感を持ってしまいます。

自分たちができることは、確実にやる、真剣にやる

というのが、かっこいい大人だと思いますし、その姿を次世代を担う人材に見せて、彼らの気持ちに火をつけるのが我々の世代の仕事ではないかと思っています。



ガクログインターンシップ特集が更新されました。



学生の皆さんにはインターンシップを通じて、仕事の楽しみ、かっこいい生き方、仕事への取り組み方、考え方などを学んでもらいたいと思っています。




さて、今日も地方都市活性化のために何ができるか考えながら様々な人たちと交流したいと思います。

  


Posted by 森戸裕一 at 13:00Comments(0)地域貢献