2009年02月07日

研修の効果を継続させる仕組み

景気が悪い中で、景気が上向いた時のために人材育成に力を入れはじめた企業が増えてきました。

研修の効果を継続させる仕組み

ただ、研修などを受けただけでは継続した効果は期待できません。

私の経験で言うと、研修の効果は早い人では1週間、頑張って努力する人でも1ケ月くらいしか持たないのではないかと思っています。

研修の際に講師や他の参加者に触発されてモチベーションが上がっても、職場に戻ると目の前の仕事が山積していて現実に戻るという表現が正しいのかもしれません。

3ケ月くらい研修で学んだことの意識が継続できれば習慣化するのですが、そこまで意識を継続できる人は少ないように感じます。

最近では、研修の講師などを担当すると受講者に対して定期的に電子メールなどでフォローの連絡を入れています。

仕事の悩みなどを聞いてあげて、その解決方法として研修で学んだことを引用して教えてあげるということを繰り返すことで習慣化するというのが分かってきました。

当社では、ITと人材育成を融合したサービスを提供しています。

これはe-Learningという簡単な概念ではなく、職場で仕事を行っていく中でどれだけの「気づき」を与えることができるかというワークプレイスラーニングの考え方としてとらえています。



講師である私はいつも傍について仕事のアドバイスをするわけにはいきません。また、そのような指示をして仕事をさせていても自分で多くの気づきを得るということができないと継続した成長は期待できません。

ただ、イベントドリブン的に気づきのポイントで指摘を与えるというのは遠隔地でも社外という立場でも可能になります。

知識だけでは仕事はできません。

経験豊富な人からヒントをもらって自分でどれだけ行動できたかということが成長の糧になります。


そろそろ知識伝達だけの人材育成の考え方を改めないといけない時代になっているのではないかと思っています。


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Posted by 森戸裕一 at 15:35│Comments(0)人材育成
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