2009年03月21日
人間が成長するプロセスは同じだが環境は変わっている
インターネットの普及により、本を読むということをしなくなってきたとも言われています。
活字離れ
とも言われますが、その「活字離れ」という言葉は漫画などが読み物として主流になってきて文学書などを読む人が少なくなってきたということも指しているようです。
ただ、漫画も文学書や歴史書、ビジネス書などの名著を原作としたりしているものも多くあります。そういう点では、今まで興味が無かった分野に興味をもたせる、ちょっと難解とおもわれる分野にちょっとだけ足を踏み込むための敷居を低くしてくれているという部分で評価できるのではないかと思います。
漫画では伝わらない部分はたしかにあります。また、絵がつくことで本当に伝えたいことが曲って伝わる可能性もあります。ただ、これは英文の著書を日本語翻訳して出版される際にも同じように原著が伝えたいことが曲って伝わることがおうおうにしてありますので読み手が注意して読みこなすということで回避されるのではないかと思います。
本意を知りたいという興味がわいた時点で原著を読めばよいわけで、漫画や日本語訳の書籍が原著を読ませるきっかけを作ったということでは評価できます。
先日、アカデミー賞と受賞した「おくりびと」も、映画が大きな賞を受賞したことでたくさんの人が映画館に映画を見に出向き、そして原著と呼ばれる書籍が最注目されているようです。
そのように原作の良さの伝え方は様々になってきています。
ただ、その伝わり方が紙に印刷されている媒体で広まるのか、映像や電子媒体として伝わっていくのかなどが大きく変化しているようにも感じます。
新聞は広告などの収入が激減していますが、その影響はインターネットなどでニュースなどの情報を得るのが普通になりはじめたための影響とも言われています。ただ、それは2000年くらいから言われていることで、いまさらということになりますが、そもそもそれは最初からわかっていたことです。
今回の金融危機による大手企業などの経営危機が大手の広告クライアントの意識に変化を与えたということも言えます。
先日は米国シアトルの有名新聞社が紙での新聞配布を止めて、Webに完全移行したというニュースも流れてきました。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200903170007.html
最近感じていることですが、若い世代の頭にインプットされる情報の順番が従来とは変わっているようになってきたということです。大人になって十分にモノゴトの良し悪しや本質がわかるような年代になって(経験をつんで)得るべき情報が未熟な段階で手にすることができるようになっているので混乱を招いたりしているようです。
大学生などのブログなども見る機会もありますが、読んでいる書籍もビジネス書や啓蒙書などが多いのに驚きます。
どのように生きるべきか?
お金を簡単に儲けるためには?
などなどの書籍をけっこう読んでいます。
そうすると、目の前の仕事などをきちんとこなすための技術などを習得する前に、自分はこのように生きたい、自分にはこのようなことをしている時間は無いなどの意識ばかりが先にきて技術習得などに身が入らないということにもなってしまうようです。
これは若手社会人にも言えることかもしれません。
ビジネス書などばかりを読んで自分の現状を知ることを回避して必死に成長の近道を探しているように感じることもあります。
今、自分に足りないのはなにか?ということも認識することは必要ですが、今、自分は何ができるのか?ということを理解して、その立ち位置と自分が目指す位置との差異を測って、目標を達成するためのプロセス、そのプロセスで必要となるスキルを習得するための努力をおこなうということが重要になってきます。
情報が瞬時に伝わる時代になって、人間の成長のプロセスに大きな混乱が生じている時代だからこそ、人間の成長のプロセスの基本に忠実に人生設計、企業の場合には人材育成計画をつくって、その成長させるための情報伝達のツール選択や情報自体のコンテンツの精査には慎重になるべきだと私は考えます。
数年前から学生に自分のキャリア形成を意識させるために、CANPASSというスクールの支援を行っています。
http://www.kg-wan.net
今年までは一般的な社会人基礎力に近い研修を行っていましたが、来年からはもう少し踏み込んで、
営業・マーケティングコース
情報技術(IT)コース
一般コース
などにしていきたいと考えています。
また、福岡だけでの開催では救える学生が少ないのでネットでの映像配信なども考えていきます。
活字離れ
とも言われますが、その「活字離れ」という言葉は漫画などが読み物として主流になってきて文学書などを読む人が少なくなってきたということも指しているようです。
ただ、漫画も文学書や歴史書、ビジネス書などの名著を原作としたりしているものも多くあります。そういう点では、今まで興味が無かった分野に興味をもたせる、ちょっと難解とおもわれる分野にちょっとだけ足を踏み込むための敷居を低くしてくれているという部分で評価できるのではないかと思います。
漫画では伝わらない部分はたしかにあります。また、絵がつくことで本当に伝えたいことが曲って伝わる可能性もあります。ただ、これは英文の著書を日本語翻訳して出版される際にも同じように原著が伝えたいことが曲って伝わることがおうおうにしてありますので読み手が注意して読みこなすということで回避されるのではないかと思います。
本意を知りたいという興味がわいた時点で原著を読めばよいわけで、漫画や日本語訳の書籍が原著を読ませるきっかけを作ったということでは評価できます。
先日、アカデミー賞と受賞した「おくりびと」も、映画が大きな賞を受賞したことでたくさんの人が映画館に映画を見に出向き、そして原著と呼ばれる書籍が最注目されているようです。
そのように原作の良さの伝え方は様々になってきています。
ただ、その伝わり方が紙に印刷されている媒体で広まるのか、映像や電子媒体として伝わっていくのかなどが大きく変化しているようにも感じます。
新聞は広告などの収入が激減していますが、その影響はインターネットなどでニュースなどの情報を得るのが普通になりはじめたための影響とも言われています。ただ、それは2000年くらいから言われていることで、いまさらということになりますが、そもそもそれは最初からわかっていたことです。
今回の金融危機による大手企業などの経営危機が大手の広告クライアントの意識に変化を与えたということも言えます。
先日は米国シアトルの有名新聞社が紙での新聞配布を止めて、Webに完全移行したというニュースも流れてきました。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200903170007.html
最近感じていることですが、若い世代の頭にインプットされる情報の順番が従来とは変わっているようになってきたということです。大人になって十分にモノゴトの良し悪しや本質がわかるような年代になって(経験をつんで)得るべき情報が未熟な段階で手にすることができるようになっているので混乱を招いたりしているようです。
大学生などのブログなども見る機会もありますが、読んでいる書籍もビジネス書や啓蒙書などが多いのに驚きます。
どのように生きるべきか?
お金を簡単に儲けるためには?
などなどの書籍をけっこう読んでいます。
そうすると、目の前の仕事などをきちんとこなすための技術などを習得する前に、自分はこのように生きたい、自分にはこのようなことをしている時間は無いなどの意識ばかりが先にきて技術習得などに身が入らないということにもなってしまうようです。
これは若手社会人にも言えることかもしれません。
ビジネス書などばかりを読んで自分の現状を知ることを回避して必死に成長の近道を探しているように感じることもあります。
今、自分に足りないのはなにか?ということも認識することは必要ですが、今、自分は何ができるのか?ということを理解して、その立ち位置と自分が目指す位置との差異を測って、目標を達成するためのプロセス、そのプロセスで必要となるスキルを習得するための努力をおこなうということが重要になってきます。
情報が瞬時に伝わる時代になって、人間の成長のプロセスに大きな混乱が生じている時代だからこそ、人間の成長のプロセスの基本に忠実に人生設計、企業の場合には人材育成計画をつくって、その成長させるための情報伝達のツール選択や情報自体のコンテンツの精査には慎重になるべきだと私は考えます。
数年前から学生に自分のキャリア形成を意識させるために、CANPASSというスクールの支援を行っています。
http://www.kg-wan.net
今年までは一般的な社会人基礎力に近い研修を行っていましたが、来年からはもう少し踏み込んで、
営業・マーケティングコース
情報技術(IT)コース
一般コース
などにしていきたいと考えています。
また、福岡だけでの開催では救える学生が少ないのでネットでの映像配信なども考えていきます。