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2009年10月27日

不機嫌な食卓から不機嫌な職場に

皆さんの家庭の食卓にはテレビが入り込んでいますか?

家族で皆、話をしながら食卓を囲む

という一般的な家族の風景が変わってきているようです。


食事のときにテレビの音声が大音量で流れていたり、そこに携帯電話のメール操作が入ってきたり、パソコンでインターネットの画面が操作されている家庭が増えてきているようです。

家族で一緒に食事をしないというのも当たり前の時代になってきていますが、親しい仲でも話すのが苦手、集団で話をするのが苦手という子供が増えてきているようです。

たしかに街中でも、ゲームをしている、携帯の画面を見ているときに一瞬気配が消えることがありますが、そのように自分の世界に没頭してしまい周囲の世界との関係性が切れている若者が増えているように感じています。


なぜ、このような話を書くかというと、

職場において周囲の動きから完全に外れた動きをしている社員の人が多くなってきているという話を先日、企業の教育担当の方にお聞きしました。

専門職としてパーティションなどを置いて自分の仕事に没頭しているのとはちょっと違うそうです。

周囲に興味が無いような仕事具合になってしまっているということです。



同じようにこの時期になっても現場配属ができない新入社員というのも増えているという話を聞きます。

新人研修などで知識ベースの理解は進んでいるのですが、現場になじむことができないということです。

それから仕事を渡しても納期を守れない、周囲と連携(質問など)ができないなどの問題が出てきます。


彼らにとってはそれは仕方ないことで、そのような経験が無いんです。

仕事の経験もそうですが、周囲に同調して動くという経験が無いのかもしれません。

打ち合わせなどに参加しても、どこか全体の流れにあわない、心ここにあらずのような表情になる。


家族の食卓で習慣づけられるようなことができていなくて、職場でも浮いてしまっている社員が増えているとすれば、早い段階で習慣を変えてあげる必要がありそうです。

いつも不機嫌そうな顔をしている、いつも不安そうな顔をしている、いつもボーとしている、このような若手社員が増えている不機嫌な職場が増えています。


彼らに何かの意図がある訳ではなく、それが小さいときからの習慣からつくられているのでは、という話しになりました。



  

Posted by 森戸裕一 at 09:50Comments(0)組織改善