2009年04月09日

複眼的な視点とマルチタスク管理ができる人材

若い世代の車離れが加速しているということで、今日の各種新聞で日本自動車工業会が大学生などにアンケートをとった結果などを報道しています。

「まずパソコン!車はそのうち」大学生の興味ある物調査
 現役大学生にとって「興味がある製品・サービス」でトップはパソコン、自動車は17位に低迷していることが8日、日本自動車工業会の調査で分かった。


 大学生時代の意識を聞いた40~50歳代の社会人では1位はファッションで自動車は7位、20~30歳代はトップが現役学生と同じパソコンだが、自動車は10位と健闘しており、過去に比べて若者の「車離れ」が進んでいることが鮮明になった。

 現役大学生が車の購入をためらう理由では「維持費用がかかる」(54・1%)と金銭面を挙げた人が多く、「環境への負担が大きい」(20・3%)、「費用をかけても得るものが少ない」(7・1%)などの理由も目立った。調査は昨年11月に全国の18~59歳の男女を対象にインターネットで行い、1600人から回答を得た。

(2009年4月8日23時04分 読売新聞)


【調査資料】
http://www.jama.or.jp/lib/invest_analysis/pdf/2008PassengerCars.pdf




今年もNPO法人九州学生ネットワークWAN(http://www.kg-wan.net)ではオーストラリア領事館の「オーストラリア留学フェア(http://www.austrade.or.jp/australiaweek/fukuoka/)」の運営支援を行います。

複眼的な視点とマルチタスク管理ができる人材

国際人としてキャリアアップを目指すなら、今がチャンス!

オーストラリアから多数の教育機関が参加する福岡のフェア。各校ブースにて個別に留学方法やコースについて日本語で相談できるほか、現地での生活、留学後の進路・就職などをテーマにしたセミナーや相談コーナーを設ける予定です。このフェアに来場すればオーストラリア留学の全てが分かる!

【日時】 2009年5月27日(水)16:00 - 21:00
【会場】 ソラリア西鉄ホテル
【所在地】 〒810-0001 福岡市中央区天神2-2-43
TEL:(092)752-5555(代) / FAX:(092)781-1211
【交通】 JR博多駅よりタクシー10分、地下鉄「天神駅」より徒歩約3分。詳しくは こちら をご参照願います。
【対象】 学生、社会人、学校関係者、児童、保護者、留学代理店など留学に関心のある全ての方
【スケジュール】 下記セミナーを予定しています。詳細は後日、アップデートします。

15分で分かるオーストラリア留学
成功するワーキングホリデー
英語教授法TESOL
キャリアアップ
就活のヒント

【事前登録】 事前登録が必要です。間もなく事前登録の受付を開始します。今しばらくお待ち下さい。

*入場無料・入退場自由

【フェア参加の前に】
個別相談の時間をより有効に活用頂くため、事前に、オーストラリア留学についての基本情報、フェア活用術、参加校の情報をご覧下さい。その他詳細は当サイト上で随時お知らせいたしますので、定期的にチェックして下さい。



キャリアアップや就活のヒントなどのコーナー設置されているのがWANが支援している特徴になります。

不況の中で、キャリアアップのために留学を検討されていたり、ワーキングホリデービザで海外での就労体験を希望されていたりする方々には非常に有意義なイベントではないかと思っています。


WANの学生スタッフには、英語に興味がある学生だけでなく、自分の将来を見据えてキャリアアップを考えている学生や逆に自分の将来がイメージできていない学生などに未知の世界を見せることで新しい発想をわかせるなどのことも可能ではないかという話をしています。

学生スタッフに得てもらいたいスキルとしては、就職してからビジネス企画や営業活動などを行う場合に必要になる発想力です。豪州留学だから英語などの短絡的な考え方ではなく、豪州文化理解、異文化体験、現状打破、マネジメントなど様々な切り口で参加者が感じる価値を理解して集客ターゲットの絞り込み、そのターゲットに対しての集客キャッチコピーなどを制作してアピールするなどを思考錯誤することで、人が動くポイントが見えてきます。そこにチャレンジしないと、留学だからESS、英語学科などの学生という短絡的なアプローチになってしまいます。

自分の考えられることはすべてやりました

というだけでは仕事で成果を出すことはできません。自分で考えられることではなく、他人が考えていることに対してアプローチ策を全部考えて試行してみるということが成果を出すためには重要になります。

私たちが学生のころは未知のものへの好奇心が旺盛な学生が多く、一生懸命にバイトなどをして海外旅行などにいくことが普通だったんですが、最近の学生はインターネットなどで情報が簡単に入手できる影響なのか、あまり未知のものへの好奇心や探究心が薄れているようです。

そのような状況を打破するためにも、オーストラリア領事館と学生団体とのタイアップ運営は非常に価値があるのではないかと考えています。

彼らはさっそく企画会議や営業会議を開始しています。


また、先日、航空会社の情報誌を読んでいて、米国の学生の宿題などの話が目につきました。

米国では小学校の高学年くらいから宿題が半端ではないくらいたくさん出るという記事でした。

オバマ大統領が大統領選の演説で「貧困を追い払いたかったら、親が子供にきちんと宿題をさせることが大事だ」と語っていたことからの流れで、米国では小学校から大学を卒業するまでにバケーション以外は常に子供は宿題の締切というプレッシャーと戦っているということです。

宿題をきちんと締切までにできるかどうかというのが内申書の平均点(GPA)には大きな影響を与えて、それが大学進学だけではなく就職などにも影響してくるということなので大変です。

なぜ、宿題を重視する文化が米国にあるのか?というのがおもしろく、この締切重視の文化はビジネスの世界と密接と関係していて、ビジネスには締切があり、締切を守る意識、締切を守るために段取りを考える能力などを学生時代からつけさせるという狙いもあるようです。

米国では、学業だけでなく、文化部、体育会などを掛け持ちして、すべてで成果を出しているような学生が大きな評価をもらえるというのも、ビジネスの世界では、仕事をシングルタスクでこなすのではなく、マルチタスクでこなす能力が重要視されるということを意識してなのでしょう。

高い集中力を持ち、体育会の試合などの移動時間に宿題などは終わらせる能力は、出張時の移動時間などに簡単な仕事をネット接続などで終わらせてしまうという感覚に似ています。

競争社会で勝ち抜く能力をつけるための教育システムと評価システムを備えている米国の学校は、偏差値の高い学校に入ることだけを目的として猛勉強している日本とは違った価値観で動いているということが理解できました。


研修などで、仕事ができる人材の定義などを話しますが、

複眼的な視点でモノゴトを見れる
高い負荷をかけられても動じない
性質の違う複数の仕事を並行して対応できる
飽きるという感覚がなく継続して仕事に取り組める
他人の思考に興味が持てる

などの能力を学生時代からつけるためには、学業だけでは足りなく、WANなどでは社会に出てから必要となる能力を身につけることができるようなサポートができることを目的としています。

WANの学生スタッフとして1年間苦労して活動した後に、社会に出てそれぞれの進んだ道で大きな成果を出しているOBやOGを見ていて、私たちが行っている学生支援は間違っていないと確信しています。





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Posted by 森戸裕一 at 06:50│Comments(0)人材育成
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