2008年10月11日
蛙の子は蛙
指示を出したら「やらされ感」を感じるのでモチベーションが上がらない
自分たちでやらせたら経験がないので「成果」が出せない
まかせていたら根気がないので「継続」できない
若年労働者を雇用した企業の方々からお聞きする声です。
プライドが高いのやら、わがままなのやら、小心者なのやら、よくわからない人たちが売り手市場と呼ばれていた就職戦線の中で企業に入り込んで組織をかき乱しているようにも感じます。
ただ、そんな人材でも「自分は甘ったるい環境の中で育ってきた」「自分の人生は自分で切り開かないといけない」という自覚を促すことで自ら考えるようになります。
その気づきを与えるのは簡単なことではないのですが、辛抱強く取り組んでいかないと結局は人材不足という根本的な問題は解決しません。
金融不況で日本も含め世界経済は大混乱していますが、実は、新しい時代に希望を持って働くということができる人材が不足しているという組織としての根本的な問題を解決することが私は第一優先ではないかと思っています。
たしかに国としては税収などの財源確保や社会保障などの支出を減少させるために、フリーターやニート対策を優先することもわかります。ただ、その人材が会社に入ってくれたときに、その人材を育てることができる人材も不足している、もともと育てるような組織になっていないなどの課題を企業は抱えています。
当社では育成採用というコンセプトのもとに、地域をあげて次世代を担う人材の育成に取り組めないか、産学官連携した人材育成が実現しないかなどを考えています。
人材というのはきちんと育ってもらうと企業にとって社会にとって大きな力になりますが、自分本位でしかモノゴトを考えることができない、ナニゴトも一生懸命に取り組めないというような人材をいったん抱えてしますと大きなロスコストが発生します。
その人材をなんとか一人前にしようと組織をあげて人材育成に取り組んでも、育ってきたら条件のいい会社に転職するなどのことがおこります。
会社というのは間違った人材を採用すると簡単には辞めさせることができないので大きなコスト抱えることになります。また、社員には辞める権利が保障されていますので育てても簡単に辞められるリスクも抱えています。
そのような中でも社員を採用しないとビジネスは成り立ちません。
人材採用や人材育成というのは、経営者の立場で考えると非常に難しい経営課題になります。
ただ、それを生業にしているので、その中でいろいろと考えながらクライアント企業への支援策を考えていかないといけません。
そのために学生団体支援などを行いながら学生の気質の変化なども見ています。
自分が一番正しいと思っている学生
自分の考えるを主張することができない学生
何事にも自信が無い学生
周りに流される学生
人と違うことをすることが自分らしさと思っている学生
モノゴトを素直に見ることができない学生
いろいろな学生がいますが、個々の学生をじっくりと見ると団塊の世代の人たちのリストラ研修をやっていたときのことを思い出します。以前、早期退職を促すための研修を行ったことがあります。その会社のために必死に頑張ってきた人たちに会社を辞めて次の人生を送ることの勇気をあたえる研修です。
この研修に参加した受講者も、今、私が指導している学生と同じような思考だったように感じます。
調子が良いときには人の内面は出てきませんが、流れが悪くなってくると人の内面は出てきます。
学生は、良いも悪いも無いので社会人からみると素直に内面が出ているようにも感じます。
ただ、その学生が社会人になって内面を隠すことだけがうまくなったら?
やはり、仕事がつまらなく感じたり、会社に出れなくなったり、転職を繰り返したりするのでしょう。
今や社会的な問題ともなっている働く意欲がわかない人たちへの対処。
親の意識を変えるか子供の意識を早い段階で変えさせるか
1000兆円に近い借金を国家として重ね、社会や人に依存して、自分は変わらなくても生きていくのが簡単な社会を作り、その社会で何も考えずに育ったら、結局、このような社会になったという実験を、日本という国で誰かが行ったのではないかとすら思うことがあります。
小さな組織で考えれば、小さな組織で働くことの喜びを感じるために、一緒に仕事をする仲間とは充実感や達成感などの楽しくなる要素をたくさん見つけ出していかないといけないのではないかと思います。
それを実現させるためには、組織ではもっとたくさんのコミュニケーションを行うというのが唯一の解決策かもしれません。
相手からのコミュニケーションを待つのではなく、自分からコミュニケーションする場を持つ
そのシチュエーションの設定をしっかりと考えて、場数を踏む、踏ませるということで少しずつ内面も変わっていくかもしれません。
以前、支援をおこなっていた会社の社員に聞いたことがあります。
もっと明るい表情で、もっと周りと積極的に話をして仕事すると楽しくなるんじゃないの?
回答は、
そんな雰囲気じゃないんですよね
そこでも、周りのせいですか・・・
自分たちでやらせたら経験がないので「成果」が出せない
まかせていたら根気がないので「継続」できない
若年労働者を雇用した企業の方々からお聞きする声です。
プライドが高いのやら、わがままなのやら、小心者なのやら、よくわからない人たちが売り手市場と呼ばれていた就職戦線の中で企業に入り込んで組織をかき乱しているようにも感じます。
ただ、そんな人材でも「自分は甘ったるい環境の中で育ってきた」「自分の人生は自分で切り開かないといけない」という自覚を促すことで自ら考えるようになります。
その気づきを与えるのは簡単なことではないのですが、辛抱強く取り組んでいかないと結局は人材不足という根本的な問題は解決しません。
金融不況で日本も含め世界経済は大混乱していますが、実は、新しい時代に希望を持って働くということができる人材が不足しているという組織としての根本的な問題を解決することが私は第一優先ではないかと思っています。
たしかに国としては税収などの財源確保や社会保障などの支出を減少させるために、フリーターやニート対策を優先することもわかります。ただ、その人材が会社に入ってくれたときに、その人材を育てることができる人材も不足している、もともと育てるような組織になっていないなどの課題を企業は抱えています。
当社では育成採用というコンセプトのもとに、地域をあげて次世代を担う人材の育成に取り組めないか、産学官連携した人材育成が実現しないかなどを考えています。
人材というのはきちんと育ってもらうと企業にとって社会にとって大きな力になりますが、自分本位でしかモノゴトを考えることができない、ナニゴトも一生懸命に取り組めないというような人材をいったん抱えてしますと大きなロスコストが発生します。
その人材をなんとか一人前にしようと組織をあげて人材育成に取り組んでも、育ってきたら条件のいい会社に転職するなどのことがおこります。
会社というのは間違った人材を採用すると簡単には辞めさせることができないので大きなコスト抱えることになります。また、社員には辞める権利が保障されていますので育てても簡単に辞められるリスクも抱えています。
そのような中でも社員を採用しないとビジネスは成り立ちません。
人材採用や人材育成というのは、経営者の立場で考えると非常に難しい経営課題になります。
ただ、それを生業にしているので、その中でいろいろと考えながらクライアント企業への支援策を考えていかないといけません。
そのために学生団体支援などを行いながら学生の気質の変化なども見ています。
自分が一番正しいと思っている学生
自分の考えるを主張することができない学生
何事にも自信が無い学生
周りに流される学生
人と違うことをすることが自分らしさと思っている学生
モノゴトを素直に見ることができない学生
いろいろな学生がいますが、個々の学生をじっくりと見ると団塊の世代の人たちのリストラ研修をやっていたときのことを思い出します。以前、早期退職を促すための研修を行ったことがあります。その会社のために必死に頑張ってきた人たちに会社を辞めて次の人生を送ることの勇気をあたえる研修です。
この研修に参加した受講者も、今、私が指導している学生と同じような思考だったように感じます。
調子が良いときには人の内面は出てきませんが、流れが悪くなってくると人の内面は出てきます。
学生は、良いも悪いも無いので社会人からみると素直に内面が出ているようにも感じます。
ただ、その学生が社会人になって内面を隠すことだけがうまくなったら?
やはり、仕事がつまらなく感じたり、会社に出れなくなったり、転職を繰り返したりするのでしょう。
今や社会的な問題ともなっている働く意欲がわかない人たちへの対処。
親の意識を変えるか子供の意識を早い段階で変えさせるか
1000兆円に近い借金を国家として重ね、社会や人に依存して、自分は変わらなくても生きていくのが簡単な社会を作り、その社会で何も考えずに育ったら、結局、このような社会になったという実験を、日本という国で誰かが行ったのではないかとすら思うことがあります。
小さな組織で考えれば、小さな組織で働くことの喜びを感じるために、一緒に仕事をする仲間とは充実感や達成感などの楽しくなる要素をたくさん見つけ出していかないといけないのではないかと思います。
それを実現させるためには、組織ではもっとたくさんのコミュニケーションを行うというのが唯一の解決策かもしれません。
相手からのコミュニケーションを待つのではなく、自分からコミュニケーションする場を持つ
そのシチュエーションの設定をしっかりと考えて、場数を踏む、踏ませるということで少しずつ内面も変わっていくかもしれません。
以前、支援をおこなっていた会社の社員に聞いたことがあります。
もっと明るい表情で、もっと周りと積極的に話をして仕事すると楽しくなるんじゃないの?
回答は、
そんな雰囲気じゃないんですよね
そこでも、周りのせいですか・・・
こちらのブログは6月末までになります
ビジネスの芽がたくさん生まれてきました!
来年こそは!
君たち(学生)でも出来ると信じてあげる
営業研修に真剣に取り組んでいる企業の半数は増収増益
無意識有能な上司と有意識有能な上司のどちらがいいですか?
ビジネスの芽がたくさん生まれてきました!
来年こそは!
君たち(学生)でも出来ると信じてあげる
営業研修に真剣に取り組んでいる企業の半数は増収増益
無意識有能な上司と有意識有能な上司のどちらがいいですか?
Posted by 森戸裕一 at 23:25│Comments(0)
│人材育成
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