スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2009年11月25日

新入社員に本当に給料20万円も必要なのか?

上海から帰国して、夜は学生向けのキャリア講座(http://www.kg-wan.net)の講師を担当しました。

就職活動を控えて非常に不安になっている大学3年生に、

「中国の方々の生命力と日本の人たちの生命力の差が今後は大きな課題になる」

という趣旨の話をしました。


仕事というのは本来、誰もがやりたいことではなく、やりたくない(時間がない)ことをやってあげるからお金がもらえることであり、その誰しもがやりたがることでない仕事に楽しく取り組むことができてはじめて社会人としての資質が備わったといえるのではないか。

というのは当社のマネージャーの言葉です。


自分の生活レベルを守るためには「権利を主張する」だけでなく「責任を果たす」という意識をもたないといけません。

現在の給与水準を守りたいと思うのであれば、その給与に見合う仕事での成果を出さないといけませんし、大きな成果を出したのであればその評価に見合う給与を主張するというのがグローバルスタンダードの考え方ではないかと思います。


就労を希望する人が殺到する状態であれば、社員の代わりはいくらでもいるということで社員の解雇基準を厳しくして「頑張らせる」ということもできるかもしれません。

しかし、きちんとした考え方で仕事に取り組める社員はそうそういません。

社員にきちんとした考え方ができるように教育をして、その考え方から生まれる創造性を大切にしていきたいと思っています。


日本には日本の良さというものがありますが、その日本の良さも事業が存続して評価できるものです。


不況ではなくビジネス環境の変化によって厳しい経営環境になっている

ということに気付いている企業経営者と社員がいる会社は変化に対応できますが、不況という言葉のせいにして変化を拒んでている経営者と社員で構成されている会社には非常に厳しい時代になっています。


新入社員の初任給の水準も改めて考えてみる時代になってきているのかもしれません。

そもそも何の実績も無い社員に払う給料を決めるというのは無理があります。

逆に高い給料をもらうとプレッシャーにならないのでしょうか?



なんか事業仕訳けのような話になってしまいました。



  

Posted by 森戸裕一 at 05:16Comments(0)組織改善