2008年11月30日

裁判員って誰でもなれる職業か?

裁判員の制度改革で、民間人にも裁判員になってもらうという制度が来年から始まりますが、いろいろと問題も起きているようです。

「裁判員通知が来た」と自分のブログなどに書き込む人も多いようです。
裁判員法では、裁判員候補者の氏名などの個人情報を公開することを禁じていますが、いきなり自分の家に通知書が届いたらやはり書いてしまうのでしょうね。それくらい自分のブログが公の場に公開されているという意識が薄いのかもしれません。

今回の裁判員の制度改革は非常に微妙な部分はあると私は考えています。

裁判員という専門性の高いと考えられる職業を一般の人たちすべてに解放するようにも見える改革の中で、その制度改革を聞いた普通の人たちの感想は、自分の専門性に疑問を感じ「不安に感じる」というのが正直なところではないかと思います。その中で「面白そうだからやってみたい」という感想があると、ちょっとゾッとします。

凶悪犯罪などの裁判員をすることが面白いのだろうか?

もし、自分が冤罪でその裁判の被告席に座っていたら「面白そう」という感じで来ている裁判員に何を話せば冤罪って信じてもらえるのだろうか?と感じてしまいます。

人を裁く裁判員にしろ、人を助ける医者にしろ、人を育てる先生にしろ、専門性と倫理観があるので社会から職業として任せられているのではないかという部分が根底から崩れそうな気がしています。

医者が足りないので一般公募します。
学校が崩壊していますので先生もすべて入れ替えます。

それじゃあ、もっと変なことになるのではないかと感じてしまいます。

昔、裁判員の方々に研修を行ったことがありますが、さすがに研修途中であきらかに眠くなると思えるシチュエーションでもたんたんと講義を受けていらっしゃったのを思い出します。裁判中に一般裁判員が居眠りしていたら・・・という心配までしてしまいます。

裁判官から裁判員が被告の前で態度を注意されるということが無ければいいですが・・・

やはり職業には特性があって、その職業は聖職だというのは残さないといけないと思います。その聖職についた人は自分の仕事にプライドを持ってその仕事に人生をささげるというのが普通と思います。

一時的にその仕事をという性質のものではないようにも感じますが、今回の裁判員の制度改革が公平性を保つための制度改革としてきちんと確立することを願います。

それと同じではないのですが、経営者という仕事も倫理性を問われるということが言われます。昨今の偽装問題もそうですが、自分の事業を失敗したら利害関係者(ステークホルダー)に大きな迷惑をかけてしまうという仕事です。その分、成果を出した場合の報酬は大きいのかもしれませんが、人の人生まで背負い込むという仕事のストレスは並大抵のものではありません。

金さえあれば人の心も買える

ということが本当かどうかという議論が一時期なされていましたが、時と場合にもよるのではないかと私は思っています。食うに困っている状態の人に対して金を見せるのと、普通の生活ができている人に金を見せて自分の思う通りに動かそうとは全然違いますので「金さえあれば・・・」というのはすべてが正しくはないですが、そういう場合もありますというくらいの話でしょうか。

それと同じように金があれば幸せになれる

ということで経営者を目指す人もいます。

ただ、ニューヨークなどのメガリッチと呼ばれる人たちの多くが心療内科などで週に2回ほどカウンセリングを受けているのを見ればわかりますように、莫大なお金を手に入れるとそれはそれで大きな心労を背負い込むことになります。

経営者になる資質は?

と聞かれることもありますが、強い倫理観と使命感を持っているということは当たり前ですが、それと同時に精神的にタフでないと経営者が精神的に落ちてしまうということでは社員も困ってしまいます。精神的な病気というのは誰しもなる可能性はありますし、そういう状態になったということであれば、その人が回復するために周囲は協力しないといけないのですが、経営者というのは、そのように状態にもならないように心身を鍛えると共に管理しておかないといけないということになると思います。

経営者になっている人たちとお付き合いすると、やはりビジネスの場でも付き合いの場でもタフな人が多いです。

そのような人が経営者という仕事につくようにできているのだなと感じます。

登記をすれば誰でも経営者になれます。

ただ、このような不況下でも笑っていられるような精神力とその裏側で血が滲むような努力をしている経営者が日本を支えているのではないかとも思っています。

今週末は経営者向けの講演です。

この不況下だからこそ、人間力がある経営者が踏ん張る時期だ!ということを話してきたいと思っています。  


Posted by 森戸裕一 at 23:23Comments(0)雑感

2008年11月29日

枠の中でハジケル力を身につける

昨日は、福岡大学のベンチャー起業論の授業に参加しました。

講師は石村萬盛堂石村社長でした。

石村社長に最初にお会いしたのは15年くらい前になるのではないかと思います。

石村社長が開催されていた早朝勉強会に参加したのがご縁です。

この早朝勉強会は隔週開催で朝6:30から経営者向けのビデオを見て参加者がお互いに感想などを言い合うという勉強会でした。当時、25歳くらいだったと思いますが、場違いだった私は温かく迎えいれていただきました。

その経験は、その後のサラリーマン生活や起業後の経営者としての考え方にいかされています。

石村社長は、昨日の授業でも「守・破・離」の話を中心に授業を構成されていました。

学生が受講している授業は「ベンチャー起業論」ですので、会社の存在意義などについて「守・破・離」の言葉を使って非常に論理的にご説明いただきました。

会社の存在意義とは市場が感じるものでで自分たちで唱えるものではない。

会社にしても人材にしても周囲から「なくなったら困る」と思ってもらうことで存在価値がでる訳で、その基本的なことが忘れられると関係性が崩れていきます。

市場の変化に合わせて変化できる会社だけが生き残る
時代の変化に合わせて変化できる人材だけが必要とされる

ベンチャー「開拓者」であるというのは特別なことではなく、時代を生き抜くためには必要なことであるということを今回の講義でも再確認できました。

ベンチャー=起業

というのは私は違うと思っています。

ベンチャー的な思考を持っているということは、

目の前の仕事に対して新しい発想で取り組むことができる
次の仕事を自分で創りだすことができる
常にワクワクした状態で自分の人生を楽しむことができる

ということではないかと思っています。


学生は、社会に出ると枠にはめられると言います。
だから、学生時代は学生しかできないことをやりたいと言います。

学生しかできないこと

という言葉の裏には、社会人なったらできないという意味が含まれていると思いますが、その思考自体が非常に保守的で「学生しかできないこと」ということ自体にも期待感が持てません。

人が共同生活をしている社会にはルールがあるので、そのルールが枠で、その枠の中では誰でも人生や仕事を楽しめるというのが共通の概念です。

枠にはめられると楽しめない
枠にはめられると個性が潰される

本当だろうか?

と思います。

もともと楽しむ能力が無い、個性と呼べるものも無いということを自分で理解しているが、認めたくないので外部要因のせいにしているというに感じます。

昨日の講義に出席していた学生も、個性を潰されたくない、自分がやりたいことをやるために起業をなどのことを考えているようでしたが、臆病なだけで虚勢をはっているのでは?と思う場面もありました。

枠というのは石村社長が言われる「守」であり、人として成長する、社会人として成果を出すためには「型」があるということを理解してもらうためには最適の授業だったのではないかと思います。


【守】仕事には基本の「型」があり、まずは、それを素直に習得する。
【破】「型」の習得ができたら、自己の個性に合わせてアレンジする。
【離】アレンジした形が馴染んできたら、自分のスタイルを確立する。


NPO法人九州学生ネットワークWANでは何を教えているのですか?

と聞かれますが、この守・破・離という部分でいうと「守」を学ぶことの重要性を感じてもらうということを意識しています。

仕事というのは楽しい
自分の人生は自分で切り拓く
自分を個性を探すのではなく自分の個性を周囲に確認する

ということを学生の間に理解することができれば、どんな仕事についても大丈夫です。

金融恐慌と呼ばれている時代、資本主義の暴走に警鐘が鳴らされたとも言われています。

資本主義と共産主義

という対立構造が崩れて、資本主義が無秩序に増大していった結果が今回の金融恐慌だとすれば、これからは新しい時代になります。そんな時代に社会人になる学生には自分たちの置かれている状況を「ラッキー」って思ってもらいたいと思っています。



がんばってください。


自分たちの将来は自分たちで創る



http://www.kg-wan.net/BizPASS_seminar/notice.html

学生が自分たちの将来について真剣に考えて、イベントを興し、そこで将来をイメージすることができれば素晴らしいと思っています。  


Posted by 森戸裕一 at 13:47Comments(0)人材育成

2008年11月28日

新しい技術を見ているとワクワクする

昨晩は、九州大学の坂本先生の企画で、ちょっとしたネットワーキングの会に参加しました。

参加していたのは九州大学のビジネススクール(QBS)つながりの方々が多かったのですが、非常に楽しい会でした。

坂本先生は、お昼は、



に参加されて、そこからの流れもありました。


さて、その夜のイベントは、人気のイタリアンレストラン【樋口】を貸し切り、九州大学の先生や学生さん、大学発ベンチャーの方々の研修成果の発表もあり、本日のゲストの飛び込み講義ありのハプニングネットワーキング会でした。



会場が暗かったので、ちょっと誰だかわかりませんが、



この会見にも座っていらっしゃいます。

前職のイメージが強いですが、



今は慶應義塾大学の大学院教授として活躍されています。


非常に楽しい講義を聞かせていただきました。

















【古川さんのブログ】
http://furukawablog.spaces.live.com/default.aspx


会の後に、古川さんも一緒に薬院の麺劇場玄瑛(げんえい)に6人で移動しました。



非常に美味しかったです。

古川さん、ご馳走さまでした。  


Posted by 森戸裕一 at 07:16Comments(1)雑感

2008年11月27日

学生が創る学生が運営する合同説明会

今日は、NPO法人九州学生ネットワークWANのCANPASSスクールの日でした。


NPO法人九州学生ネットワークWANが目指しているところは、地域社会と学生文化の融合ということになります。

学生視点だけではなく、自分たちが社会に出てから創りだす価値についても考えるために社会人としての視点を得る活動も行っています。

学生だから

という言葉は、甘えの言葉ではなく、ユニークな視点でモノが見れるということで捉えています。

2009年1月6日(火)に、学生が企画して、学生が主体で運営する企業と学生が語る合同説明会をアクロス福岡で企画しています。



BizPASSトップゼミ
http://mail.gakulog.net/event_bizpasstopsemi/index.html

はじめての試みなので、いろいろな方のご協力が無くては成功できないのではないかと思います。

皆さんのご支援をよろしくおねがいします。  


Posted by 森戸裕一 at 23:58Comments(0)人材採用

2008年11月26日

ページランク10/10のWebサイト


昨日は、財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)の情報化白書編集に関連したCGMの利用動向などを調査する「利用者主導型IT利用環境研究会」の委員会でした。

「企業IT利活用動向調査」のために全国の中小から大企業まで6000社にアンケートを実施しました。

その回答から、昨今の情報システムの利用動向を探っています。

非常に興味深い結果が出ていますので、1月くらいからの講演やセミナーなどで紹介できると思います。

その中での話題ですが、財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)が認証しているプライバシーマークのWebサイトがGoogleのPageRank(ページランク)で10を獲得しているという話でした。





Google PageRankとは

PageRankの基本的な考え方は、「多くの良質なページからリンクされているページはやはり良質なページである」という考え方なので、プライバシーマークを取得している企業のWebサイトに掲載されている


プライバシーマーク

から、リンクをはられているわけなので、プライバシーマークを取得しているような優良企業からリンクをはられているということは「良質なページからリンクをはられている」ということになるでしょう。

プライバシーマークを取得している企業は、現在9847社

当然と言えば当然です。

ちなみに、

Yahoo!が (7/10)
マイクロソフトが (5/10)
内閣府が (8/10)
経済産業省が (8/10)

になります。

PageRank 10 のWebサイトは



被リンク数も掲載されています。

日本では、ちょっと前まで慶応義塾大学が10だったようです。



当社は?


http://www.tisiki.net

は (4/10)になります。

川添くん、がんばってもしょうがないけど、がんばってください。(笑)


当社でもプライバシーマークの更新などのノウハウなどを小冊子で提供しています。
http://www.tisiki.net/consulting/security/pnavi.html

プライバシーマーク取得の流れと実際のコンサルティングイメージは、



になります。  


Posted by 森戸裕一 at 05:28Comments(0)雑感

2008年11月25日

レアメタル的に価値がある次世代リーダー候補

今の学生や若い社会人に求めるものとしては、何がありますか?と企業経営者や人事担当者に聞くことがよくあります。



その回答として、

能力
情熱
素直さ
粘り強さ
打たれ強さ
知的好奇心
感謝の心
他者への興味

などが多いようです。
(もし何か別のものがあれば教えてください)


学生や若い社会人が必要だと思っている

ビジョン構想力
ロジカル的思考
コミュニケーション力
ディベート力

などは能力の中に入るのと、その前に人間としてきちんとモノゴトを考えることができるようになって欲しいという意見も多いようです。

会社などで目標管理など成果主義的な評価の是非が議論されることもありますが、最近では目標を設定しても「自分が目指す目標とは違う」と言い出すものまでいます。会社が設定した目標を達成しなくても別に何も感じないという感覚は、自分には別の目標があるという言い訳があるので彼らの中では正しいことと感じられるようです。

お客さまの満足度を向上させる前に、従業員満足度も上げないといけない

ここで言う、従業員満足度とは、数年前に議論されたESとはちょっと違うような気もします。

自分の夢と会社の夢を一致させてあげるという作業のようにも感じます。

ただ、会社としてしっかりと捉えないといけないのは、その若手社員や学生の言っている「自分の夢」というのが、目の前のことからの逃避するための詭弁である可能性もあるということではないかということです。

実現するはずもない夢

を語り、日々の努力もせずに楽な生き方、楽な生き方に流されていく若者には、きちんとした指導をしないと、そんな若者でも親になったり後輩を指導する先輩になってしまうということです。

その負の指導者が育てた人材を矯正するのは、それこそ本当に時間がかかります。

政治の世界でも経済の世界でもリーダー不在と言われる時代に、実は目の前の小さな組織にもリーダーが足りていないというのが日本の実情ではないかと感じます。

面倒なことは引き受けない
口は出すけど、手間は嫌う

という生き方を大人がしてきた結果が、子供に伝承されたということなのかもしれません。

モンスター〇〇の子供は、モンスター〇〇になるのか、逆に、世の中に無関心なニートっぽくなるのか

そんな実験をするために世の中が存在するのではないと思いますが、今の現状を見ると、親と子供を並べてみたくなります。  


Posted by 森戸裕一 at 15:17Comments(0)人材育成

2008年11月24日

イベントの報告などもWebを活用

先日のBizPASSウィークの報告ページが完成しました。



福岡大学、北九州大学、久留米大学の学生の面々

今回のBizPASSウィークでは、九州の大学の垣根を取り払ったプロジェクトを成功させるということと、そのプロジェクトに社会人も参加してもらって学生に社会人の仕事の考え方を体験してもらうということも目標としています。


【月曜日】
http://kg-wan.net/BizPASS_report/1110.html

【火曜日】
http://kg-wan.net/BizPASS_report/1111.html

【水曜日】
http://kg-wan.net/BizPASS_report/1112.html

【木曜日】
http://kg-wan.net/BizPASS_report/1113.html

【金曜日】
http://kg-wan.net/BizPASS_report/1114.html

非常に盛り上がったイベントになりました。


1月6日(火)には、アクロス福岡でBizPASSトップゼミが企画されています。

こちらも盛り上げるために学生スタッフが、すでに準備に入っています。



こちらも楽しみです。


九州をキャンパスとした社会人も学生も学べる大学を作るという構想も着々と実現化に向かっています。

サイバー大学の設立でも実証されたインターネットを活用した知識を保有している人間から知識を欲している人間への知識伝承のための学びの場のシステム構築の準備も整いましたし、実際に学んだ知識を実践してみる場としての経済、行政、農業などの体験の場(インターンシップ)も九州には豊富にあります。これだけ広大なキャンパスを持っている大学も世界でも珍しいと思います。

学位が欲しいのか、生きる力が欲しいのか

経済環境が厳しい中でこそ、これからの時代を生き抜く力を習得する場を作る意味があります。

次世代を担う人材が、自分たちの力で次世代を生き抜く力を習得する場を創るということの素晴らしさを、まずは就職活動をしている学生に伝えていきたいと考えています。

彼ら、彼女たちが、30歳になったときに、どれだけ飛躍できるか?

ということを考えて、10年前の今、やっておかないといけないことを微力ながら教えていければと思っています。


インターネットと地場資源の融合で、新しい価値を創造できるというチャンスを私たちは得ています。

新卒で情報システム構築を生業にしている企業に就職して情報システムの可能性を教えていただき、独立して企業の経営支援を行わせていただき、企業における情報活用と人材育成の重要性を再認識して、大学などの教員として若年層の教育に携わることもできて、次のステップを考えた場合には、日本と米国の人材育成のよい部分を融合した地域に根ざした大学の設立ではないかと思っています。

学ぶ側だけが成長するのではなく、教える側も成長する大学が地域に根ざせば、地域は活性化していくと考えています。


来年は、地域活性化のための永年育成プログラムのBizPASSが大きく飛躍できるのではないかと思っています。

BizPASSのプログラム詳細

BizPASSのプログラムは、これから地域からの要望、学生の資質の変化などに柔軟に対応していきますが、学士の資格ではなく、ビジネスパーソンとしての力をつけるプログラムとしてブラシュアップしていきたいと思っています。

このプログラムを見てから、内定者研修だけではなく、新人研修などの問い合わせも増えてきました。

30歳になったときに大活躍しているという目標をもとに、逆算して20歳から何をはじめるのか?

ということを学生と一緒に考えて、それをプログラムにしています。  


Posted by 森戸裕一 at 21:40Comments(0)人材育成

2008年11月23日

社会人という概念が無い米国社会

東京大学の中原先生が、米国と日本の大学教育と人材採用、人材育成の違いについてわかりやすく解説されています。



人を創る 第37回コラム
http://granaile.jp/column/human37-3.html


日本型の人材採用、人材育成形態の良い部分もありますが、経済環境の変化に合わせた形で変化していかないといけないというのが当社の考え方です。

学生に実践で使える知識を習得させると共に実践の場も提供して体験させる、その中で新しい気づきを得ることで仕事の楽しさを感じることができるような流れを「育成採用」の中で作りたいと考えています。

米国には学生と対比した形での社会人という言葉は無いというのが、中原先生のコラムでの気付きでした。

社会人が必要にかられて学ぶ場をどのように作るか?

ということについてもBPS(ビジネスプロフェッショナルスクール)の運営で試行錯誤しています。  


Posted by 森戸裕一 at 23:15Comments(0)人材育成

2008年11月22日

「ありがとう」という言葉が出ない世代

今日は学生2人に事務所まで来てもらい、いろいろと話をしました。

最初に来てもらった学生は以前から支援している学生です。

結論としては、支援を止めることにしました。


次に来てもらった学生は今から支援するかどうかを検討している学生です。

結論としては、支援を行うことにしました。


学生というのは、社会人ではありませんので、まだまだ経験が足りない部分があります。

その経験の部分をさせることは可能ですが、経験させた後にどのようなフィードバックをするかで、その学生のポテンシャルが見えてきます。

何でも与えられてきた、無理して頑張らせてもいない「ゆとり世代」と呼ばれる人材が、これから社会に出てきます。

彼らはどのような社会を創っていくのだろうか?

と考えた時に、夢があるような未来・社会を創ることができる期待が持てるような人材とどれだけ関係性を持つことができるかということに注力したいと結論を出しました。

時間は有限なので将来の投資のために時間を割くということを心がけておかないと自分の時間を無駄に使ってしまうだけでなく、未来の社会への価値創りという部分でも大きなロスとなってしまいます。

人から何かしてもらうことが当たり前

「ありがとうございます」という言葉が素直に出る人間なのかどうかなどは親の躾なのかもしれませんが、「ありがとうございます」「申し訳ございません」などの言葉が出てこない若者をこれからどのように再教育していくかも社会の抱えた課題ではないかと思っています。

今回の金融不況により、就職戦線も「売り手市場」から「買い手市場」に変わりつつあります。

「ゆとり世代」の学生が社会に出てくるタイミングなので、非常によかったのではないかと思っています。

人材不足とはいえ、三顧の礼で迎えるには非常にリスクがある人材ということは企業側もわかっているはずです。


プロジェクトなどが終わったときに、きちんとメールでも「ありがとうございました」と連絡ができる学生と、そのまま流してしまう学生のポテンシャルの違いというのは非常に大きいと感じています。

育成採用で見えてくる部分は大きいように感じます。


BizPASSの仕組み


何かをやってもらったことに感謝の心を忘れない若者が、私たちが期待する将来を創ってくれることと信じています。  


Posted by 森戸裕一 at 23:28Comments(0)人材採用

2008年11月21日

就職支援イベントでの講演を映像で配信中

先日のBizPASSウィークでの私の講演がネットで見れるようになりました。



http://tisiki.net/services/movie/BizPASS/BPW1110A/

50分の講演ですが、大学生や内定者、企業の人事担当者、大学などの就職支援の担当者の方々の指導のご参考にはなるのではないかと思います。

自由にご紹介ください。  

Posted by 森戸裕一 at 08:12Comments(0)人材育成

2008年11月20日

時代の変革点でどう行動するのか

円高、株安はさらに進んでいるようです。

円高の影響で輸出産業は大きな打撃を受けていますし、不景気感でモノも売れなくなっているようです。

自動車産業では派遣社員の数の削減などのニュースが飛び交っています。

改革、変革という革命の革がつく言葉の意味には、血が伴うとも言われています。

ただ、このような時期は従来のビジネスモデルや価値感が否定されるだけではなく、新しいビジネスモデルや価値感が出てくる時期でもあります。

今までスタンダードと思われていたサービスが否定されるのではなく価値が薄れてきて、しばらくして新しい価値を感じられるサービスなどが出てくる時期です。

ブランド力のある企業が安定している
資金力がある企業が安定している
従業員数が多い企業が安定している

経済環境が不安定な時期には、安定しているように見える企業がよく見えがちですが、時代の変化に合わせて自己変革できる柔軟性を持っている企業であれば大丈夫なんですが、変化を感じても自己変革できない企業であれば淘汰される時代でもあります。

学生などへの就職アドバイスも非常に難しい時代になってきています。

キャリアコンサルタントなどのアドバイザーも、自分の経験上のアドバイスしかできないというのが本当のところだと思います。

しっかり自分のキャリアなどを考えて行動すれば大丈夫
自己分析をやって自分の特性に合わせた職業選択を
先輩の話をよく聞いて

などのアドバイスも、このような時代になれば、いまひとつ響かないような気もします。

私だったら・・・

君が強くなるしかないでしょう

と言ってしまいます。

「強い人はそのようなことを簡単に言う」と言われることもありますが、そのような言葉を言ってしまうことも含めて弱い自分を変えていくという決意をしてもらう必要があると思っています。

世の中で起きている事件などを見ると世紀末ではないかと感じることもあります。

ただ、そのような状況下で、今回の不況は「どのような時代でも生きることができる強い自分に変わる」ということを時代が求めている不況のようにも感じます。

平和ボケした頭をリフレッシュして、このような状況をどのようにしたら打破できるのかということを必死に考える時期ではないかと思っています。

景気は循環しますので、不況の後には好況が来ます。

そのときに大きく飛躍できる準備を不況のときにはしておかないといけません。

不景気を乗り切るというのは知恵が要ります。

その知恵を搾り出すということで実力がつきます。  


Posted by 森戸裕一 at 23:23Comments(0)雑感

2008年11月19日

ご静聴ありがとうございました

昨日は、OBC(オービックビジネスコンサルタント)様主催の「奉行フォーラム」で講演してきました。

たくさんの方々にご参加いただきましてありがとうございます。


情報過多の時代に求められる経営





社員を育てる組織IQの高い組織の作り方





それから、NPO法人九州学生ネットワークWANでは、先週の「BizPASSウィーク」に続いて、「WOMAN CANPASS」と「業界研究ここだけの話」を年末にかけて開催するようです。

以下、先ほど学生から届いたダイレクトメールです。

***

こんにちは!九州学生ネットワークWANです。

CANPASS→スクール特別バージョン、緊急開催決定!!

・女性限定!WomanCANPASS→スクール
 「女性が働くこと~過去・現在・未来~」
 11月25日(火)18:30~20:30(受付18:10~)
 (PC) http://www.kg-wan.net/woman_canpass.html
 (携帯) http://www.kg-wan.net/i/w_canpass.html

・特別CANPASS→スクール
 「合同会社説明会の歩き方!」企業の裏側、ここだけの話・・
 12月6日(土)14:00~17:00(受付13:30~)
 (PC) http://www.kg-wan.net/sp_canpass.html
 (携帯) http://www.kg-wan.net/i/sp_canpass.html

いずれも、ibbfukuokaビル6Fにて、開催決定!
参加費無料!服装自由!です。

[ご案内(1)]
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~社会に出てもきらきら輝きたい!先輩から働くことのホンネを聞いてみよう!~
就活支援スクール「CANPASS→スクール」が女子限定の就職講座「WomanCANPASS→」を始めます!
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WANでは現在「就職活動支援スクールCANPASS→」や働く意義を考える、「BizPASSウィーク」など
皆さんの就職に役立つ場を提供しています!

そして今年度から
CANPASS→「WomanCANPASS→」を開催します!!



CANPASS→では、就職のこと・働くことなどについて考えていますが、就職活動をしていると、転勤とか、結婚とか、育児休暇とか女性ならではの“気になるポイント”ってありますよね。

そこでWomanCANPASS→では「福岡で働く素敵な女性」にスポットを当てて、仕事、将来などリアルなお話うかがいます!

女性として、しなやかに、いきいきと輝きたい!
先輩に女性として働くこと、社会で活躍することについて聞いてみたい!
就職について語り合える仲間が欲しい!
そんな欲張りな女性にぴったりな講座です。
WomanCANPASS→で不安を解消して素敵な未来を創造しませんか?

【テーマ】
「女性が働くこと~過去・現在・未来~」
(講師:株式会社西日本リビング新聞社 野尻由香様)

【日時】
・11月25日(火)18:30~20:30(受付開始:18:10~)

【場所】
・ibbfukuokaビル 6階会議室
(地図:http://www.kg-wan.net/ibbmap.html

【対象】・大学・大学院・短大・専門学校の女子学生
【参加費】:無料
【定員】:40名
【主催】NPO法人九州学生ネットワークWAN
【協力】ナレッジネットワーク株式会社

※当日の服装は、スーツでも私服でも構いません。

詳しくは、下記ホームページをご覧下さい↓
(携帯)
http://www.kg-wan.net/i/w_canpass.html
(PC)
http://www.kg-wan.net/woman_canpass.html

参加申込はこちらから↓
(携帯)
http://www.kg-wan.net/m/canpass_entry.html
(PC)
http://www.kg-wan.net/canpass_form_e.html


[ご案内(2)]
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緊急開催決定!!
「合同会社説明会の歩き方!~企業の裏側、ここだけの話・・~」
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いよいよ就職活動が本格化。

12月になると、企業説明会、合同説明会なども、順次開催されていきます。

しかし、情報が多すぎて効率的に就職活動を行うことができない・・
企業情報などの見方がわからない・・
企業の裏側や将来像などについて知りたいのに何をどう見ればよいのかわからない・・・

と、多すぎる情報に困惑している就活生が多いのも事実です。
そこで限定40名ですが「合同会社説明会の歩き方!」と題して、特別CANPASS→スクールを開催します!

【テーマ】
「合同会社説明会の歩き方!~企業の裏側、ここだけの話・・~」
(講師:ナレッジネットワーク株式会社 森戸裕一氏)

【日時】
・12月6日(土)14:00~17:00 (受付開始:13:30~)

【場所】
・ibbfukuokaビル 6階会議室
(地図:http://www.kg-wan.net/ibbmap.html

【対象】就職活動中、就職活動を控えた学生の皆さん
【参加費】無料
【定員】40名
【主催】NPO法人九州学生ネットワークWAN
【協力】ナレッジネットワーク株式会社

※当日の服装は、スーツでも私服でも構いません。

詳しくは、下記ホームページをご覧下さい↓
(携帯)
http://www.kg-wan.net/i/sp_canpass.html
(PC)
http://www.kg-wan.net/sp_canpass.html

参加申込はこちらから↓
(携帯)
http://www.kg-wan.net/m/canpass_entry.html
(PC)
http://www.kg-wan.net/canpass_form_e.html


※受付は先着順とさせて頂きますので、ご了承下さい。

NPO法人 九州学生ネットワークWAN
HP: http://kg-wan.net/
e-mail:info@kg-wan.net

***


がんばってください。

私も12月6日(土)は、いろいろな業界裏話などをできればと思っています。  


Posted by 森戸裕一 at 07:58Comments(0)講演

2008年11月18日

プロジェクトを通じて成長する学生たち

情報過多になりすぎて、人間の思考機能がマヒしつつある。

と、就職活動をしている学生を見ていて感じることがあります。

マスコミ報道、就職支援会社からの情報、インターネットなどの掲示板やメールなどでの情報、彼らの周りには本当にたくさんの情報が氾濫しています。

私たちのころの就職活動というと、

求人票を見て就職課の人に相談
教授推薦
研究室推薦

いずれにしても、アナログな情報だったので情報を収集しようにも限られた情報しか入ってこなかったので、その中でいろいろと考えていました。

限られた情報から自分の将来をイメージする

これは、誰でもできそうですが、

溢れる情報からは自分の将来はイメージできないような気がします。



真剣な表情





楽しそうな顔





社会人顔負けのプロジェクト会議





そして達成感




就職活動をプロジェクトとして定義して、インターンシップのような形で取り組む学生を当社では支援しています。

私たちの目から見ても、自分の会社で採用したい、一緒に働きたいという人材に育ってきています。

学生はプロジェクトによって磨かれてきます。

プロジェクトの実行意義・目的を認識して、納期を決めて、成果目標も明確にして、プロジェクトメンバーと一緒に自分たちの力で成果を出すことにこだわる。

目標が明確だから、プロジェクトの終結会議などでは振り返りができる。その振り返りから大きな学びを得ることができる。

プロジェクトの中では失敗というのはなく、

見込み違い
管理ミス
コミュニケーションミス

などはあります。ただ、これは次から改善していけば、ただの気付きになります。

これらを、きちんと予定と実績ということで管理することが重要です。



学生でも、これらをきちんとサポートしてあげることで仕事はできますし、彼らに社会人基礎力(仕事の遂行力、組織での協調性、価値を生み出す創造性)をつけさせることもできます。

彼らがそのプロジェクトの中で逞しく(たくましく)成長して、その結果、自分たちの成長をさらにサポートしてくれる企業に就職するということを当社では「育成採用」と呼んでいます。

非常に手間はかかります。

ただ、その中で得るものも多いですし、何よりも学生の顔が社会人の顔に変化していきます。

お金よりも大切なものがある

ということを、次世代を担う彼らに知ってもらうことが当社の社会的な使命ではないかと考えています。  


Posted by 森戸裕一 at 10:39Comments(0)人材育成

2008年11月17日

笑顔と感謝の言葉が活力となる

昨日は、NPO法人シニアネット福岡の10周年記念式典に参加しました。

私は創立メンバーということで特別顧問という立場で呼んでいただきました。

シニアネット福岡は約500名のシニア世代の方々が会員になっている大所帯のNPOです。

その大所帯を理事の方々が率いてパソコン教室やボランティアなどを中心に活動しています。

現役をリタイアして会社・団体の名前や役職が無くなってからリーダーシップを発揮するというのは人間力が必要になります。NPOというリーダーシップを発揮する場があっても、現役時代に会社・団体の名前や役職で自分はリーダーシップがあると勘違いしていた人たちには厳しい場になることもあります。しかしシニアネット福岡の皆さんは多才多芸で本当に人を惹きつける力を持っています。

10年前に米国のシニアネットの活躍をシアトルで知って、たまたま担当していた福岡市の熟年セミナーのインターネットコースの受講者の皆さんとシニアネットを作ろうという話になって、途中NPOにもなって早10年です。その10年を引っ張ってきたのは戦後の日本の復興を果たしてきたシニア世代の方々です。私もたくさんのことを学ばせてもらいました。


私は今まで表彰状はもらうことはあっても、感謝状というものをいただいたことがありません。

子供のころに祖父の部屋に数え切れないくらいの表彰状、感謝状があったのを何となく憶えていますが、表彰状と感謝状の違いは何かということをいつも考えていました。文面の最後が「表彰します」「感謝します」というのが明確な違いだったのですが、表彰というのは基準がありそうで、感謝というのは人の気持ちかなと考えていました。

今回、シニアネット福岡さんから感謝の意で「功労賞」という楯をいただきました



ありがとうございます。


経営者としてビジネスの世界で社会に価値を提供するという仕事をしていますが、社会に対しての価値提供という部分でいうとNPO支援をいくつかおこなっています。そこでの報酬は関わっている人たちの笑顔と感謝の言葉です。

お金を稼ぐことがうまい人たちがリスクがあるサブプライム債権をパッケージ化して世界中に流通させていたので、現在の金融不況はどこまで根が深いのか誰にもわからないとも言われていますが、人間の欲というのは非常に根深いということを今回の金融恐慌は物語っています。

自分さえよければ、自分の夢の実現のために人は犠牲になっても

周囲への気配り、周囲への感謝を行うことで温かいコミュニティを作ってきた我々が外資系ファンドなどが仕掛けた市場原理主義的な考え方を理解できるはずがありませんし、それを理解したところでその先に幸せがあるとも思えません。

高度経済成長期を経て、消費者は米国の物質的に豊かな生活に憧れ、企業も錬金術的な経営テクニックに終始して、人に感謝する、人のために働くということも忘れてしまったようにも感じます。

ただ、今回の金融恐慌である程度の裏の仕掛けは見えてきたのではないかと思います。

今回の不況は現代の私たちへの警鐘であり、次世代を創るということを考えるための大きなヒントを与えてくれているのではないかと思います。

次世代を創造すると共に、その世界で活躍する人材を育成することは当社の使命と考えていますので、これからもNPOなどとの連携を深めて付加価値の高いサービスを提供していきたいと思っています。

昨日は、シニアネット福岡の会員の皆さんから、元気をいただきました。  


Posted by 森戸裕一 at 08:24Comments(1)地域貢献

2008年11月16日

若い力が将来を創る

昨日のTVQ(テレビ東京系)での「九州けいざいNOW」とTNC(フジテレビ系)での「CUBE」で「BizPASSウィーク」の取組みやそこに参加している学生、イベントを運営している学生などを取り上げてもらいました。

NPO法人九州学生ネットワークWANの活動目標として、今年度はメディアに露出しようということで、ラジオ番組での活動紹介、新聞などでの活動紹介というものはクリアして、今回のテレビの情報番組でのイベント紹介などにつながっています。

九州の学生文化を醸成させる、地場活性化のために将来の地域リーダーになるような人材を輩出するというNPO法人としての活動の目的を達成するために、個々の目標を達成していくことを学生スタッフにはコミットしてもらっています。

「BizPASS(※)」という仕組みを考えて、その仕組みを中心にして学生と社会人、企業との接点を作っていくことで、学生に自分たちの将来についてイメージしてもらうということに取り組んでいます。

(※:BizPASSというのは学生の自主的な活動を可視化するための仕組みで優秀な活動をしている学生にはPASSを発行します。詳細は⇒http://www.tisiki.net/services/BizPASS/

当社の社員もブログなどで触れていますが、そろそろ従来の就職活動の仕組みを運用していくのには限界が来ていると考えています。

誰も幸せにならない(少なくとも地方都市では無理がある)仕組みは自分たちの力で変えていかないと、このツケ(リーダー不在)は5年後、10年後に地域経済に大きな影を落とします。

学生に自分たちに対してどのような期待がされているかということを理解させて、仕事をするということはどのようなことをイメージさせるためのイベントに参加した後の学生の表情は大きく変化しています。



このような成果をNPOの活動として目指しています。

学生に対して無責任に莫大な情報を送りつけるという手法では、学生は就職について不安になったり、希望が持てなくなったりするだけになります。社会人がきちんと絡んで、見える範囲を絞って(コミュニティを作って)あげるということで彼らの不安は払拭できます。その中で社会人には進路などに迷っている将来を創る人材のサポートに尽くしてもらって、それから導いてもらいたいと思っています。そのような仕組みを作ってあげるのが当社の役割ではないかと考えています。

各世代間、地域間、異業種間などを、うまくつなげていくのが「ナレッジネットワーク」という名称で動いている当社の仕事であり、今までは交流することがなかった価値感が違うコミュニティを連携することで新しい価値を生み出すという手法はインターネットの本質をきちんと理解していなければ使いこなすことができません。

複雑な価値創造のプロセスになりますので、外部から見ていると何をやっているか理解できない部分もあると思いますが、事業を行っている目的が「人材育成で実現する地域経済の再興」「将来を担う次世代リーダー育成」「日本らしい優しい経済環境の実現」にあるので他の会社や公的団体なども巻き込んでいかないと本当に価値がある環境というのは創りだすことができません。

今までは巨大資本を持つ企業だけが社会的な責任として取り組んできた地域経済環境整備という仕事を小さな会社が連携を取って取り組むことができるようになれば、非常に優しい経済環境が創れるのではないかと考えています。

社会人も学生も将来に希望が持てる環境整備をするための活動が動き始めました。






自分の将来は自分で創りたい

という学生の力が、社会通念も変えていくことができるのではないかと思います。  


Posted by 森戸裕一 at 08:57Comments(0)地域貢献

2008年11月15日

リーダーシップを発揮する場つくり

リーダーシップを発揮するという言葉がありますが、リーダーシップというのは、そもそも何なのか?ということを考えています。

先日紹介した「サーバント・リーダーシップ」の中で金井先生は、

「リーダーシップというのは決して特別な能力のことではない」

と言われています。

「リーダーシップは誰しも場面によっては発揮できるものだ」

と言われて、子供の遊びなどを例にして説明されています。非常にわかりやすいです。


たしかに、学生団体の支援などを行っていても、話が得意な学生、音楽などに興味があり楽曲編集できる学生、パソコンなどが得意な学生、コツコツと地味な仕事をこなすのが得意な学生、写真撮影がうまい学生など、様々な才能を持っている学生がいます。

人にできない何かを自分はできる

という部分があったら、その学生をリーダーにしてあげると自然にリーダーシップを発揮して周りを引っ張っていきます。

君はリーダーなんだから、周りを引っ張ってね!

と言っても、そこで行われていることに自信が無ければリーダーシップなどは発揮できません。

実際にNPO法人九州学生ネットワークWANなどでも対外的には学生代表という見せ方はしていますが、実際はプロジェクト単位で責任者を決めてプロジェクトメンバと一緒にプロジェクトを遂行する目的を明確にして目標を設定して必死にがんばっています。今回の「BizPASSウィーク」や1月6日の「BizPASSトップゼミ」などもWANが主体になって企画・運営などを行っています。当社の社員にはその目的を共有させて後方から支援するように言っています。

社会人が学生の活動を支援するというのも、サーバント・リーダーシップの形としては非常によいのではないかと思います。

サーバント・リーダーシップの基本的な考え方は、親が子供に対して感じる感情に似ていると金井先生は言われています。親は子供に対して自然な感情として尽くしたいと思っています。その尽くしていく中で親は今度は導きたいと思ってくると説明されています。

リーダーが、経験があるものが、メンバーに、経験が無いものに対して、尽くすという感情を最初に持って、それから導いていくという流れになっていけば、そのコミュニティは活発に動いていくと思います。その動く方向性(ビジョン)さえきちんと共有しておけば大きな力を持ち始めます。

今回の「BizPASSウィーク」で当社の社員はそれに気付いたのではないかと期待しています。


会社では、役職を決めて、

君は課長なんだから、マネージャーなんだから、ちゃんと部下を引っ張っていってください

と言われることも多いですが、自分が得意なことをやる集団だったら自然にリーダー的な動きになるでしょうが、自分よりも部下の方が得意な仕事だったりするとリーダーシップって発揮できるのでしょうか?

なんかイメージがつきません

ただ、その部下が実力を発揮できるように後方からフォローしてあげることはできます。

上司がそんな意識じゃだめだ!

と言われそうですが、そもそも上司という上や下という考え方自体がマネジメントをおかしくしているのではないかとも思います。

チームとして成果を出すために役割として組織のマネジメントを任せられたマネージャーという仕事はメンバーの動きをフォローしてやる仕事なんじゃないかということなんです。ということは、下ではないですが、後方のような気がします。

お客さまの方から見て、現場の営業部隊、営業支援部隊、そしてマネージャーという層での見え方です。

欧米流のスタイルでいくと、マネジメントを学習しているMBAフォルダなどが経営のトップに立ち組織全体をマネジメントするという感じなのでしょうが、日本の場合は組織を支えるのがリーダーではないかと思います。

【参考】湘南菱油さんの組織図
http://www.shounan-grp.co.jp/about/organization/index.html



上司は部下よりも偉いとかではなく、役割として部下が最大限に力を発揮できるようにサポートするのが上司ということではないかと思います。

ただ、これをできる人はそうそういないので、リーダーシップ研修というのが盛んに行われるのではないかと思います。

実際に会社の売上を作っているのは一般社員なので、その一般社員が働きやすい環境を作るのが上司の役目ではないかということになると、場作りをしてあげて一般社員がリーダーシップを発揮できるように上司はマネジメントするという形になります。

なんか話がややこしくなってきましたが、

上司は偉くない
上司の仕事は部下への奉仕

となると、今度は上司が威厳がなくなるのではないかということを言われますが、一生懸命に組織のために部下のために奉仕している上司を軽んじるような部下であれば、その部下の素養を疑ってみるべきではないかと思います。

ただ、これらの話も人材育成の観点や組織活性化、組織改善の場面での話です。

いけいけドンドンの成長期や本当に会社を立て直さないといけないという場合には、上司がグイグイ組織を引っ張っていく方がうまくいくような気がします。

どの地点で、部下が会社をひっぱるような形に切り替えるか?

この判断を経営者は的確におこなわないといけません。

当社も「森戸さんの会社ね」と言われるのではなく、「〇〇くんの会社ですね」「人材育成、組織改善の会社ですね」と社員や仕事が中心の会社として認知してもらうように変革を図っています。

人材採用の形も、企業、学校、学生、皆が疲弊してしまうナビや合同説明会が主体の「就活」ではなく、共感や期待、気付きなどが中心になって「社会人に早くなりたい!」と学生が思えるようなものにしていきたいと当社では考えています。その仕事、そのような価値創り、学生団体の支援を社員が一丸になってやっています。

「BizPASSウィーク」も昨日で終了しました。九州という地域に大きな価値を創る第一歩になったのではないかと思います。

当社の考え方、学生団体の考え方に共感してくれた団体様、企業様



に協力してもらって、昨晩は社会人と学生の交流イベントも開催されました。










てっぺんの大嶋社長の講演のときもそうでしたが、社会人も含めて全員が楽しそうにしているというのがポイントと思います。

仕事って楽しい

と考えてもらうような活動であれば、企業からも学校からも、そして学生からも歓迎されると考えています。

そのような価値創りを、当社の社員がリーダーシップを発揮して行ってくれています。

私は、後ろからフォローしているだけです。
(というか、BizPASSウィークの間も、東京、青森、北海道に出張していました(笑))

1月6日には、もっと規模を大きくして「合同企業説明会」ではなく

「学生と企業がそれぞれの将来ビジョンについて語る場」

と設定するようです。1月6日に設定しているのは首都圏や関西圏などの他県から帰省している学生も参加しやすいようにとの配慮です。

このような場が設定されれば、それぞれの立場の人たちが主役になれるのではないかと思っています。当社の社員もよく考えています。また、今回のイベントでもそうですが、協力してくれていただいています公的団体様、企業様にも恵まれています。当社の社員も非常によくしてもらっているようです。

1月6日のイベントに協力いただける企業様がいらっしゃいましたらお問い合わせください。

地元の学生は地元の企業で育成していきたいと思っています。


そんな組織つくりの話も、今度の火曜日の福岡での「奉行フォーラム」では話をしてみようと思っています。

OBC社主催「奉行フォーラム in 福岡」のセミナー申し込みページ

このブログからも申し込みしていただいた方がいらっしゃるようです。
(まだ若干席はあるのかな?定員は100名と聞いています)

火曜日にお会いできるのを楽しみにしています。  


Posted by 森戸裕一 at 14:08Comments(0)人材育成

2008年11月14日

日本人の満足度レベル

日本人の満足レベルは下がってしまったのでしょうか。

私たちの世代でも、

生まれてから食べ物が無くて困ったことはありません。
普通に生活していれば皆、中流的な生活はできてきました。
贅沢な生活に憧れることもありますが、特に現状に不満がある訳でもありません。

こんな感じなのでしょう。

この意識がビジネスの世界になると、ちょっと困ったことを引き起こします。

相手(周囲、お客さま)の満足度合いがわからないということです。

モノが無かった時代は、モノを販売してあげれば相手は喜んでいました。
問題点が明確な会社や人は、問題を解決してあげれば喜んでいました。

では、モノが溢れて、特に問題や不自由さも感じないという時代は、どうすればよいのでしょうか?

その時代は、相手が自分ではイメージすることができない満足のイメージを創ってあげるしかありません。

ただ、それができる人はそうそういません。

だから、そのような人や企業の一人勝ちの時代になったのでしょう。

相手の頭の中に良いイメージを創ってあげることができる人や企業は、相手から喜ばれます。


昨日の「BizPASSウィーク」は、居酒屋てっぺんの大嶋社長に講演してもらいました。

大嶋社長に素晴らしいところは、講演参加者の頭の中に良いイメージを創ってあげることができるということです。



会場は満席です。




そして、大盛り上がりです。




講演が終わってからも、会場外で参加者は大盛り上がりです。





スタッフも大盛り上がりです。




「BizPASSウィーク」も考えるだけでなく非常に元気になるイベントになってきています。
この勢いで、1月、3月のイベントに突き進んでいってくれると信じています。

学生スタッフや当社の社員には、このイベントを通じて「考える」「行動する」ということを学ぶように言っています。

学生スタッフの中には、自分が何をすればいいのか分からずにボーとしているスタッフもいます。

これに関しては簡単で、

周囲で仕事ができると言われている人はどのような動きをしているかじっくり観察しろ

という指導と、その動きの意味を教えてあげます。

気配り、先読みができる人だけが、イベントなどでは機転を利かせて活躍できます。(接待の場でも一緒ですが)


参加者が本当に満足してくれるには、参加者が期待以上と感じてくれるには、そのようなことを真剣に考えることができる人材がこれからの日本には必要な人材と思っています。

平和な日本で生まれ育ち、知らず知らずに自分の満足度を下げてしまって、

自分なりには頑張った

自分は別に頑張らなくてもいい、今の生活に満足している

などと思っているのであれば、

他人からみて頑張ったと思えるように頑張れ

自分の生活にさえ満足していればいいというエゴは捨てて、他人の生活まで満足してもらおうという社会的な考え方を持て

ということを思ってしまいます。


借金に借金を重ねて、800兆円(http://www.takarabe-hrj.co.jp/clock.htm)も借金しているのに(まあ選挙対策でしょうが)更に2兆円も国民にバラマキ、どんどん借金漬けになってしまっている日本という国に住んでいることが恥ずかしいという感覚すら無くなってしまって、自分らしい生き方というエゴを求め、社会的なことを何も考えずに人生を終わることの虚しさも感じることができなくなってしまった人たちが、今度は親になっていって、子供に人生の価値すら話すことができなくなってしまっているのでしょう。

憂うことだけであれば誰でも出来ますので、当社は行動していきたいと思っています。


どれだけ頑張れば、今までの人材業との違いを感じてもらうことができるかわかりません。

ただ、私を含めて社員が必死にその価値を市場に訴えていくことで、いつかは理解してもらえるのではないかと思います。


今日は、これから札幌に飛びます。

午後から講演です。  


Posted by 森戸裕一 at 10:16Comments(1)雑感

2008年11月13日

将来、経営者になる資質があるか?

数年前に経済産業省が後援している起業家創出支援プロジェクト「ドリームゲート」の支援をしていた時期があります。

当時の平沼経済産業大臣が、雇用創出のためには日本には起業家をたくさん創出する必要があるということで起業家潜在層の掘り起こしまでサポートしていました。

本プロジェクトは一定の成果は出せたと思っています。
私もプロジェクトの支援を通じて、起業というものについていろいろと考えさせていただきました。

自分自身が起業したという経緯もあり、起業家に必要な資質なども考えさせられました。

現在、「BizPASSウィーク」を企画、運営しているNPO法人九州学生ネットワークWANも、もともとは学生に起業ということも考えてもらうように起業家支援の側面を持っていました。

しかし、ドリームゲートプロジェクトの終了を待たずに学生の仕事力(社会人基礎力)強化支援に方向性を切り替えました。

個人事業主として活動する、従業員を雇用して経営者として事業展開するなど個人の考え方で起業の形は異なりますが、研究開発型の起業になるのか、組織構築型の起業になるのかで経営者の資質も大きく異なるのではないかと思います。大学などで飛びぬけた研究をしている、もともと発想力が天才的だなどの場合には若くして創業するという考え方もありますが、なかなか、そのような人材が九州にはいなかったということも方向性転換の理由でもあります。また、組織構築型で営業組織を構築してガンガン売れるようなカリスマ型の人材もなかなかいません。東京などで大きな学生サークルを運営して、そのまま起業したというパターンはありますが、九州などでそのような学生からの求心力を持っている人材は少ないようにも感じました。

今回、学生に「BizPASSウィーク」というイベントを企画させたり運営させたりしていますが、その中で学生の資質なども見えてきています。仲間を巻き込む力がある学生、企画などが突出している学生、最後まで粘り強く課題に取り組む学生、イベントなどの本番で力を発揮する学生などがいます。会社などに1週間~2週間常駐して就業体験するインターンシップとは全く違った彼らの本当の資質が見えてきます。プロジェクト型のインターンシップが採用につながりやすいということはそういうことからきています。

月曜からBizPASSウィークは開催されていますが、日に日に盛り上がってきています。



母集団形成から筆記試験、面接などを繰り返し自社に必要な人材を絞り込んでいくという方法も一見、理にかなっていますが、早い段階で潜在能力が高い学生を見逃してしまうリスクを感じてしまいます。今の学生の資質を考えた場合には従来の採用方法では自社に必要な学生を採用するのは難しくなってきているのではないかと思っています。

「育成採用」という概念で、地場企業の人材採用は産学官連携して地場大学の学生を学生時代から育てて共感があった後に採用するということを当社では提唱しています。これは、若年層の社員が早期に会社を離職してしまうという問題の解決にもつながらないかということから考えました。



昨日の西日本新聞の夕刊でも、そのような取り上げ方をしてもらいました。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/59102

テレビ局などの取材については、どのような形で報道されるかはわかりません。予想では、金融不況などで売り手市場から一挙に買い手市場になった就職活動で翻弄されている学生の姿をとりあげたいのではないかとも思っています。ただ、少なくとも当社の周りに集まっている学生はイベントなどの参加を通じて、しっかりとした芯(真)ができてきています。

当社に入社してくる新卒学生は、将来は起業して自分でも会社の経営者になりたいということを考えている人材になります。将来、起業を考えている人材を採用するというのは通常はリスクを伴います。せっかく育てても、育ったときに独立してしまうというリスクです。ただ、これについてはその時期までに会社として、その個人との関係性をきちんと結べるかどうかであり、会社の事業部として独立してもらうということも考えられます。

ただ、それ以上に私が見ているには、もともと本人にその資質があるかということです。

経営者に憧れる、自分の城を持ちたい

というのが、野心がある学生であれば当然の思考のようにも感じます。

ただ、自分が経営者になりたいというだけでは社員はついてきませんので周囲を巻き込む力を持っている必要がありますし、自分で城を持ちたいというのであれば城を維持する営業力を持つ必要があります。そのような力を持つことができる社員であれば逆に私自身も将来的には事業を任せることができます。

人は自分がひとりになればできる、独立すればできる

などと考えてしまうのですが、私が見てきた創業者、経営者は多少、わがままな部分があるのですが(笑)、真剣にビジネスをさせると組織に所属していても大きな成果を出すだけの仕事力を持っている人たちばかりです。

サラリーマンも務まらない人材が、人の人生まで背負う経営者が務まる訳がない

とドリームゲートを支援しているときに、会社で成果を出すことできずに脱サラして起業しようとしていた方を一喝していた経営者がいましたが、私も少なからずそう思います。

サラリーマンよりも起業家が偉いわけでも何でもないです

それは個人の適性であって、会社勤めしていても家族を背負っていますし、管理職になると部下の人生も背負っています。

会社の中で周囲に気を配り、周囲の先輩の凄いところをきちんと見つけて、それを必死に真似して自分もできるようになりたいと考えて努力するということを繰り返すと、どんどん高いステージ(場)を提供してくれるのが会社であって、そこで愚直に成果を出し続けることから自分の将来は見えてくるのではないかと思っています。

会社の中で成果を出し続ける社員は、その会社で最終的にはトップになります。一緒に仕事している周囲の社員も、その社員が将来的には経営層まで登りつめる人材かどうかは一緒に仕事をしていてわかります。会社では力を発揮できないが、ひとりになると力を発揮できるというのは、ビジネスの世界ではレアケースではないかと思っています。

会社という、ある程度、収入が保障されている立場の中で、自分の力を最大限に発揮することができる人材を育成していく仕事も当社では力を入れています。  


Posted by 森戸裕一 at 10:40Comments(0)人材育成

2008年11月12日

厳しい環境の中で自分を成長させる

より高いステージで自分の力を試してみたい。

プロフェッショナル的な思考を持っている人であれば誰しも考えることではないかと思います。

キャリアアップというのは、転職などで語られることも多いのですが、同じ会社の中でより難しい仕事、より社会的な評価が高い仕事にチャレンジして成果を出していくということに取り組む姿勢が非常に重要だと私は考えています。

どうしても転職がともなうときには、前の会社で成果を出せずに場を変えるというケースが多いので、結局は次の職場でも同じことを繰り返すという結果になります。キャリアというのは積上げの考え方になりますので、目の前の課題にけりをつけて(成果をだして)いかないと次の課題をクリアする実力はついていません。

昨日の出張移動の中で、サッカー日本代表の中村俊輔選手の著書「察知力」を再度読んでみました。



察知力
中村 俊輔 (著)
新書: 213ページ
出版社: 幻冬舎 (2008/05)
ISBN-10: 4344980816


今週開催している「BizPASSウィーク」などのイベントの中でのスタッフの動きや参加している学生の動きなどを見ていると周囲にどれくらい目を配れているかということで個人差が大きいと感じています。

自分の能力よりもレベルが高い人間が集まる場に自分が置かれた場合に、最初にやらないといけないのはその場の空気に気を配り、その場はどのような目的で作られているのか、周囲の人間はどのような意識で動いているのかなどを察知しないといけません。

この「察知力」は、中村選手が自分の身をどんどんレベルの高いステージに置いていく中でどのようなことを考えて行動して認められるようになってきたのかという心の中の部分を中心に展開されています。

新入社員や若手社員のころは、仕事の経験が無い訳なので周囲の先輩などが、なぜ仕事ができるのか?成果を出せる先輩社員は他の社員と何が違うのか?ということを必死に観察して、その人たちの行動を模倣するということからはじまります。

最近では、先輩社員は「俺についてこい」「俺の背中をみて仕事覚えろ」というだけでは部下や後輩はついてこないと言われています。たしかにビジネス環境が激変しているという影響もありますが、若手社員が人の行動をきちんとみて、そこから学ぶという思考をもっていないということもワークプレイスラーニングの世界にも影響を与えているのは否めません。

学生などの動きを見ていても、周囲の動きに気を配っている、社会人の行動に興味を持っている学生はある程度までは仕事での動きを模倣してできるようになってきます。しかし、自分のことで手一杯、自分がやりたいようにやりたいという学生は何をさせても成長につながるようなきっかけをつかめないで苦労しています。

学生時代に体育会でもいいので厳しい環境で自分が認められるという経験をしてきた学生は、自分で周囲の人間の行動から学ぶということが習慣化されているようにも感じます。

最近の学生は、目の前のことにケリとつけずに、自分には厳しい環境が必要で厳しい環境であれば本気になれるということを口にする傾向もあります。これも甘ったるい環境で育ったツケなんだと思いますが、本気で厳しい環境に追いやったら、今度は引きこもります。

自分の実力を知り、周囲の人たちの凄さを知り、その人のようになりたいと思う謙虚さが、一番の近道だということを今週のBizPASSウィークで気付いてもらえたらと思っています。


新聞社からも取材してもらって、さっそく記事になったようです。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/59102

話題になるようなイベントを創れる学生の支援をできていることを幸せに感じます。
  


Posted by 森戸裕一 at 06:29Comments(0)人材育成

2008年11月11日

いよいよ1週間のイベント開始

昨日から、いよいよ「BizPASSウィーク」が始まりました。

私はトップバッターとして、学生の皆さんに楽しく働く、楽しい人生にするにはということを話させていただきました。

22歳で就職したとして定年退職までの80000時間をどのように使うかという職業人としての人生設計は、学生のうちにある程度はしたほうがいいという話をしました。いったん設計をしておけば、途中で修正することは可能です。ただ、なんの計画性も無く就職してしまうと仕事に振り回され目先のことすらもろくに成果を出せないという結果になります。

以下の映像が、その講演の模様です。

非常に熱心な学生さんばかりで、彼らの将来が楽しみです。






いつも講演で使っている「メモをとる意味」について、



1.記憶の補助
2・記録をする
3.ポーズとして相手に熱意を示す


BizPASSウィークが開催される今週は、たくさんの学生さんが就職活動を始める前に様々なことに気付いてくれるでしょう。

昨日と今日はテレビ局の取材もありました。
週末に放映されるようです。


平日に開催していますので、昼の時間の学生の参加者数にばらつきがありますが、参加してくれた学生の満足度は非常に高いようです。

今日は、プロフェッショナルな職業をとりあげるということで特集しましたが、特に夜のエンジニアナイトは盛り上がったようです。



http://www.gakulog.net/10260/archives/0002983.html



社会人と学生との垣根が低くなり、学生の職業観が変わってくることを願っています。  


Posted by 森戸裕一 at 23:29Comments(0)人材育成

2008年11月10日

情報化・知識化時代の人材育成

来週、企業の人事労務関連の講演として、

「即戦力を生み出す次世代の人材採用、人材育成術~育成採用という考え方と組織IQを高める情報活用~ 」

という内容の人材育成に関する話をオービックビジネスコンサルタント様の「奉行フォーラム2008」でします。



奉行フォーラム2008 in 福岡



情報化・知識化時代と言われている現代、人材の育成方法も大きく変化しています。

1つ目に、個人の成長を考えた場合に「枠」を作ってあげないと思考が発散するということと創造性が発揮できないということです。人間の情報処理能力は限られていますので、その情報処理能力を超える情報がインプットされた場合には当然のように効率性は大きくダウンします。また、創造性を発揮させるためには情報をある程度絞り込んで足りないくらいの状態で考えさせて足りない部分を想像で補完するくらいの状態にしないと創造力は発揮できません。

2つ目に、時代の変化のスピードが速いのと後継者などの次世代を担う人材が少子化などの影響で不足していることから人材育成のスピードについても速くしていく必要が出ています。製造業や建築・建設業、農業や漁業、その他、職人の人たちの領域であった伝統工芸などの世界でも一人前の人材を育成するスピードが遅いがために業界全体が沈滞化している部分があります。一人前の職人や技術者を育成するのには時間がかかりますが、その時間を短縮する努力をしないと根本的な問題は解決しません。

3つ目に、事業領域が細分化、専門化されてきたことにより視野が狭くなってきているということと、小さな会社などでもセクショナリズムが発生しやすくなっているということです。自分の担当業務以外については興味がわかない、もともと興味を持つ必要すらないと思っている人も増えています。以前はジョブローテーションなどで補完していたのですが、人材育成のスピードアップと専門化(プロフェッショナル化)の流れの中で視野が狭くなってきた人が増えてきたように感じています。1つ目の問題とは相反する問題ですが、職業習熟度が上がってくるタイミングで視野は広げる必要が出てきていると思っています。視野については広げないと新しい価値を創造するということはできません。


これらの問題点をどのようにして解消するかというと、


1つ目に関しては、情報を共有して加工して仕事の習熟度ごとに社員の見える領域を変えてあげるということを考える必要があります。インターネットなどで簡単に情報が収集できるようになった分だけ今の時代の人たちは情報感度は下がっていると言えます。ここでいう情報感度というのは情報収集の軸になる情報アンテナと行動の動機になる知的好奇心のようなものです。人間の成長の礎になるアンテナ(感覚)とモチベーション(動機)の感度が情報の氾濫により下がっているという状態をちょっとした飢餓状態(情報を欲する)にしてあげる必要があるのではないかと考えています。職業習熟度に合わせた情報伝達量の調整、見せ方の工夫というのはこれから重要になってくる情報共有の考え方ではないかと思っています。

2つ目に関しては、仕事を通じて得ることができる知識・知恵を世代間で伝承していく仕組みを作る必要があります。これについては富士通の農業技術伝承への取組み(http://www.ednjapan.com/content/l_news/2008/10/u0o686000000u38l.html)がイメージを持つためのヒントになると思いますが、経験を除いた知識・知恵の部分に関しては音声、文章、図、写真、映像などを駆使することで何とか伝承することができるような時代になっています。特に映像コンテンツをネットワークで共有できるようになったことは職業技術の伝承には大きな変革を与えていると言えるのではないかと思います。経験というのは時間ではなく場数だとすれば、知識・知恵の習得の時間を短縮化して多くの場(プロジェクト)を経験させることで職人(プロフェッショナル)の育成スピードを上げることは可能と思っています。情報共有手段が対話でしかなかった時代と遠隔地でもコミュニケーションが可能な現代では本人のやる気次第で成長のスピードは大きく変わってきます。一人前の人材を育成するためには時間がかかるということが固定概念化されなかったら工夫はいくらでもできます。

3つ目に関しては、従来は領域が違うと考えられていたビジネス領域や職務領域の違う中での情報を交換を行うことで新しい発想を生ませる必要があります。自分たちの業界、職務領域では当たり前のことも他の業界や職務では新しい視点と言われることも多々あります。それらの視点を創造していくために情報を業界、職務横断的にリンクしていく、統合していくという必要性があります。事前に「なぜそのような情報交換、情報共有、情報編集」を行うのかという意味を理解してもらうことで他業界、他部署の仕事への興味を持たせることができ、新しい視点で自分の仕事を見ることが可能になります。新規ビジネスの企画や新しい付加価値創造というのは立ち位置を変える、視点を変えるということでいくらでも可能になります。

オービックビジネスコンサルタント様に関しては、会計、人事給与、販売管理、統合システムなどの業務パッケージソフトウェアを開発されていますが、その業務システムで管理されているデータ、そのデータを加工することで生み出される情報、情報から創造される知識・知恵というのを用いて「将来像をイメージする」ということを今回のフォーラムではテーマとされています。

私も前職から情報活用(情報収集、情報加工、情報編集、情報共有、情報共感など)、ナレッジ(知識・知恵)のマネジメントなどの支援を行っています。その最終的な目的は何か?ということを考えた場合には企業の場合には人材育成にいきつくのではないかと考えています。

ただ、その社内外に溢れた情報をどのように戦略的に活用するか、その情報の価値を人材の価値に変換するかなどを今回の講演では話をしたいと思っています。

ご参加をご希望される方は、以下のWebサイトより申し込みをされてください。
残席はまだ少しはあるようです。

奉行フォーラム2008 in 福岡

マスコミなどからも注目されている、学生団体主催のイベント「BizPASSウィーク」が、なぜ成功したのかなどもお話したいと思っています。  


Posted by 森戸裕一 at 02:40Comments(0)人材育成

2008年11月09日

世の中に今は無い将来の価値を創る

どのような仕事を選択するのか?

ということを今週の「BizPASSウィーク」では学生の皆さんに考えてもらいたいと思っています。

講演者、パネルディスカッション登壇者一覧
http://mail.gakulog.net/event_bizpassweek/bizpassweek3.html

明日の私の講演は「これから社会に出るキミたちへ~楽しく働きつづけるために~」という演題になります。

下図は学生に配布する私の人生年表です。



自分の人生で何を成し遂げるのかということを考えた場合に、今、行っていることを将来の何につなげるのか?ということをしっかりと考えておかないと人生は短いものです。今までの人生とこれからの人生の一覧を作るといろいろな発想が湧いてきます。

私の場合は、企業勤めの中で仕事での成果の出し方などを学びました。小さな目標でも達成し続けるということが大きな目標にチャレンジする勇気を創りだすということを学べたのが大きな収穫でした。ですから、当社の社員にも売上目標にしろ、納期にしろ自分がいったん承認したものは必達しないといけないということを言っています。

社外ではNPO的な活動や見聞を広めるための趣味なども積極的にチャレンジしてきました。それがビジネス活動とつながってアカデミックな活動などにつながっていますし、当社の新規ビジネスということにもつながっています。

人生に無駄は無い

ということを言う人がいますが、私もそう思います。しかし、何らかの意図があって行動していた方が無駄じゃなかったと感じる将来につなげるととができます。それを人生年表では、それを破線でつなげています。

今の行動が将来のどのような価値になるのか

ということです。

いつかやる

ということではなく、今の活動を将来に何につなげるかということを真剣に考えて常に必死に頑張るということです。

明日、学生がどのような反応するか楽しみです。

また「世の中に今は無い将来の価値を創る」という当社の仕事をどのように感じてくれるかも楽しみです。

当社の社員は、そのような自分たちの手で自分たちの将来の価値を創るという仕事に面白みを持ってもらっていると思っています。

人生を懸けた仕事というと重くなりますが、今週の「BizPASSウィーク」にしても皆が発案していなければ九州の中で創れなかった価値だと思っています。だから以下の企業が賛同してくれたのではないかと思っています。



NPOの学生スタッフや当社の社員には、これらの企業に共感してもらった。自分達が作った価値を認めてもらったということに誇りを持ってもらいたいと思っています。

大手企業のように仕組みが出来上がっている企業ではなかなか感じることができない、自分たちの力で新しい価値を創り出す醍醐味をしっかりと感じてもらいたいと思っています。  


Posted by 森戸裕一 at 13:28Comments(0)就職観

2008年11月08日

今回のプロジェクトの狙い

今日は、朝のフライトで東京から福岡に戻ってきました。

来週のイベント「BizPASSウィーク」のために学生も弊社の社員も休日返上で準備を行っています。



学生と社会人とが一緒にプロジェクトなどを行うとどのようなことが起きるかというと、

学生も社会人もどっと疲れます。(笑)



学生は、お金をもらって仕事を行っている社会人のスピードや気配り、発想力についていけなくて疲れます。

社会人は、自分のイメージ通りに動いてくれない学生に苛立ちを感じて疲れます。

ただ、両者とも多くのことを学習しているのではないかと思って、完全に任せています。

このようなプロジェクトを通じて学生などを見ていると多くのことに気付きます。



いろいろな理由をこじつけて自分がやらない方向に持っていこうとする学生
表面上はおとなしいのですがコツコツと自分の役割を果たそうと努力する学生
自分の思う通りにならないとふてくされている学生
仲間を鼓舞して皆で目標達成しようとしている学生

これが人材採用の面接であったら質を見るという観点では非常にわかりやすいと思います。

それに対して、その学生に絡んでいる社会人を見ていても多くのことに気付きます。

学生はもともと仕事などはできないと最初から興味を示さない社会人
裏切られても裏切られても学生の可能性を信じて必死にサポートする社会人
仕事の意味をきちんと説明して学生の行動をサポートする社会人
最初は興味があるが学生のあまりにも無責任な動きにあきらめた社会人

これがリーダー選定の昇進試験だったら、誰を昇進させるべきかわかりやすいと思います。

しかし、今回のプロジェクトメンバーは本当に頑張ってくれています。






リクルートさんが調査した、就職ブランド調査2008では、企業を選ぶ際に重視する点として、
http://www.recruit.jp/library/job/H20080417/docfile.pdf

 1位 自分を大きく成長させられる
 2位 自分やりたい仕事ができる
 3位 職場に活気がある

ということがあげられています。

職場で育ててもらいたい、自分のやりたい仕事がしたい、職場には活気が欲しいということですが、

職場で育てるためには、いくつかの条件があります。

1.素直に周囲の助言に耳をかす
2.育ててもらっていることに感謝する
3.その職場に人を育てるスキルがある

ということです。

自分のやりたい仕事を継続してもらうためにも、いくつか条件があります。

1.やりたくない仕事にも積極的に取り組める
2.やりたい、やりたくない関係なく仕事では成果を出す
3.やりたい仕事をやる中で次のやりたい仕事を作り出す

ということです。

活気がある職場で働くためにも、いくつかの条件があります。

1.自分が率先して更に活気がでるように心がける
2.自分が活気をそがないように心がける
3.自分のためでなく周囲のために働くことを心がける

ということです。


まだ、仕事をしたことがない学生の希望なんですが、その学生の希望をかなえることができる会社が、この就職ブランド調査2008でも人気企業になっているのではないかと思います。

当社でも、過去に新入社員を何度か採用してきました。

社内からは「経験者採用の方がいいのでは?」という意見もありました。

たしかに新入社員は真剣に育てても自分で考えて行動できるようになるのに2年~3年かかります。

その期間は、仕事がやった経験の無い人間を育てるわけですから非常にパワーを使います。

その社員が、2~3年で辞めてしまったら・・・という懸念も出てきます。
しかし、それも含めて、3年、5年、10年後のために先行投資するというのが新卒採用です。

ただ、経営者というのはいろいろと計算しているもので、新卒社員を入れることで社内が活気づくのではないか、新卒に仕事を教えることで若手社員が育つのではないか、その結果、全体的な組織力が上がるのではないかとも考えます。

景気は冷え込んできていますが、このように新卒人材を組織の活性化のために採用している会社は、質感を見ながらも定期的な採用は継続していきます。

その質感と言う部分を弊社では「育成採用」という概念でサポートできればと思っています。

来週のイベントをサポートする中でも、10数名の学生スタッフの動きをサポートしている弊社の社員は、どんどん育っています。


今回のイベントの主旨に賛同してご協力してもらっている

(公的機関)
福岡県様
福岡市様
雇用能力開発機構福岡センター様
福岡商工会議所様

(民間企業)
富士通九州システムエンジニアリング様
パナソニックCCソフト様
やまやコミュニケーションズ様
三好不動産様
トヨタレンタリース福岡様
テクノ・カルチャー・システム様
福岡CSK様
西日本鉄道様
マイクロソフト様
日本経済新聞社様
ゼネラルアサヒ様
サミット福岡様
福岡リアルティ様
オービックビジネスコンサルタント様

ありがとうございます。


機会を与えてもらったことで、学生は、ガシガシ育っています。  


Posted by 森戸裕一 at 13:33Comments(0)人材育成

2008年11月07日

私たちは生かされているという考え

今、資生堂の相談役の池田さんと神戸大学の金井先生の共著の「サーバントリーダーシップ入門 」を読みました。



単行本(ソフトカバー): 224ページ
出版社: かんき出版 (2007/11/6)
内容紹介
リーダーが掲げるミッション・ビジョンを実現すべくメンバーはついてくる。そんなメンバーをリーダーを下から支え尽くす--これがサーバント・リーダーシップの考え方だ。本書は、社長は下から社員を支えるという「逆ピラミッド型」の組織構造を導入し、経営改革を実現させた資生堂相談役の池田氏と、リーダーシップ研究の第一人者・金井壽宏教授のコラボレーションによる日本初のサーバントリーダーシップ実践の書。



『組織を引っ張るリーダーから組織を支えるリーダーへ』

というのが、これからの組織マネジメントを考えた場合には非常に共感できる考え方です。

本書の最後の「おわりに」の章に、

日野原重明先生からの話が記されています。

「生命(いのち)とは、人間それぞれに与えられた時間です。その時間をどう使うかは、人それぞれです。自分のために使うだけでなく、 お父さん、お母さんのためにつかうのもすばらしいことだと思います。ましてや、お友達や近隣の人、広く社会のためにつかうのであれば、 もっとすばらしい。皆さんも与えられた時間をどう使うか、 一人ひとりが考えて、できれば自分以外の多くの人のためにつかってください」

という東洋英和女学院での小学生向けの講話の内容が非常に印象に残ります。

人間は世の中や自然から「与えられ」「生かされている」ということに感謝して、お返しをするということを考えれば非常にバランスをとれた生き方ができるということです。組織の中のリーダーも偉いという存在ではなく、それは役割であってメンバーのために組織を支える、お客さまのために必死にがんばる、踏ん張るということができる人間がリーダーになれるのではないかと思います。

リーダーシップの根本的な考え方を、この本は教えてくれます。

当社でも、来週、学生NPO団体の「働く意義を考える」イベントに協力しています。




就職活動をこれから行う学生のために、学生団体の学生スタッフが多くの時間を割いて企画をしています。

その学生スタッフの熱意に賛同した公的団体、企業が、そのイベントに協賛しています。

来週の月曜日は、私がイベントのトップバッターで学生向けに話をさせてもらいます。

80000時間(22歳から60歳までの労働時間)で何を成し遂げるか?

という内容になります。

自分さえよければという市場原理主義や利益追求型の資本主義が崩壊している変革の時期に、このようなイベントが開催されることの意味をきちんと創りたいと思っています。  


Posted by 森戸裕一 at 10:57Comments(0)組織改善

2008年11月06日

モノを売るのではなくカチを売る

昨日の遅くに福岡に戻ってきて、福岡空港からタクシーに乗って市内のメキシコ料理のお店へ。

お世話になっている福岡大学の先生と長崎で住宅の施行・販売をされている知人の方が食事されているということで私も合流しました。

建設・建築、不動産と非常に苦しい状況が続いている業界ですが、この知人は住宅を作って売っているというよりも、価値を創って売っているという感じなどのあまり不況感を感じません。

子育て優先住宅専門店【小川の家】

お客さま向けに発信しているメッセージも、家が欲しい人向けではなく、家族を大切にしている人向けになっています。

この企業がどのような理念で経営されているのかというと、当然、家を買って欲しいということではなく、家族のとびっきりの笑顔を見たいということになるのではないかと思います。

当社も多様化する現代社会の中で、地方の企業、中小・中堅企業の皆さまが元気に価値創造をしてくれることを支援することを生業にしています。地方の企業や中小・中堅企業の多様性が、多様化した市場ニーズに対応するには必要不可欠だと考えています。多様化したサービスを当社1社では創造できないので、多様な企業を支援しています。それが最終的には日本の強さを引き出すということだと考えています。

明日は東京で、中小・中堅企業向けの経営者セミナーです。テーマは情報発信についてなので、中小・中堅企業が選ばれるための情報発信についてのヒントを話したいと思っています。

小川の家の事例なども含めて、広報戦略とIT戦略をミックスした話になると思います。

小川さん、宣伝しておきます。(笑)
  


Posted by 森戸裕一 at 23:26Comments(0)雑感

2008年11月05日

問題解決型企業から理念先行型企業へ

今日は、札幌から福岡に帰る予定でしたが、予定を変更して東京経由で帰っています。

東京で中小企業の経営者向けのセミナーに参加。

景気が非常に悪くなる中で、中小・中堅企業を取り巻く経営環境も日に日に悪くなっているように感じています。

そのような中で、経営者は何を考えておかないといけないのか?

ということを、逆転の発想で考えるということを、このセミナーでは伝えています。

ただ、この逆転の発想というのは、実は理にかなった考え方で、セミナーでの伝え方もロジカルで頭の中にスムーズに入ってきます。

頭が整理されている人の話し方は、本当に気持ちいいと感じました。

自分の会社は、何のために存在しているのか?

法人と呼ばれる企業が、存在するには、その人格を認めてもらうような理念が必要であり、その人格を体現するために社員もその理念を自分の口でお客さまに伝えて自分の腹に落とすということをやっていかないといけないということなんでしょう。

非常に納得できたセミナーでした。  

Posted by 森戸裕一 at 15:15講演

2008年11月04日

できない上司の部下になるのも幸せ

現在、ある会社の組織力向上の支援を行っています。

非常にポテンシャルの高い会社なんですが、組織として活動するということが習慣となっていない部分が多少あったように感じます。

法人という個人が集まって形成されている組織で成果を出そうとするときに、当然ながら組織としての方向性の明確化を行って、その方向性と個人が向かおうとしている方向性を合わせないと力が結束されません。

当然、社会人経験の少ない若手社員などは会社が向かおうとしている方向性を理解せずに自分がやりやすい方法、自分がやりたいこと(これが本当にやりたいことなのか怪しいですが・・・)で対処しようとします。それの軌道修正を行ったり、そもそも「働く」ということの意味なども含めて教えてあげたりするのが組織のリーダーの務めではないかと思います。

現在は、中間層のリーダー研修を行いながら、その核となる中間層に部下の育成と共に、上司のマネジメントまで担ってもらおうと思っています。部下の育成というのはリーダーの役割として明確に説明できます。部下を真剣に育てると自分が育つので頭が良いリーダーは部下の育成に真剣になるはずです。ただ、自分の上司のマネジメントとなると、そのような発想が無いのと、上司に問題があるとすればそれは上司の問題ではないかと考えてしまいます。

私は、それを「もったいない」と言っています。
上司のマネジメントの意識まで持つと、更に成長ができるということを忘れています。

上司が自分に伝え忘れたことはないか?
上司の指示に不明確な部分はないか?
上司の動きに部下が不信感を持っていないか?
上司が抱えている課題を認識しているか?

など、上司の仕事をサポートすることに主眼を持つと自分が上司としてどのように立ち振る舞うべきかということが見えてきます。

上司のマネジメントに不満を言う暇があったら、上司のマネジメントを手伝って自分の部下のモチベーションが下がらないようにしないといけないのではないかとも指導しています。

なんで自分がそこまでしないといけないのか?

という勝手に自分の役割を小さくしている意識が、自分の成長を妨げているということに早く気付いて欲しいということです。

自分の目からみて、あまりマネジメント力の無い上司と感じるのであれば、自分の可能性が広がったと感じて欲しいということです。

あまりにも完璧な上司の場合には、自分は指示待ち人間になる危険性があります。

人間だれしも完璧ではありません。
自分ができないと思っている上司の部下になったら、それを幸せと思ってもらいたいと思っています。

相手の不完全な部分を指摘して自分を優位にするのではなく、不完全な部分を手伝って自分が成長するような行動を心がけるように言っています。幸いにも、この会社の場合には素直に行動できる人材がそろっています。

この会社が、どんどん成長していくのが楽しみです。

今回、研修を受けている変革リーダーが将来の会社のリーダーに育っていきそうな予感がしています。

研修が終了して現場に戻るときの顔が非常に頼もしく感じました。  


Posted by 森戸裕一 at 20:28Comments(0)人材育成

2008年11月03日

留学生の力が日本企業の変革を推進する

北海道の大学へ留学してきている学生のインターンシップ事業に関わらせていただいています。

留学生をインターンシップ生として受け入れていただく企業向けの講演も担当させていただきましたが、留学生向けのプレ研修も担当しています。

プレ研修の内容としては、

日本企業が抱える課題
日本企業の人材採用、人材育成の現状説明
経済産業省が提唱する社会人基礎力とは
社会人基礎力が提唱されるに至った背景
ビジネスマナー個々の意味
コミュニケーションの基本的な考え方
プロジェクトという概念とグローバルスタンダードな管理手法
インターンシップを受け入れる企業の悩み

などになります。

このように列挙すると難しいように感じますが、内容的には事例などをもちいて平易に説明しています。

留学生は日本企業の風土的なものの理解が難しいと思っていますので、特に今回はマナーにしてもスキルにしても、それが生まれた背景などについて話をしています。意味合いを理解できれば実践力、応用力もつきます。

日本は少子化という問題も抱えていることから、今後は海外からの労働者を積極的に受け入れていくということは方針として決まっています。このことから人材育成などについての課題も今後は大きく変化していくのではないかと考えています。

生活環境、習慣が異なる国で育ってきた人材を自社の戦力として採用して育成していくという人材戦略は、これからグローバル化を目指している企業、労働力不足に悩む地方企業、中小企業では共通の戦略になってくると思いますので、当社でも早い段階で取り組んでいます。

今回の研修も、留学生の皆さんは満足してくれたようでよかったです。

彼らが自分の夢の実現をしてくれて、その夢を実現する過程で日本の企業もグローバル化に向かっての大きな変革のきっかけをもらえればお互いにWin-Winの関係が結べるのではないかと思っています。  


Posted by 森戸裕一 at 23:57Comments(0)人材採用

2008年11月02日

情報化時代が抱える大きな課題

情報化・知識化時代となり、さまざまな情報が簡単に入手できるようになっています。

ただ、その弊害も大きいように感じています。

簡単に情報が入手できることから、考えるということができなくなったということが言われています。

情報を知っている

ということから、

その情報を活用できる

ようにならないとビジネスであまり意味がないのですが、雑学的に知っているというレベルで満足してしまう人たちが増えています。逆に、知っている知らないということが議論になって、知らないと恥ずかしいという雰囲気もあります。

これについて考えてください

という指示を出しても、インターネットなどで調べるだけで自分の頭を使って考えるということができないというのは問題があります。

また、簡単に情報を入手できることから知的好奇心が失われてきたとも言われます。

人間が積極的に考えるという行為を行うためには、ある程度の枠組みとちょっとしたブラックボックス(見えない部分)が必要なのかもしれません。

枠組みがなくなってしまうと考えないといけないことが無限になってしまいます。その途端にあきらめてしまいます。

ちょっとしたブラックボックスがないと、自分から足を動かして調べようとはしません。簡単に調べることができるとワクワク感もなくなってしまいます。

情報が氾濫してしまって私たちは新たな仕組みを考えていかないといけないようになっています。

情報が多いので悩んでしまう
情報が多いのであきらめてしまう
情報が多いので無感動・無関心になってしまう

そのような状況の中で、人材をどのように育成していくのかということを考えています。

会社の戦力として育てる

という意味も変わってきています。

仕事の質的な変化も大きいと思っています。

営業にしても、企画にしても、開発にしても、単純な動きではなく、個々の社員がしっかりと考えて価値を創造していくような仕事を求められ始めています。営業と言う仕事はこのような仕事だ、企画というのは、開発とは、などと簡単には言えなくなってきています。すべてがサービス業と呼ばれるような形になって情報交換(コミュニケーション)を行って価値を作り出さないといけないという中で、社員は考えるということを求められています。

そのような仕事の質の変化が、精神的なバランスを失ってしまう社員を増やしているということも言われています。

人材育成というのは企業の戦力アップのためという最終的な目標はあるとしても、仕事の質の変化への対応できる能力をつけるという教育をやっていかないと企業は大きな問題を抱えるようなことになりそうな気がしています。  


Posted by 森戸裕一 at 23:59Comments(0)ビジネススキル

2008年11月01日

内定取り消しまで出てきた経営環境の悪化

昨日のワークプレイスラーニング2008は、私にとっても非常に得るものが多かったイベントでした。

イベント自体も趣向が凝らしてあって、講演やパネルディスカッションという一般的な構成だけでなく、700名の参加がありながらも携帯電話でのパネラーに対しての質問受付け、それに対しての即座なフィードバック、その後の近くの席の方々とのペア・ディスカッションなど、会場の中で既に知識交換が行われているという場でした。(教育関連の方々が参加しているにも関わらず、ペア・ディスカッションになった途端に席を外される方がいらっしゃいましたが、周囲と話をするのはそんなに嫌なのでしょうか?)

まあ、何よりも非常にお堅いイメージのある東京大学の安田講堂で、このようなITなどのツールを使った双方向性を確保したイベントを開催したということ自体が非常にユニークと感じました。

2008年のテーマは、

企業教育の新たな役割をさぐる

ということで、企業教育というものが高度経済成長期から重視され、時代は変化している中で旧態然としていることもあり、企業研修の担当者は、誰に対して、何を提供して、どのような成果を求めているのかなどの根本的なことから問題提起されました。

もし、企業教育が大きく形を変えるとすれば、それは誰の手によって変えられ、そして、その誰はどのような手段で大きな成果を出し始めるのかなどの考察も、組織心理学的な見地から、社会学的な見地から、教育学の見地から行われることで整理してもらって非常にスムーズに頭に入ってきました。

そもそも企業内に人材開発部門って必要なのか?

という問いかけや、

人材育成担当者は、どの範囲までの学習に対してコミットすべきか?

などの論点提起も非常に分かりやすかったです。


企業内に人材開発部門っていうのが、必要かどうか?という議論になると、それは必要という結論になるが、そのポジションは重要なポジションか?という議論になると、必ずしも現場からは重要なポジションとは言われないかもしれない。

人材開発部門は、単純に昔から必要と言われているスキル、研修会社が提案してくるメニュー、公開講座の内容から実施計画をつくるのではなく、現場の顕在ニーズは当たり前として、人材が育成されるために必要と思われる潜在的なニーズまで探るという意識が必要であり、物売り営業的な社内アプローチではなく、ソリューション営業的な社内アプローチが必要になるという部分も、営業研修などを行っている私にとっては非常におもしろい切り口でした。

その人事や教育担当の方々がこれから意識しないといけないインターナルマーケティング(社内に対して(内部ニーズ)のマーケティング)などについても興味深い話を聞かせていただきました。

企業研修の企画やロジスティック担当というスタッフ的な動きから、現場を知り、現場と連携して、現場の社員の成長を支援するという内部コンサルタント的な動きをこれからの人材育成担当者には求められるということになります。


日本の多くの企業での人材の評価とは、

大きな変革を目指して、従来の仕組み、企業風土を否定して新しい風を組織に取り入れようと必死に孤軍奮闘すると、その人は「カワリモノ」と呼ばれる。

大きな変革を目指して、従来の仕組み、企業風土を否定して新しい風を組織に取り入れようと必死に孤軍奮闘するが、結局、この組織では無理だといって組織を去る人は「ウラギリモノ」と呼ばれる。

大きな変革を目指して、従来の仕組み、企業風土を否定して新しい風を組織に取り入れようと必死に孤軍奮闘するが、結局、この組織では無理だといって、組織に馴染んでしまう人はなんと呼ばれるか?

というような話もありました。

最後の人は「成長した」と評価されるようです。


馴染むというのは評価されることではないですが、人は組織に対して馴染んでしまいます。

昨日のカンファレンスでは、

官僚になった学生は官僚の組織風土に馴染んでしまって官僚的な思考になる、大学に入学した高校生はしばらくすると大学に馴染んで大学生らしい風貌になる、不良になった人は周囲からみても不良だと思ってもらえるような格好をする、このように人間は組織に馴染むという特性を持っているので、馴染ませる場をどのように創るかというのが非常に重要であるといった話もありました。

会社という共同体で仕事をする中で、場をどのように創っていくかという中に、企業理念などを教育の場にいれることも積極的に行われていて、今回の事例では花王さんの「花王ウェイ」などの考え方、KDDIさんの社長との幹部ミーティングに一般社員がオブザーバーで参加などは会社としての考え方を現場に落とす仕組みとしては非常に興味深いものでした。

最近のニュースなどでは、
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200810280080.html

金融不況などで企業の業績が大幅に悪くなっていて、来年春の新卒採用の学生の内定を取り消すという動きが出ているということも報道されていました。それに対してマスコミは、企業としてのモラルが問われるのではないかというコメントが多かったように感じます。ただ、正直、今の世代の若者を育てるのには大きな時間(社会人としてというよりも人としての部分を教えないといえないようにも感じています)が必要となります。昔の新人教育とはちょっと違った観点から教育をしないと配属された現場が大混乱になるということも考えられます。実際にそのような教育や現場に育てるという概念が醸成されていない場合には、今回のような大きな経済環境の変化がきた場合には持ちこたえられないという判断をすることも理解できます。

ただ、企業は自分たちがみそめて採用を決めた人材は責任をもって育てて欲しいと思っています。

企業内教育の形も時代の変化や人材の変化によって大きく変化してきているというのを感じたイベントでした。  


Posted by 森戸裕一 at 12:30Comments(0)人材採用