2008年03月22日

マネージャーの仕事

当社には非常に優秀なマネージャーがいます。

非常に責任感も強く、ビジネスセンスも高いマネージャーです。

彼女のおかげで私は時間的な余裕をもらっています。
そのもらった時間で会社の将来的なビジョンやビジネスの仕込みなどを行うことができます。

そもそも、経営者、マネージャーという職務の人はどのような職責があるのでしょうか?

経営者は社員を育てるのが職責で、マネージャーは部下を育てるのが職責というのが答えではないかと思います。これらの人たちは組織内の人材マネジメントを行うのが仕事になります。

人材マネジメントという言葉を使うと人材という人間のマネジメントのような感じがします。
しかし、その社員や部下という人間は他人なので、なかなか自分の思う通りには動いてくれません。
だから職場では人間的な関係が複雑になっていきます。
職場の人間関係がストレスになってくる人まで出てきてしまいます。

組織内で人を育てるためには、その人を好きだの嫌いだのという感情ではなく、その人に任せている仕事という単位で管理していかないとマネジメントになりません。好きな人でも、任せた仕事をやっていないのであれば仕事をやっていないという事実に対して厳しく指摘しないといけませんし、嫌いな人でも、任せた仕事をきちんとやってくれたら褒めてやらないといけません。

仕組みを作って、任せた仕事の管理を人単位で行って、その人がその仕事をきちんとできるようにするのが人材育成ではないかと思います。

ディベートなどでも同じですが、相手の人格に対して攻めると遺恨が残りますが、相手の話している論理に対して反論するのであれば、相手から尊敬されることすらあります。

ついつい人の行動に対して管理しようとか、考え方を変えてやろうなどとしてしまいますが、その人がやらないといけない仕事に対しての管理や、実際に仕事を通じて価値を感じてくれる第三者(お客さま)の意見をもとにどのように改善すべきかということを考えてもらうということが、社員や部下の能力を伸ばす一番のマネジメントではないかと思います。

優秀な人間には考える時間を与えるためのタイムマネジメントを行わないといけないというのは誰しもわかることではないかと思います。また、考える時間を確保するために、優秀な人間が社員や部下を育てて仕事をできるようにしていくのが会社の活動の一番の基本ではないかと思います。
優秀な人間が昇格していると考えると、経営者やマネージャーの仕事の中身は、人と育てると考えるの2点に集約されると思います。


マネージャーの仕事

暇になったら、何にも考えずにボーとしてしまうような人材は経営者やマネージャーには向いていないかもしれません。このような人は、自分で時間を作って将来のことを考えるということをせずに、目の前の仕事を全部引き受けて自分で仕事をしてしまいます。

そうなると、社員や部下は育ちません。

プロフェッショナルとなる人材を育てるには、自分の仕事の社会的な意義という部分を認識させて、誇りを持たせる、その仕事を行うことの責任を自覚させて、やり遂げるという覚悟をさせる。

プロフェッショナルになった時には、自分の生きざまに自信が持てているはずです。

経営者になりたいと思っている人がやらないといけない努力
マネージャーになりたいと思っている人がやらないといけない努力

社員や部下の人生まで背負っているという自覚が出れば、努力するのが必然になると思います。

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Posted by 森戸裕一 at 15:25│Comments(0)人材育成
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