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2009年10月14日

学生や大人には勝てるが、赤ちゃんには・・・

先日、知人の家に行った際に生後8ケ月くらいの子供がいました。

私の甥っ子、姪っ子も同じですが、子供は私を見たときにいつも同じような表情になります。

最初は固まり、それから目をそらしはじめる

人見知りしているということもありますが、人見知りしない子供でも同じような反応をすることが多いように感じます。


言葉を話せない子供でも、言葉を憶えていくということはきちんと脳は機能していて(というよりも大人よりもフル回転していて)周囲の人間がどのようなことを考えているかを考えているのだと思います。



また、動物的に言うと自分の敵か味方か判断しているのと、犬などのペットと同じように自分よりも上か下かということを判断しているのだと思います。


私に対しては、たぶん、味方とは思えない、下とも思えないという感覚を持ち、敵なのかどうかという判断を脳をフル回転して考えていると思います。

そういう私は、赤ちゃん言葉など使うこと自体に意味を感じていませんし、言葉を憶えるプロセスに加担してあげるのであれば、ちゃんとした日本語で話をしてあげればいいのにと思っている人間です。

また、子供が大人をバカにしているような行動をとると、大人をナメルなと考えて対応する方なので、まあ、子供から好かれることはありません。

誤解されないように言っておくと、子供が嫌いなわけではありません。子供も立派な一人の人間なので人間としてきちんと扱った方がいいと思っているだけです。弱い人間というのは間違いないので大人が守ってあげないといけないのですが、過保護にすること自体は彼らを人間として扱っていないと感じています。


過保護というのは、子供を人間として扱っているのではなくペットとして扱っていると思っています。


今の新入社員や学生は「ゆとり世代」と呼ばれています。

個性と伸ばすために、大人が彼らに「ゆとり」を与えてあげたらしいです。

円周率も3.14なんて大変だから、3でいいよ! っと配慮してあげたらしいです。


これらの教育現場の配慮と親の過保護が相まって、周囲が何かしてあげないと何もできない子供たちが大人になってきました。

彼らには何の責任はありません。

そのような大人をつくりだしてきたのは大人の責任です。

ただ、そのような彼らも今度は親になっていきます。

今度はどんなペットをつくっていくのかというのが心配です。


某大臣は、最近の近親者間での残虐事件は大企業の経営体質の責任だに近い発言をされていましたが、それについてはよくわかりません。派遣という形態の労働契約を自ら結んだ人たちには何らかの事情があったんだと思います。

ただ、近親者や友人を殺してしまったりするという部分の問題は、心の闇の部分の問題のような気もします。


このような残虐な事件まではいかないにしろ、職場では「ゆとり世代」の人たちを受け入れて大きな混乱が起きています。

http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0910/13/news114.html
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0910/07/news065.html
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0910/08/news110.html

職場のトレーナー、メンター、上司が精神的に追い込まれて、大きなダメージを受けている場合もあります。


大学生の指導などをしていても、厳しい言葉を投げかけると必ず「私、もっと楽しいことしたいので」などという理由で去っていきます。

最近では、男女間でも告白は面と向かってでも、別れるときにはメールで というのが多いようです。

学生の場合には、それにプラスして携帯のメールアドレスなども変更します。

もう私に関わらないでください。

ということでしょうが、このような感じで社会人が絡んでいる学生団体でも振舞うので対応が大変ですし、この学生たちが就職していくと同じような立ち振る舞いをすると考えると、学生のときに相手の気持ちというものを教えてあげないといけないと思います。


たぶん、彼らにこのようなことを言うとこのように反論、反応するよね というのを考えながら、次にどうするかと事前に考えながら対応していく というのが教育だと思いますので、常に頭はフルに動かしておかないといけません。

ただ、最後まで団体の活動を頑張れた学生は社会に出ても活躍しているようです。
そのような意味で、学生団体の活動をキャリア形成の学校という形に変えています。
http://www.kg-wan.net


学生や社員よりも、まだ頭の回転は速いと思いますが、赤ちゃんには負けるかもしれないと必死に赤ちゃんの先回りをしていろいろと考えている私は、赤ちゃんにとってちょっと変な大人に見えるのでしょう。


長文、失礼いたしました。




  

Posted by 森戸裕一 at 09:35Comments(0)人材育成