2009年06月19日

変化の芽をつまない組織をつくりだす

「行政は縦割りだから・・・」

という声を聞くことも多いのですが、まあ、それを嘆いても仕方ないです。


縦割りということを前提にして、民間に託された施策のいくつかを「つなげる」ということをしないと、縦割りで仕事をもらってその範囲内で仕事をしていても価値を創りだすことはできません。

行政が縦割りだから、その仕様の中でしか考えないという受託した民間企業の甘えがさらに価値を落としていると考えてしまいます。


当社の社員にも、お客さまからいただいた仕事の仕様を満たすのは当然として付加価値を乗せるということを考えないと市場に新しい価値は提供できないし、次の仕事は無いと言っています。

価値を生み出すために何を考えるべきなのか?

そんなことを、今日、お会いした経営者の方と話をしました。


社員が「どうすればいいんですか?」という正解を求める姿勢でいる限りは価値は生み出すことができません。

「自分はこのようにすると価値が生まれると思います」

という言葉を引き出すための経営というのはどのようなものなのかという議論を2時間ほどさせていただきました。

社員の意識というのを瞬時に変えるということはできません。

研修などで一瞬、モチベーションなどを上げることは可能です。

しかし、その気持ちを継続させることはできません。

気持ちを継続させるためには、職場での日常的なフォローが必要であり、その役割を担うのはリーダーの役割になります。

今日お会いした経営者の会社では「変革リーダー」という役割の社員を設定しています。

変革するための心構えを半年かけて醸成してきています。

腹を括るかどうかは個人の資質ですが、腹を括った集団が会社の中にいると組織は強くなります。

ひとりの社員だけが腹を括っても組織は変化しません。

ただ、腹を括った社員が複数いる場合にはその社員同士が連携して努力を継続できるようになります。


変化していく会社の成長を加速させるための仕掛けをつくるのが次の仕事になります。





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Posted by 森戸裕一 at 18:54│Comments(0)組織改善
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