2009年06月27日

目標を確実に達成するための覚悟を決めるプロセス

くやしい!

と思う感情が無くなったら、人間は頑張ることができなくなるのではないかと思っています。


自分は頑張っているのに周囲はそれを認めてくれない

普通の感覚だったら「くやしい!」と思うはずです。


ただ、その後に、

認めてくれない周囲が悪い

と考えるのか、

まだまだ自分の努力が足りない

と考えるのかで、その後の成長度合いが大きく異なります。


最近は「頑張りすぎる」ということが悪いことのように言われることがあります。
精神的にまいる人たちに「頑張りすぎないように」という言葉が投げかけられることがあります。

私はちょっと違和感を感じてしまいます。

そのような人たちに「もっと頑張れ!」と声をかけるのも間違っているのでしょう。
その人たちは、その人たちなりに頑張っているわけですから。

ただ、結果が出ないということは事実なので、考え方を変えるようにアドバイスするのが一番ではないかと私は考えています。

いつも頑張れない自分に対して罪悪感を持っているのか?
自分は頑張っているのに周囲は頑張っていないと勝手に思い込んでいるのか?

いろいろなパターンがあると思いますが、頑張るということを継続できないで罪悪感を持っているのであれば継続できるような仕組みをつくってあげるのが対応策でしょうし、周囲のせいにしているのであれば客観的な評価を示してあげることも必要かもしれません。

組織で働く場合には、自分がどのような期待を持たれていて、その期待に対してどのような手順で応えていくのかということを明確にしないと自分だけが頑張っても成果にはつながりません。


今日の社内会議では、目標(年間の目標売上)をどのような形で達成するのかということを徹底的に議論しました。その目標を達成するのに必要な要素、その要素を責任もって遂行できる腹を据わらせることができる人は誰か?などを議論して、周囲から誰がどのように見られているか、その人材は組織の目標達成のために何ができるかなどを該当者がいる前で決定します。

役割を割り振るのではなく、役割を遂行する・目標を達成するのに誰が適任かなどを合意するまで議論するということは組織の中に覚悟を醸成するのには適しています。

ブラックボックス化された中で人事などが行われいているというのは不公平感も感じますし、何よりも腹を括らせるということが難しいように感じます。

大きな会社などで課長になることを目標にして日々頑張っていた人たちは人事発表があっただけでモチベーションが上がるのでしょうが、それが機能しない会社の場合には工夫をしないと昇進はモチベーションアップにはつながらなく負担だけになることもあります。

自分の仕事が会社全体の何に役に立つのか?

仕事にやりがいを感じるということを求める場合には、これをしっかりを意識して仕事をしないと自分だけが頑張っても組織からの評価をもらうことができずに悩んでしまうことになります。

今日の会議では、社員の皆もいろいろと考えることがあったと思いますが、予算が達成できないというのには理由がありますので、その理由を改善する責任を負った社員が自分のプライドにかけて頑張ってもらうと周囲の協力も得て必ず予算達成を実現してくれるものと感じています。


今日は、社員の皆が非常に頼もしく感じました。





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Posted by 森戸裕一 at 23:29│Comments(0)組織改善
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