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2008年09月17日

自分に勝つための心構え

来週の木曜日に、就職活動を控えた大学生向けに話をします。

NPO法人九州学生ネットワークWANのCANPASSスクール
http://www.kg-wan.net/canpass.html

内容としては、

勝ち組就活生になるための心構え

に近いものになると思います。

就職活動を控えた子供さんや御親戚、お知り合いの学生さんがいらっしゃいましたらご案内ください。

学生の皆さんは、短大生でも専門学校生でも大丈夫なのでご参加ください。




今回の講演で話をする「勝ち組」という言葉ですが、実は私があまり好きではない言葉です。

一時期、自分たちの私利のためだけに利己的に動き、カネさえあればという考えを持っている人たちが「勝ち組」のような言葉で表現されていたので少し嫌悪感を持っていました。

今回の講演で話をする「勝ち組」とは、自分の甘さ・弱さに勝つという意味になります。

人間はどうしても楽(らく)な方に流されるという話は何度も投稿していますが、その甘さ・弱さと常に戦って自分に勝たないと前に進めないということを就職活動をする前の学生の皆さんに知ってもらいたいと思っています。

学生さんなど若い人たちの支援・指導をしていると、本当にいろいろな言い訳を作って自分で前に進むことを避けててしまう場面に遭遇します。無理はする必要ないのですが、前に進まないと目標に到達できません。

最近ではいささか慣れてきたので、「またか・・・」という感じですが、

がんばります!
自分に任せて下さい!

という自分の口から出した言葉への責任はどこに行ったのかと感じますが、どうしたの?というくらい殻に閉じこもる傾向にあります。コミュニケーションの手段が携帯電話やメールが中心なので、そこを遮断してしまうとすべてから解放されたような感じになるのかもしれません。携帯電話のコミュニケーションを止めることがゲームのリセットボタンのように感じているのかもしれません。

ただ、目の前で起きていることは現実の世界のことで、逃げても逃げたという事実だけ残るだけで実際には何の解決にもなっていません。現実を現実ととらえたくないと考える人が増えてきたように感じます。

「森戸さん、みんながそんなに強いわけじゃないので・・・」

ということを言われることもあります。

「そうですね。そうやって甘やかされて育ってきたんでしょうね」

本当はこのような回答を言いたいのですが、その言葉はさすがに呑み込みます。



自分への裏切りの言葉を繰り返していると、それが習慣になってしまいます。
若いうちからその癖をつけてしまうとなかなか治らないのではないかと思います。

自分が変わらなければ マイナス思考になる
マイナス思考になれば 否定的な言葉が増えてくる
否定的な言葉が増えれば 行動ができなくなる
行動ができなければ 言い訳が多くなる
言い訳が多くなれば 自分が嫌いになる
自分が嫌いになれば 結果も見える
結果が見えれば 人生も見える

転職を繰り返して、自分に合った職場を探している人に適している職場などありません。
どのような仕事であっても、その人が自分を仕事に合わせない限りは楽しくなりません。

職場を変わるとき仕事を変えるとき、この職場はこの仕事は自分に適していなったと頑張れなかった自分への反省は抜きにして自分を変えずに環境を変える自分を正当化しようとしてしまいます。

禁煙宣言をした人が再びタバコを吸いはじめるときの感覚に似ています。

これだけは自分で克服するしかありません。


昨年、私が支援している学生団体を辞めると言ってきた学生に、

自分がやると決めたことを途中で投げ出すと一生の癖になる

と言って、無理やり団体に戻させたことがあります。

その学生は責任がある役職についていたのでそのような指導をしましたが、普通の学生は辞めたいと言えば勝手にさせます。責任が無い学生には気楽に参加してもらいたいと思っていますので、自分の時間があるときだけ関わってくださいというのが私の考え方です。

結果、その学生はバツが悪そうに団体活動に参加していましたが、その体験が社会に出たときに役に立つと思っています。自分の本意でなくても、その場で踏ん張ることができる力が社会に出たら必要になります。


当社の新しいビジネスも今が正念場です。
社員が踏ん張れるかどうかというものを見ています。

一般的に、逆境で踏ん張れる社員、ちょっと手助けをしないといけない社員、そこを踏ん張りどころと感じることができない社員などいろいとな社員がいるのですが、その特性毎に指導方法も異なってきます。

厳しく接すべき社員、優しく接すべき社員、任せてほっとくほうがいい社員

今週末のリーダー研修では、そのような部下指導について話をしようと思っています。

+1.2  


Posted by 森戸裕一 at 09:10Comments(0)ビジネススキル