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2007年12月12日

ホーダーレスではなくボーダーの再編

ボーダーレスの時代がやってきたということが言われて久しいですが、日本全国まわって講演やビジネス支援などを行っている立場で考えると、たしかに日本の中で北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州などの地域ボーダーはなくなってきたように感じます。

インターネットという高速道路(新幹線)が整備されて、ビジネス活用などの使い方を知っている人はマーケットが広がったことと、知識流通の中で自分の能力以上の仕事をしています。

それに気づいていない地方都市は、高速道路の下の渋滞した道路で、どちらが優先か(既得権益)などの議論をして停滞しています。

昨日まで北海道の支援を行って、今日は福岡ですが、明日は長崎県の五島に行きます。

地方都市を再生するには、このボーダーレスの時代が来たということを知らせないといけません。

本当は街に情報が無い地方都市や会社の中に情報が無い中小企業こそがインターネットで情報補完を積極的に行って、情報発信をして存在をアピールするということをやらないといけないのですが、既得権益の調整に奔走している間は、これらの変化も見えないと思います。


また、ちょっと気になるのは国際的なボーダーレス社会に日本が取り残されているということです。
正確に言うと、日本語文化圏ということになるのでしょうが、一部の国を除いてインターネットの世界はすべての国のすべての人が情報交換をすることが可能になっています。しかし、ここには言語の問題は残っています。英語文化圏の人たちの情報交換は確実に国の枠を超えています。日本は?というと日本語文化圏ということで日本の国家的な枠組みを超えれていないという現実があります。

これは非常に危うい状況ではないかと思っています。

自由に情報交換を行う英語圏の人たちの情報が入手することが難しい言語の壁を乗り越えないと日本の今後の発展は望めないと思います。

グローバル社会のインターネットでの情報ボーダーレス化というのは、国境の枠から言語圏の枠にボーダーの再編ということになってきているようです。

IT関連のオフショアの考え方も、米国はインドとパートナーシップを組んで、日本は漢字圏ということで日本語への理解が少しはある中国とのパートナーシップになっています。

最近は親日な感情を持っているベトナムともパートナーシップ強化をしているようですが、言語の壁は厚いようです。  

Posted by 森戸裕一 at 22:26Comments(0)ビジネススキル