2009年09月07日

組織というものはなんのために存在するのか?

ダイヤモンド社から「現場の学び」診断システムが発売されました。

WPL(Management of WorkPlace Learning)

来週、神戸大学大学院の松尾先生と東京大学の中原先生の講座を受講してみます。

松尾先生のセクションは、

・人材が成長する条件とは
・成長経験とは
・経験から学ぶ力とは
・成長を促進するキャリアデザイン
・学習志向性と自己効力感
・個人満足度の考え方


中原先生のセクションは、

・職場の育成風土-社会関係資本の重要性
・職場におけるPDCAと上司力
・離職防止度の考え方
・企業における大人の学びとは
・対話(ダイアローグ)の重要性
・なぜ、対話は内省をもたらすのか
・対話を促すファシリテーションスキル

になります。


学習する組織創り

というのは情報化支援の中で10年前くらいから行っています。

【参考:学習する組織(atmarkit web)】
組織というものはなんのために存在するのか?

http://www.atmarkit.co.jp/im/cpm/serial/cust03/cust03.html




NPO法人九州学生ネットワークWAN(http://www.kg-wan.net)では、数年前からCANPASSという名前のスクール事業を行っています。

企業の人事担当者の方などから、

「就活サークルですか?」

と聞かれることがありますが、ちょっと違うんです。

大学が最近本格的に取り組みを考えている学生のキャリア教育を意識して、就職できる学生というよりも就職した後に職場のリーダーとして働ける人材の育成を目指しています。

企業の採用活動というのは大学などの受験と違って合格者を出してから教育するというものではありません。


企業は即戦力とまでは言わないですが、自分たちの戦力になる人材を探しているということを学生には気づいてもらいたいと思ってスクールの企画などを支援しています。

内定をもらって就職しさえすれば後は企業が育ててくれるというのは間違いで、就職して自ら学んで成長していかない限りは雇用を継続してもらうということは難しい経済環境になっているということに気づいてもらいたいと思っています。

不況だからリストラされるのではなく、時代の変化についていけないからリストラされる

というのが当然の考え方で、リストラというのはビジネスモデル、ビジネスプロセスの再構築であって、そこに役割が無くなった人材の処遇をリストラという言葉で呼んでいるようですが、再構築された時にも対応できる能力を持つということがこれからの時代を生き抜くためには必要なことだと学生には教えています。


彼らを「ゆとり世代」だと決めつけて「皆でお手てつないでゴールを目指す」「若い世代だけで盛り上がろう」などと甘えさせている我々世代が、グローバルな競争に勝ち抜いていかないといけない彼ら世代の可能性まで奪っているということを危惧しています。


前回の選挙で国民の多くは変化を望んでいるということがわかりました。


しかし、時間的な問題や構造的な問題ですぐには結果を出せない新政権を今度は批判するようになるということは目に見えています。

ただ、私たちが直面している課題を解決するには、このようなことを繰り返していく訳にはいかないので自分たちができるところから変えていくということを選択していくしかありません。


次世代を創る、支える人材は私たちの目の前に突然現れますが、その人材はコツコツと自分の将来が「今より良くなる」ことを信じて日々努力しています。

そのような努力ができる人材を沢山つくり出せればと思って、NPOの支援を行っています。





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Posted by 森戸裕一 at 10:14│Comments(0)組織改善
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