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2008年12月19日

最終的にはどこに向かっているのか?

昨日から他県に入って、昨晩は来年行うプロジェクトの関係者の方々と会食しました。

その土地の郷土料理が美味しいお店で楽しい会食でした。

県全体の情報化のために様々な支援施策を推進していかれる予定にされていますので、微力ながら当社でもご支援できればと思っています。


その関係で今日は、午前中からプロジェクト会議と午後からは場所を移して別のプロジェクト会議の2本をこなして別のエリアに移動しました。

そちらでも、別のプロジェクト会議に参加しました。こちらは先行して動いていますが進捗があまりよくない状況です。
こちらのプロジェクトは情報発信を推進していくものです。情報発信というのは常に個々がが考えて行動しないと組織としてはなかなか成果が実感できません。そのために組織的な取組みの現状分析や個々の行動、組織としての行動マニュアルの整備などを行うのですが、担当の方々が忙しいのか今回のプロジェクトの作業優先順位が上がらないようです。個人の力でリーダーシップを発揮してプロジェクトに取り組んでくれる方はいらっしゃるのですが全体的な盛り上がりに欠いてしまっています。

今回のプロジェクト開始時の全体会議の際に、危機感と危機とは違うという話をしています。危機感というのは行動のモチベーションに変えることができますが、危機になると一番影響が少ない収束方法を考えないといけません。危機感というのを感じるというのは人間の動物的な感覚からくるもので生命力に近いものです。生命力が薄まってくると危機感も感じることができなくなります。

やる気が出ない社会人には、組織の後輩や自分たちの子供から見て「かっこいい」と思ってもらえる仕事をしてくださいと話をしています。かっこわるい仕事の仕方、言い訳ばかりの仕事をしていても後輩も子供も尊敬はできません。言われたことだけをやるのではなく、自分たちが価値を最大化して提供しなくてはいけないお客さまが喜んでくれるサービスを創りだしていくという意識と行動が必要です。

忙しいと感じるのは自分の感覚であって、仕事への意識、行動プロセスを変えることで忙しさは変えることができることができます。1つの仕事しかしない人はその意識や行動の改善のチャンスを逃しているだけで、いろいろな仕事を取り込むことで自分や周囲を変えるチャンスはいくらでも作ることができます。

学生や若手の社員などに「きちんと指示を出してもらわないと仕事ができません」と言われることはありますが、今回のプロジェクトはちょっと似たような状況にもなっています。自分たちで考えて何が一番最適なのかということを考える場が組織として作られているのですが、そこで何をすればいいのかということを教えてもらいたいという状況です。自分たちの仕事としてきちんと取り組んでもらわないと、たぶん新しい発想も湧いてこないのではないかと思います。自分たちの働く場をどのように改善していくのか、自分たちの仕事の価値をどのようにして最大化していくのか、ということを考えるのはメンバーの仕事です。その考えた結果を提言してリーダーに判断してもらうという仕事の基本的な流れが、指示待ちという形になっている組織が増えています。

自分たちの職場の課題、自分たちが成し遂げない役割、職責の理解などは支援しようにもできないので、そこらへんはきちんと大人の行動をしてらわないといけないのですが、なかなか難しいところです。

ただ、プロジェクトでも頑張っている人は頑張ってくれていて、なかなかいい感じの報告などもあがってきています。

自分で考えて行動できる人と自分の考えに固執する人、自分では考えようとしない人、どの組織にも様々な考え方の人がいます。組織改善の支援を行う際には、その組織が改善の可能性があるかどうかというものを見て判断するのですが、今回はスタートから非常に判断に困る状況でした。ただ、最終的には自分の判断で引き受けたわけですので、最終的にきちんとした成果を出すのがプロとしての仕事だと思いますので、ちょっとやり方を考えてみようと思っています。


市場には不況感が漂っていますが、最終的に自分たちはどこに向かっているのかということを明確にして、自分たちの力でその道を切り開いていくということをやらないと現状の打破はできません。  


Posted by 森戸裕一 at 23:22Comments(0)組織改善