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2009年11月14日

リアルマーケティングに関する授業

今日は大学の集中講義でマーケティングを教えてきました。

1コマだけの非常勤講師であれば平日でも時間を調整して担当できるのですが、2単位15コマを教える授業になるとサイバー大学のように授業を収録して配信するなどの仕組みがない大学ではなかなか講義を担当することはできません。

今回は土曜日に5コマ(8:40~17:40)を3日間で2単位を担当するということで対応しています。

私も大変ですが、学生も大変と思います。


今回の授業を担当させていただいたのは、情報化・知識化時代になってビジネス環境も複雑化している中でプロダクトアウト的な考え方では次世代を生き抜くことができないと感じていることと、マーケティング発想というものも学問的なものではなく自分たちの身の回りにあるものから発想するという「学び方」「気付き方」というものを学生に教えてあげたかったからです。

日常的に最新情報を常にウォッチしてお客さまのビジネスを創造する、サポートするという仕事をしていると、世の中の流れの読み方というものが見えてきます。

しかし、その見え方というのが従来のマーケティング理論だけでは語れないような感覚を持っています。

たしかに基本のマーケティングフレームワークを理解するというのは重要ですが、その中に入ってくる情報というものはインターネットなどで流れている莫大な情報流を読みながらインプットいかないとアウトプットの正確性を欠いてしまいます。


先日の別の大学はゼミだったので受講を希望している学生の真剣度が高かったのですが、今回の大学は一部の生徒は2単位をもらうために参加しているというのが講座の開始時から見えていてちょっと講義のモチベーションを継続するのが難しかった部分もありました。

人間のモチベーションをコントロールすることは難しく、特に大学の授業での参加モチベーションというのは学生が最初に決めつけて授業に臨んでいる場合も多いのですが、いろいろと工夫して次回はその学生に興味を持ってもらうような教材を準備してみたいと思っています。


通常やっている経営者向けのセミナーも難しいですし、階層別研修も真剣具合が違いますのでこちらも真剣にならないとクレームになります。新人研修は最近では違う意味で難しくなていますし、内定者研修なども簡単ではありません。

要は人に教えるという仕事を簡単と思うこと自体が不遜な考え方で、人に気づいてもらう、考えてもらうというのは簡単なことではありません。

ただ、場数を踏んでいると何となくコツというのはつかめます。

そのコツの部分を可視化できると、講師トレーニングなどもできるような気もしますが、今度は講師候補の人間も個性を持っているので簡単にスキル移行できるものではありません。


次回の講義(2週間後)までに学生がいろいろと考えてきてくれると期待しています。





  

Posted by 森戸裕一 at 23:50Comments(0)人材育成