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2008年10月25日

情報活用を成功させるための考え方

今日は鹿児島商工会議所で経営革新塾の講師を行ってきました。

ITを活用した経営革新
http://www.kagoshima-cci.or.jp/5-2-4.html

ということで、本業のIT活用について話をさせてもらいました。

鹿児島商工会議所は、鹿児島の繁華街のビルの14階にあるので、講師控室から桜島がきれいに見えます。




講義の内容は、テクノロジーの話よりも情報活用に近い話をしました。


企業のおけるIT活用の話も1000回くらい講演や研修をしているので、受講者が意識としてどのような感情をITに対してもっているかで活用の成果が大きく違うということを知っています。

ITに関わらず、新しい話に知的好奇心を持てるかということが成功するかどうかのポイントになります。

変化を楽しむ

ということを実践できている経営者や社員の人たちは、

情報を活用しなくてはならない

ではなく、

情報を活用したい

と考えています。


これは、学生などに、

失敗したくない

と考えるのではなく、

成功したい
チャレンジしたい

と考えるように指導しているのと同じです。


セミナーや講演などを聴いて「知識」が頭に入ったときに、すぐさまに実践できるか、行動できるかということを考えた場合に、感情という部分で、

失敗したくない
倒産したくない
遅れたくない

また、

ITを活用しなければならない
情報を見なければならない
部下に指導しなければならない

というネガティブな感情や悲壮感(?)溢れる感情ではなく、

チャレンジしたい
会社を成長させたい
見識を深めたい
わくわく仕事をしたい

という感情で情報活用を考えると半分は成功したようなものです。


そもそも、IT業界の人が暗い人が多くて・・・ と指摘される経営者もいますが、相手がどうこうというよりも、自分がどのように考えるかということを今回の講義でも話をしています。

たしかにIT業界の人たちは、

省力化のために
効率化のために
内部統制で
セキュリティ確保のために

とあまり元気がでるような情報活用の話はしてくれません。


今回の講義で、鹿児島の人たちが、

よし!がんばろう!

と思ってくれていればいいですが。


IT活用の講義で、感情的な部分、精神的な部分を説いているのは私だけかもしれません。(笑)

鹿児島スイッチ、福岡スイッチというコピーが書いてあるポスターがJRさんの駅には貼りだしてあります。

講演やセミナーという仕事は、受講者の皆さんの心のスイッチを入れてあげるということになります。

では、私のスイッチは?

というと、まず、講演やセミナーの時には、話をはじめるまでの動作がある程度決まっています。それから話し始めるときのフレーズもある程度決まっています。それで講演モードのスイッチを入れるということになります。講演などは1時間から2時間くらいが多いのですが、集中していますので受講者の顔の表情から欲しがっている情報を探ったり、体内時計で残り時間を計算して話の展開を作っています。頭の中で考えていることと、口から出ている言葉に微妙な時差があります。ここが非常に心地よいところです。自由自在に情報を操っているという感覚が快感になってきます。

自分が話したいことだけを話すということには興味がありません。

相手が欲しがっている情報を表情や仕草から探って、その情報を提供できたときに相手の表情が一変するというときの快感は体験したことがある人間しかわかりません。

ただ、受講者が100人いれば100様のニーズがあります。それに極力応えるためには日々情報を仕入れて整理整頓して引き出しやすくしておく必要があります。  


Posted by 森戸裕一 at 23:22Comments(1)出張