2008年12月24日

当社の存在価値と事業領域

当社では、新卒の学生の採用については今まで一般公募することはありませんでした。

今年の就職市場では一般公募してみようかと思っています。



http://www.tisiki.net


ただ、新卒の学生採用実績ということでは、大学卒・高等専門学校卒の実績はあります。

では、どのような形で採用してきたのか?

ということになりますが、普通の会社ではなく自分の力を最大限に発揮できる会社を最終学年の最後まで探していた学生を過去に採用しています。

学生時代に自分が働くイメージを持つのは難しいことでついつい安定した道を選んだり、聞いたことがある会社を選択したりと働くというイメージとはかけ離れた就職活動をしている学生が多いようです。当社に入ってきた新卒社員は、このような就職活動に違和感を感じていた社員になるのですが、

当社の新卒社員が入社して最初の朝礼で、

「他の新卒の学生と同じような環境でこの日を迎える自分が学生時代にはイメージできなかったので、ここにいます」

という名言を言ったことがあります。

会社という場に入ることで安心するのではなく、場は与えてもらったので自分の力で自分の領分を創りだすというという意識が強かったのではないかと思います。このような意識を社員力の基礎になる継続力や発想力にどのようにつなげていくかがポイントになります。ただ、これらの社員は暴れ馬と同じなので仕組みを作っていかないと人と同じような仕事は嫌だという傾向もありますので神経は使います。

また、高専卒の新卒社員には、

「どうせだったら日本を代表するようなエンジニアになっては?」

という話をしています。

日本を代表するというレベルであれば自分には到底無理だと日本の9割くらいのシステムエンジニアは思っているので、確率的には高いと思って修行させています。

クライアント企業の人材育成支援を行っている会社なので、自社の社員はきちんと育てないとお客さまから不信感をもたれてしまいます。それだけ当社の社員にはプレッシャーがかかっているということです。

その当社の業務ですが、当社の主業務は企業の組織力向上を情報化と人材育成で支援するということになります。

企業が情報化をする本質的な意図としては、そこで働く人材の意思決定や行動の精度を高めるということにありますので、情報化(IT化)と人材育成は密接につながっています。また、その人材育成の対象となる社員については採用時から将来像をイメージしてポテンシャル採用になるのが最近の時流なので、情報を見て、考えて、行動できるという資質を持つ人材を育成してから採用してもらい、その会社で育成するという流れを作っています。

従来の枠組みや業界イメージ(IT?人材?研修?採用?)などでははかれない企業になることを目指していますので、実態がわからないということも言われますが、実態は社員が創りだしてくれています。

自分は会社という場でどのような価値を創りだしてみたいのか?

ということを採用のときには聞いてみます。

自分が創りだしたい価値と市場が求める価値が合致すればビジネスになりますし、合致しなければその場(会社)で継続的に行っていても自分が雇用され続けることはできません。

そのような流れの中で、以下のような取引企業様の業務支援をしています。

http://www.tisiki.net/company/client/index.html


大きな会社に入ってそこの業務をやってみたいという考えを持っている人材もいますが、大きな会社の業務支援を様々な角度から行っていきたいという人材には最適の環境は与えているつもりです。

ですから、当社の仕事は簡単ではありません。

そのクライアント企業の社員さん以上に、その会社のことを考えないと価値は生まれません。

だから面白いということも言えます。


今まで世の中になかったサービスを創りだすという仕事の面白みはやったことある人にしかわかりません。

仕事の内容が簡単にイメージできるようなものは競合もたくさんいますので価格を下げるなどのことをして対抗していくしかありません。唯一と言えるサービスを創りだすことができた企業は楽しく仕事を行うことができます。それを当社では目指しています。

稼げることができれば給料は当然後からついてきます。

学生が初任給を気にしているのを見て可哀想に感じることもあります。勤務環境も自分で考えて提案して、それが納得できるものであればOKではないかと思っています。仕事の仕方に正解は無く、話し合って社員全員が納得できるものであればそれでいいのではないかと思っています。

昨今の派遣切りの問題の根底には、正社員という身分がある終身雇用制度からの流れが崩壊してきているという背景があるような気がしています。正社員の中にも派遣社員の方々にお願いするような仕組みで仕事をしている人もいます。自分で考えて目の前の仕事の価値を最大化するのではなく、自分は指示された仕事をこなすだけという考え方で働いている人たちです。その人たちと派遣社員の方々との仕事に対しての取り組み姿勢は変わりません。ただ、正社員という身分を確保していたかというだけの違いです。

ただ、このような終身雇用という制度や、公務員の方々の身分保障という制度も制度疲労を起こし始めたということではないかと思っています。右肩上がりの経済状況でも、ビジネスに正解があるというモノが無い時代でもありません。

当社の社員がブログに書評を書いていますが、
http://www.gakulog.net/10278/archives/0003181.html
10年ほど前から世の中は複雑系になっています。ビジネスには正解はなく複雑系のビジネス環境になってくると唯一の答えは周囲と自分との間で交わされるコミュニケーションの中からの納得解しかなくなっていきます。

この納得解の精度を高めるために、個々の社員は能力をアップさせるために学習することになります。

そのビジネス思考を高めるために当社で提供しているサービスはBPS(ビジネスプロフェッショナルスクール)ということになります。

この社員力向上のためのプログラムを必死に企画して創っている社員も当社にはいます。

九州でビジネススクールは成り立たないと言われていますが、このような経済環境になれば社員は自分の雇用を守るために自己防衛に入りますので能力が足りないと考える社員は学習に入るのではないかと予測しています。

そのような予測が当たるのか、当たらないのか、などを考えてビジネスを仕掛けるのが仕事の醍醐味です。

来年の1月6日(火)に企画しているBizPASSトップゼミも、従来の会社説明会がインターネットでの会社説明、エントリーなどが一般化してきた中では形骸化してきているということで、就職活動をしている学生の育成と企業サイドの採用支援を同時並行的に実現できないかということで取り組んでいる社員がいるということです。

今まではこのような形だったが、インターネットなどの情報化の進歩で今からはこのようになっていくという仮説をつくり、その仮説の基づき新しいサービスを作り出す能力がある、持ちたいという学生には当社に入ってもらいたいと私は考えています。

完成されたビジネスモデルで、会社のコマとして仕事を行うということも仕事の型を身につけるためには重要となりますが、最終的には市場からお客さまを驚かせ、喜ばせるような絶対的なサービスを創り出すという意識を持っている生命力のある人材だけが生き残れる時代が本格的に到来したという認識を当社は持っています。

派遣切りは、終身雇用という制度崩壊の予兆であり、派遣切りの後には正社員という制度の見直しを行うというのは大手企業の規定路線ではないかと当社は考えています。

正社員 VS 派遣社員

という構図ではなく、

自分の力で仕事を創れる社員 VS 人から指示されないと仕事ができない社員

という構図で、格差が生まれるというのがこれからの時代です。

前者になるためにはそれなりの学習が必要になりますし、外国人労働者の入国規制が緩和される将来には後者は雇用されるためには新しい競争相手が出てくることになります。

厳しい環境になるのは見えていますので、今からそれに対して備えるというのが人間の知恵であり生命力ではないかと私は考えます。今まではこうだった、自分が雇用されたときにそのような説明を受けていないということを言うこと自体が変化の激しい時代にはリスクであり、自然体で変化に合わせて自分も変わると考える人材だけが生き残れる時代が金融不況をターニングポイントとして到来したことを感謝したいと思います。

今回の派遣切り関係の報道をしている新聞やテレビなどの業界自体も大きな変革を求められています。給与の高い正社員をどのように処遇していくのかということを上層部は考える中でアナウンサーも派遣で対応、記者も派遣で対応、記事は購入するなどの今までとは違った仕事のやり方をはじめました。もともと外部発注率の高い業界なので派遣切りというものが最終的にどこに帰着するのかを敏感に感じているのかもしれません。

既得権にしがみつくことなくメディア関係の業界や広告代理店などの業界から、新しい分野に積極的にチャレンジして創造力を発揮してくれる人材がどんどん出てくれば市場にとっては意味がある変化になるのではないかと思っています。優秀な人材が次の時代を創ってくれないと発展はありません。

当社も新しい時代の価値を創造するということを社員個々が考えてがんばっています。


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Posted by 森戸裕一 at 12:39│Comments(0)雑感
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