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2009年12月29日

叱られた経験が少ない世代に仕事を教える

今の若い人たちは叱られ慣れていないということが言われます。

叱られ慣れない

というのはどのようなことかということかは少々理解しづらい部分がありますが、たしか叱られると今までの私たちの世代とは違う反応をすることがあります。

完全にショックを受けている
反抗的になる
泣き出す
言い訳ばかりする
話をすり替える
黙り込む

これらの反応をされて困るのは、次から教えにくくなるということです。

叱られて

やる気が出てくればいいのですが、

自分なりには頑張っているのに、なぜそのようなことを言うのですか?

という反応で返されると、たしかに次からは絡みにくくなります。


子どもの頃は素直なので、

次からは認められたい

という気持ちで頑張ってきますが、20歳くらいになると、

別にこの人に認められなくてもいいや

という形にもなります。


一番心配なのは、どこに言っても最初はいいのですが、そのうち誰も教えるのが面倒になって教えてくれなくなってくるということです。



ビジネス書などには叱る側のトレーニングが必要なことも書いてありますが、

http://www.aera-net.jp/summary/080706_000079.html

圧倒的に叱られ方が下手な若者が増えているのは事実です。


今年は就職戦線は冷え込んでいるということですが、私の感覚ではここ2~3年ほどこのような新卒者を受け入れて組織的に疲れてしまっている企業も多いように感じます。

不況で新卒採用も厳しくなっているのでしょうが、素直でない人材が組織に入ってきたときの疲労感というのは容易に想像できます。

叱り方も考えないといけないのですが、叱られたことがないような世代が入ってくる組織で仕事を教えるのも一苦労です。




  

Posted by 森戸裕一 at 23:54Comments(0)人材育成