2008年11月04日

できない上司の部下になるのも幸せ

現在、ある会社の組織力向上の支援を行っています。

非常にポテンシャルの高い会社なんですが、組織として活動するということが習慣となっていない部分が多少あったように感じます。

法人という個人が集まって形成されている組織で成果を出そうとするときに、当然ながら組織としての方向性の明確化を行って、その方向性と個人が向かおうとしている方向性を合わせないと力が結束されません。

当然、社会人経験の少ない若手社員などは会社が向かおうとしている方向性を理解せずに自分がやりやすい方法、自分がやりたいこと(これが本当にやりたいことなのか怪しいですが・・・)で対処しようとします。それの軌道修正を行ったり、そもそも「働く」ということの意味なども含めて教えてあげたりするのが組織のリーダーの務めではないかと思います。

現在は、中間層のリーダー研修を行いながら、その核となる中間層に部下の育成と共に、上司のマネジメントまで担ってもらおうと思っています。部下の育成というのはリーダーの役割として明確に説明できます。部下を真剣に育てると自分が育つので頭が良いリーダーは部下の育成に真剣になるはずです。ただ、自分の上司のマネジメントとなると、そのような発想が無いのと、上司に問題があるとすればそれは上司の問題ではないかと考えてしまいます。

私は、それを「もったいない」と言っています。
上司のマネジメントの意識まで持つと、更に成長ができるということを忘れています。

上司が自分に伝え忘れたことはないか?
上司の指示に不明確な部分はないか?
上司の動きに部下が不信感を持っていないか?
上司が抱えている課題を認識しているか?

など、上司の仕事をサポートすることに主眼を持つと自分が上司としてどのように立ち振る舞うべきかということが見えてきます。

上司のマネジメントに不満を言う暇があったら、上司のマネジメントを手伝って自分の部下のモチベーションが下がらないようにしないといけないのではないかとも指導しています。

なんで自分がそこまでしないといけないのか?

という勝手に自分の役割を小さくしている意識が、自分の成長を妨げているということに早く気付いて欲しいということです。

自分の目からみて、あまりマネジメント力の無い上司と感じるのであれば、自分の可能性が広がったと感じて欲しいということです。

あまりにも完璧な上司の場合には、自分は指示待ち人間になる危険性があります。

人間だれしも完璧ではありません。
自分ができないと思っている上司の部下になったら、それを幸せと思ってもらいたいと思っています。

相手の不完全な部分を指摘して自分を優位にするのではなく、不完全な部分を手伝って自分が成長するような行動を心がけるように言っています。幸いにも、この会社の場合には素直に行動できる人材がそろっています。

この会社が、どんどん成長していくのが楽しみです。

今回、研修を受けている変革リーダーが将来の会社のリーダーに育っていきそうな予感がしています。

研修が終了して現場に戻るときの顔が非常に頼もしく感じました。


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