2007年12月10日
混沌とした社会
昨日の夜から北海道の札幌に入っています。
昨晩の雪はたいしたことなかったのですが、今日の朝はこのような状態です。
今回は某社のパートナーイベントに参加(少し登壇)するために来ました。
昨日の東京から札幌までの機内で梅田望夫氏の『ウェブ時代をゆく ~いかに働き、いかに学ぶか~』を読んでいました。私が考えるWebの可能性と共通する考えを梅田氏が持っていることに共感しながら、一気に読んでしまいました。
本書にも書かれていますがリアルな世界とバーチャルな世界という対比でインターネットは語られることが多いのですが、確実に今までなかったもうひとつの世界ができているということがいえるのではないかと思います。
また、世界中の膨大な情報を整理して個(人間)が活用できる時代というのは、様々な可能性が秘められていると思います。
梅田氏の過去の著書のレビューページ
この中の書評で、養老孟子氏は人間(じんかん)という言葉で世間を表現されています。
インターネットが社会に貢献できる部分で、地方都市や中小企業などの活性化を考えた場合に、格差と呼ばれる部分をインターネットで埋めるという可能性に私は非常に興味があります。
地方都市や中小企業が活性化しない理由に既得権というものが存在します。
ここに養老氏の言う、
『時代というものがあって、いまの時代は年寄りが威張る。そのつもりはなくても、生きている以上、ジャマになるのは仕方がない。そんな時代に若い人はどうすればいいか。いちばんまともな生き方は、年寄りがダメな世界で頑張ること。ならばウェブは格好の分野ではないか。』
という考え方を当てはめてみると突破口が見えるかもしれないと思っています。
世界は二つに分かれる。
「脳が作った世界(=脳化社会)」と、
「脳を作った世界(自然、といってもいい)」
とも養老氏は語っています。
脳が作った世界がセカンドライフのような世界かもしれませんが、私が柵(しがらみ)で身動きが取れない地方都市の状況も人間の脳が作った世界(状況)ではないかと思っています。
地方都市の行政機関や公的団体は財源が無くて地方都市活性化の施策を打てなくて困っているようです。ただ、お金を使うことだけが住民サービスではなく、知恵を使うことも住民サービスになります。
財源が枯渇してきた行政や公的団体はインターネットというあたらしいメディアを徹底的に活用するということを真剣に考えないといけなくなってきていると思います。
ふくおか経革広場は、行政から補助金などはいただくことなく、公的機関の方々と話をしながら企画や運営を楽しくやっています。
このサイトのターゲットは、中小企業の皆さんであり、その中小企業を支援している公的団体や企業の方々、また中小企業と取引をしている大手企業やお客さまにも見てもらいたいと考えながらコンテンツを準備しています。
福岡の中だけでも莫大な情報があります。
その情報を選別して、情報を欲している人にわかりやすく加工して提供するということを考えています。
グーグルは『世界中の情報すべてを整理し尽す』という壮大なビジョンを掲げているようです。
当社は、そこまではできないですが、地方都市の魅力的なコンテンツや企業の隠れた価値、距離が障害になって見えてなかった価値を届けるということにチャレンジしています。
保守的な北海道でどこまで、その考え方が受け入れられるかわかりません。
ただ、保守的な社会にWebというツールで新しい北海道の企業の価値を見せることができるようになると既得権を守ることに必死になっている方々も気付いてくれるのではないかと信じています。
行政の補助金など限りある既得権を守るよりも、それを投資資源と考えて市場に提供できる価値を最大化することを考えないと税金として未来に投資している住民への背信行為になる可能性もあります。
福岡の空気は少し変わりました。
時間が解消する問題かもしれませんが、インターネットという高速道路が整備されている中で高速道路の走り方知らないで渋滞している一般道でどちらの車が優先かなどを議論している暇はないはずです。
昨晩の雪はたいしたことなかったのですが、今日の朝はこのような状態です。
今回は某社のパートナーイベントに参加(少し登壇)するために来ました。
昨日の東京から札幌までの機内で梅田望夫氏の『ウェブ時代をゆく ~いかに働き、いかに学ぶか~』を読んでいました。私が考えるWebの可能性と共通する考えを梅田氏が持っていることに共感しながら、一気に読んでしまいました。
本書にも書かれていますがリアルな世界とバーチャルな世界という対比でインターネットは語られることが多いのですが、確実に今までなかったもうひとつの世界ができているということがいえるのではないかと思います。
また、世界中の膨大な情報を整理して個(人間)が活用できる時代というのは、様々な可能性が秘められていると思います。
梅田氏の過去の著書のレビューページ
この中の書評で、養老孟子氏は人間(じんかん)という言葉で世間を表現されています。
インターネットが社会に貢献できる部分で、地方都市や中小企業などの活性化を考えた場合に、格差と呼ばれる部分をインターネットで埋めるという可能性に私は非常に興味があります。
地方都市や中小企業が活性化しない理由に既得権というものが存在します。
ここに養老氏の言う、
『時代というものがあって、いまの時代は年寄りが威張る。そのつもりはなくても、生きている以上、ジャマになるのは仕方がない。そんな時代に若い人はどうすればいいか。いちばんまともな生き方は、年寄りがダメな世界で頑張ること。ならばウェブは格好の分野ではないか。』
という考え方を当てはめてみると突破口が見えるかもしれないと思っています。
世界は二つに分かれる。
「脳が作った世界(=脳化社会)」と、
「脳を作った世界(自然、といってもいい)」
とも養老氏は語っています。
脳が作った世界がセカンドライフのような世界かもしれませんが、私が柵(しがらみ)で身動きが取れない地方都市の状況も人間の脳が作った世界(状況)ではないかと思っています。
地方都市の行政機関や公的団体は財源が無くて地方都市活性化の施策を打てなくて困っているようです。ただ、お金を使うことだけが住民サービスではなく、知恵を使うことも住民サービスになります。
財源が枯渇してきた行政や公的団体はインターネットというあたらしいメディアを徹底的に活用するということを真剣に考えないといけなくなってきていると思います。
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こちらのブログは6月末までになります
佐賀県伊万里市のフリー素材
地方創生のための情報発信力強化への取り組み(佐賀県伊万里市)
佐賀くらいのサイズの自治体の方がスピード感持った運営ができますよね?
120秒プレゼン交流会 in 九州
120秒プレゼン交流会 in 佐賀
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Posted by 森戸裕一 at 07:20│Comments(1)
│地域貢献
この記事へのコメント
ニシヘヒガシヘ、キタへミナミへ大忙しですね。今、私も、この本読んでいますが、とてもいいですね。森戸さんを思い浮かべながら読んでいます。
Posted by 樋渡啓祐 at 2007年12月10日 22:32
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