2009年07月13日
社会人になってどうなるかという目標が本気度につながる
大学に入るまでは必死に勉強していた学生が、大学に入ると途端に勉強しなくなることがあります。
大学は遊ぶところだ
と思っているわけではないのでしょうが、目標を見いだせなくてフラフラしているという印象を私は持ってしまいます。
高校までは大学合格という目標があるので頑張って勉強しています。
それが大学になったら・・・
ということであれば寂しいものを感じます。
大学時代は多いに遊ぶ
というのも結構ですし、社会人になる前の4年間にアルバイトも含めていろいろな経験をするということも良いことと思います。
しかし、そこに勉強というものが入らないのが寂しく感じています。
そのようなこともあり、大学生に社会人になってからの仕事のイメージをもってもらう、就職することが目標になるのではなく、その会社の中で何を成し遂げるのかということを考えてもらいます。
目標さえしっかり持てれば、最近の大学生も頑張って勉強します。
学生から社会人の橋渡しをするのが NPO法人九州学生ネットワークWAN の役割です。
単に就職支援するだけでなく、学生に目標を持たせて、それを実現させてあげること、そこまでコーチングしてあげることがこのNPOには求められます。
その流れに素直に沿って頑張った学生は社会に出てからも順調に成長しています。
就職に有利
自分だけが何かもらいたい
などという形で近づいてきた学生は途中で脱落するか、就職しても大きな壁にぶつかっています。
誰しも成長したい、大きな成果を出したいと考えています。
ただ、ちょっとズルい方法を考えてみたり、近道ばかりを探していると結局は何も成し遂げられないだけでなく、迷路に迷ってしまいます。
学生NPOの力で、それらの不幸を少しでも解消できればということを考えながら支援しています。
私がこれだけの労力を割いているのだから、お前たちも頑張れ
では彼らを指導するのは無理だと思います。
別に単位が出るわけでもありませんので、何も考えずに指導して彼らにメリットを感じてもらうのも無理と思います。
自分たちに向けられている支援は本当に自分たちへの期待から生まれているということを彼らが感じることができれば彼らも本気になります。
大学生という立場の人間に本気で社会人になってどのような人間になるべきなのかということを真剣に語れる立場の人間がいないのが大きな問題です。親も言わない年頃になっていますし、仕事内容が複雑になって大学の先生も最近ではその部分は語れなくなっています。
だから、私たちの役割は重要になっています。
また、彼らは就職してから「どのような社会人になるべきなのか」ということに迷っているときに、明確にこのようにすべきだと言える先輩や上司も少なくなっています。
自分のことはさておき自分の保身のために説教している上司・先輩、説教する自信すら無くしてしまった上司・先輩、その中で育たないといけない若手社員というのが現代の職場の構図です。
目標管理などの部下の評価をするのではあれば、部下に下した評価以上は上司はもらえないという制度も必要なのかもしれません。部下に悪い評価を与えていて自分は良い評価をもらうということはありえません。
部下の育成には上司や先輩が責任を持つ
というのが原則になります。
その点が、子供の成長に責任をとらない親世代、高校生、大学生が目標を持てずにフラフラしていても指導できない大人社会ということと照らし合わせれば会社の問題は社会の問題の延長線ということがわかります。
会社の中にも、自分は自分、他人は他人、自分さえよければいい、今の生活に満足なのでプライベートと仕事をきちんと切り分けて楽しく働きたい、別に自分は働かなくてもいい、などの空気の社員がいますので、その社員の存在が人材育成の課題にもなっています。
育てる側の問題ということは議論させずに入ってくる新入社員の世代の問題にすり替えて、変わらないことで楽をする管理職や先輩社員を冷静に見ている観察眼に優れた「ゆとり世代」の社員は、自分の将来だけでなく会社の将来、日本の将来を不安視しています。
ゆとり世代も含めて、自分の会社を選んでくれて入社した新入社員・若手社員の成長には会社のメンバー全員が責任を持つという姿勢を持つことが、昨今の人材採用・育成の課題解決のヒントを握っているようにも感じます。
大学は遊ぶところだ
と思っているわけではないのでしょうが、目標を見いだせなくてフラフラしているという印象を私は持ってしまいます。
高校までは大学合格という目標があるので頑張って勉強しています。
それが大学になったら・・・
ということであれば寂しいものを感じます。
大学時代は多いに遊ぶ
というのも結構ですし、社会人になる前の4年間にアルバイトも含めていろいろな経験をするということも良いことと思います。
しかし、そこに勉強というものが入らないのが寂しく感じています。
そのようなこともあり、大学生に社会人になってからの仕事のイメージをもってもらう、就職することが目標になるのではなく、その会社の中で何を成し遂げるのかということを考えてもらいます。
目標さえしっかり持てれば、最近の大学生も頑張って勉強します。
学生から社会人の橋渡しをするのが NPO法人九州学生ネットワークWAN の役割です。
単に就職支援するだけでなく、学生に目標を持たせて、それを実現させてあげること、そこまでコーチングしてあげることがこのNPOには求められます。
その流れに素直に沿って頑張った学生は社会に出てからも順調に成長しています。
就職に有利
自分だけが何かもらいたい
などという形で近づいてきた学生は途中で脱落するか、就職しても大きな壁にぶつかっています。
誰しも成長したい、大きな成果を出したいと考えています。
ただ、ちょっとズルい方法を考えてみたり、近道ばかりを探していると結局は何も成し遂げられないだけでなく、迷路に迷ってしまいます。
学生NPOの力で、それらの不幸を少しでも解消できればということを考えながら支援しています。
私がこれだけの労力を割いているのだから、お前たちも頑張れ
では彼らを指導するのは無理だと思います。
別に単位が出るわけでもありませんので、何も考えずに指導して彼らにメリットを感じてもらうのも無理と思います。
自分たちに向けられている支援は本当に自分たちへの期待から生まれているということを彼らが感じることができれば彼らも本気になります。
大学生という立場の人間に本気で社会人になってどのような人間になるべきなのかということを真剣に語れる立場の人間がいないのが大きな問題です。親も言わない年頃になっていますし、仕事内容が複雑になって大学の先生も最近ではその部分は語れなくなっています。
だから、私たちの役割は重要になっています。
また、彼らは就職してから「どのような社会人になるべきなのか」ということに迷っているときに、明確にこのようにすべきだと言える先輩や上司も少なくなっています。
自分のことはさておき自分の保身のために説教している上司・先輩、説教する自信すら無くしてしまった上司・先輩、その中で育たないといけない若手社員というのが現代の職場の構図です。
目標管理などの部下の評価をするのではあれば、部下に下した評価以上は上司はもらえないという制度も必要なのかもしれません。部下に悪い評価を与えていて自分は良い評価をもらうということはありえません。
部下の育成には上司や先輩が責任を持つ
というのが原則になります。
その点が、子供の成長に責任をとらない親世代、高校生、大学生が目標を持てずにフラフラしていても指導できない大人社会ということと照らし合わせれば会社の問題は社会の問題の延長線ということがわかります。
会社の中にも、自分は自分、他人は他人、自分さえよければいい、今の生活に満足なのでプライベートと仕事をきちんと切り分けて楽しく働きたい、別に自分は働かなくてもいい、などの空気の社員がいますので、その社員の存在が人材育成の課題にもなっています。
育てる側の問題ということは議論させずに入ってくる新入社員の世代の問題にすり替えて、変わらないことで楽をする管理職や先輩社員を冷静に見ている観察眼に優れた「ゆとり世代」の社員は、自分の将来だけでなく会社の将来、日本の将来を不安視しています。
ゆとり世代も含めて、自分の会社を選んでくれて入社した新入社員・若手社員の成長には会社のメンバー全員が責任を持つという姿勢を持つことが、昨今の人材採用・育成の課題解決のヒントを握っているようにも感じます。