スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2007年12月31日

逃げずに立ち向かう

先日、テレビを見ていたらプロ野球の世界で自由契約になった選手たちがトライアウトに挑戦する姿が放映されていました。

高校野球の世界で、そこそこ上手いと言われていた選手でも入れないプロ野球の世界で1軍のレギュラーポジションを獲得することの難しさは、我々ビジネスを行っている人間がビジネスを成功させることの比ではないと思っています。

その中で、家族を抱えて毎年の契約更新で仕事をしているプロ野球選手の雇用環境の厳しさを再認識しました。現年収が1億円などでも必要が無くなると自由契約になってしまう世界です。

しかし、彼らを見ていると自分の退路を断って社会人になってる強さを感じました。

最近の若年層社会人の精神的弱さは、社会が退路を準備してあげているということも起因しているのではないかと思っています。第二新卒という言葉や転職によるキャリアアップなどの言葉で腹を据えて仕事をがんばるという意識が欠けている若者が増えてきました。

本当に精神的に辛い状況におかれている人たちがいるのも事実ですが、自分の甘えで現状から逃げていつまでたっても自立できない若者が増えているのも事実です。その若者の意識から生まれる社会問題を雇用のアンマッチという言葉でビジネスに変えてしまう企業が増えています。

また、そのビジネスを人材系という言葉で表現してカッコイイものだと思って殺到している大学生なども増えてきました。

家庭での躾などもされてなく過保護で自分勝手に育ってきた学生を社会人の意識に変えるのは容易ではありません。しかし、それでも社員がいないとビジネスは成り立たないということで人材獲得合戦は続いています。

しかし、企業はその人材育成に費やすコストが以前よりも増大していることに悩んでいます。

5年くらいは転職しないという「自分の退路を断つ」という覚悟を持った社員であれば、企業は研修などの投資ができます。  

Posted by 森戸裕一 at 23:24Comments(0)ビジネススキル

2007年12月30日

スペシャリストとゼネラリスト

先日、某企業の人材育成のコンサルティングを行っている中で、人材育成計画の中でスペシャリストの育成が企業の経営的な課題であるという話になりました。

スペシャリストという言葉は、私からすると専任というイメージが強く、兼任的なイメージのゼネラリストと対する言葉に聞こえます。

社員育成という流れの中で考えるのであればプロフェッショナル育成の方が正しく感じます。

組織構成ということで考えた場合には、スペシャリスト組織とゼネラリスト組織にわけてプロフィットセンターを明確にするということでもいいのですが、社員のキャリアパス作成ということになると、どの部門の社員でもプロフェッショナル意識は持ってもらわないと困ります。

組織の中における自分の仕事内容を明確にして、その中で自分は何をなすべきかを徹底的に考えて、自分の仕事で必要となる知識と技術の研鑽、社員としてのモラルとコンプライアンス意識の維持、自分の仕事へのプライドなどの意識を持ってもらいます。

サラリーマンという言葉からは、このような意識は感じることはできません。
やはり、そこにはビジネスプロフェッショナルという言葉が一番しっくりくるのではないでしょうか。

ただ、多くの企業ではサラリーマンの育成プログラムしか保有していません。
早い段階でビジネスプロフェッショナル育成にシフトしていく必要があるのではないかと思っています。

ビジネススクールを運営する中で、40歳を超えたくらいの方からお問い合わせを受けることもあります。この年齢でビジネスプロフェッショナルとしてのスキルを習得したいという方は、今の会社を辞めた後のことを考えていらっしゃる場合が多いように感じます。企業として、ビジネスプロフェッショナルの意識を持たせる必要がある年代は25歳~35歳くらいの層になるのではないでしょうか。  

Posted by 森戸裕一 at 11:08Comments(0)人材育成

2007年12月29日

ビジネスプロフェッショナル

当社ではBPS(ビジネスプロフェッショナルスクール)というものを企画・運営しています。



どのようなメニューを提供しているかというのは、何度か投稿してきましたが、そもそもビジネスプロフェッショナルという人はどのような人でなぜそのような人が必要になってきたかという社会的な背景について投稿しておきたいと思います。

まず、企業側の論理ですが、企業も「モノが売れない」時代になって単純に良いモノを作れば売れるという時代ではなくなったという認識を持っています。良いモノを作れるエンジニアを育成するだけでなく、営業やスタッフ部門まで含めた形でのプロフェッショナル育成というのが必要になってきたという時代背景があります。また、社会風潮的に企業のコンプライアンスなどを厳しく求めてきています。企業のコンプライアンスを維持するには社員のモラルを向上させる必要があります。社員のモラルを向上させるためには一人一人の社員のプロ意識を向上させるのが一番です。

次に、社員側の論理ですが、終身雇用形態が崩壊したことと、年功序列的な賃金体制が成果主義的な賃金体制に移行したということもあり、企業の中で働いていても個として認められるスキルを求められるという状況になってきたということがあります。また、雇用の流動化で個人のキャリアを考えた場合にも組織の中でも外でも通用するスキルを保有しておかないと将来設計が立てづらいという状況にもなっています。

プロフェッショナルというと独立して存在するイメージが強いですが、昨今では組織の中に存在するプロフェッショナルが求められています。また、個人としても組織に所属しながらプロフェッショナリティを発揮できる環境が整ってきたということもいえます。

それらのプロフェッショナルになるための基本的な部分を学習する機会を大手企業は社内研修体制を作り社員に提供しています。(これは共通言語を作り出すプロセスです)
しかし、地方の企業や中小・中堅企業ではなかなか社内研修で提供するのは難しい状況にあります。

そこを補完してあげると、社内の情報化の推進などを行っても社員の動きが変わってきます。

会社に入ってなんとなく仕事ができるようになったが自発的に会社の利益のために働こうという意識を持てないという場合は、基本的な部分でのビジネスパーソンとしてのスキルが身についていない場合が多いようです。そのスキルはスクールなどでスキルの使い方を教えながらモチベーションをつけています。

モチベーションがつけば、インターネットという知識の高速道路が整備されています。

高速道路でスピードをあげるためのアクセルは知的好奇心になっています。
インターネットの歴史の浅さがいろいろと誤解を招いているようですが、知的好奇心にあふれているビジネスプロフェッショナルには魔法の杖以上の使い勝手がある道具になっています。ビジネスプロフェッショナルと呼ばれる方とインターネットの使い方と、ビジネススキルが乏しいサラリーマンのインターネットの使い方を比較すると非常に興味深い結果が出てきます。  

Posted by 森戸裕一 at 13:55Comments(0)人材育成

2007年12月28日

タテワリ

当社は今日で本年の営業は終了になります。
仕事初めは来年1月7日(月)になります。

若年層の就業支援や企業向けの情報化支援など行政の施策のお手伝いなどを行っている中で感じることがりあります。

施策自体が間違っていると思ったことはありませんが、サービスを受ける方からすると同じようなサービスが別々の窓口から提供されることがあります。

また、過去に提供されたサービスも加工することで再利用できるものもありますが、そのサービスを再利用するという概念があまりありません。

当社では様々なサイトの企画・運用などの支援を行っていますが、その企画の中で眠っているコンテンツをサービス提供対象者に合わせて加工、再編集をして情報提供するというものがあります。

自治体の皆さまが今まで提供してこられたサービスなどをワンストップでポータルサイトから見えるようにする経革広場などのコンセプトはこのような再編集、提供というサービスになります。



これが複数の自治体のサービスを連結して提供できるようになると、更に充実したコンテンツになると考えています。  

Posted by 森戸裕一 at 22:14Comments(0)地域貢献

2007年12月27日

自分は何者なんだろうか?

クライアント企業でプロフェッショナル人材を育成する際に考えることがあります。

プロフェッショナル人材というのはいったいどのような人材なんだろうか?

その人はプロフェッショナルでありたいと思っているのだろうか?
その人の周囲はその人をプロフェッショナルと認めてくれるのだろうか?
その人はプロフェッショナルとしての資質(専門知識、専門技術)を保有できるのだろうか?

基本的にプロフェッショナル人材育成計画などを考える場合には、最後の資質を研修などで伸ばすことばかりに目がいきますが、前の2つも重要だと私は考えています。

資格などはわかりやすい例で、自分が取得したいと思っている資格で、周囲もその資格の難易度と取得した後のメリットも知っていて、何よりも資格取得したことでその人に知識も備わっているということが証明できたとであれば、そのプラスの循環はどんどん加速していきます。

弁護士資格や医師資格などは、そのような資格の代表ではないかと思います。

弁護士先生!
お医者さん!

と呼ばれていると、自ずとそのような立ち振る舞いになっていきます。

他人からの認知が知識習得のモチベーションとそれに付随して自分も目標達成による資格保有者としての自覚も出てきます。ステイタスというのは、そのような自覚から生まれてくると思っています。

芸能人オーラなどと言われるものは、周囲から認められて生まれてくる自信、自覚からでているのではないかと思います。
(売れなくなったら自信がなくなるのでしょう、オーラがいっきに無くなります)

ですから、若くして成功したベンチャー企業の社長なども自分自身が持つ自信と他社からの賞賛の言葉で一種のオーラが発せられています。

それから、自分をブランディングするということもよく言われますが、大リーグのイチローなどから発せられる言葉がよくそれを表しているのではないでしょうか。
彼の言葉は、イチローという一流のベースボールのプロフェッショナルを客観視して発せられることが多いと感じます。それは、自己認識の自分(鈴木一朗)と大リーガーであるイチローを別人格で管理していて、その両方の人格をマネジメントする3人目の自分がいるという感覚だと思います。

私なども、経営者である自分と家庭での自分、大学などで教えている自分とボランティアやっている際の自分で別人格のような形でプロデュースしていることを感じることがあります。
(実際には人格を管理している自分が、それぞれのケースでの気付きを別人格の自分にも与えているという感覚です)

特に講演している際は、講演の聴衆によって今日はどのような講演者がベストか?ということは考えながら話しています。上斜め45度くらいの角度から私と聴衆を見ている第三の自分もいます。

それで、今日、ソフトバンククリエイティブ様主催イベントで講演した際のストリーミング映像が以下のサイトで見れるようになりました。(無料のユーザー登録は必要なようです)


緊急提言!!情報編集・発信力の違いが地域格差を助長する


人格を変えていると言っても、このバナーのように鬼のような形相では話してはいません。(笑)


それから、今日は独立前からお世話になっているビジネスリーダーの方々との会食でした。

先日、新聞社の方とご一緒した際に「インターネット全盛の時代の新聞のあり方」について質問されたことがありましたが、私は新聞は新聞の役割があると思っています。四六時中、インターネットを活用している私も新聞はきちんと定期購読しています。

なぜか?というと、ネットはやはり自分の興味で記事検索します。検索エンジンやRSSを活用してキーワードなどで絞り込むことが一般的です。必要な情報を深堀りしたり、関連する記事を同時検索するのは得意です。

しかし、新聞は自分の興味がある記事の周囲の通常であれば私の興味が無い記事まで私の目に入ってきます。そこでさまざまな気づきを与えてもらえます。その新聞の効用を意識しておかないと自分の視野が狭くなってしまいます。

自分が何者か?ということを考える際には第3の目を意識することと、その目を養う行動が伴う必要があります。  

Posted by 森戸裕一 at 17:32Comments(0)人材育成

2007年12月26日

コト(経験)重視の時代

何を持っているか?

よりも

何を経験したのか?

最近は、モノ(資産)よりコト(経験)が重視される時代になってきました。

知っているだけでは知的資産にはならず、経験して初めて自分の資産になります。

知っていることと、できることは違う

この話を学生にすることがあります。


知識を教える教育はネットでも代用できます。
ただ、その教育に講師(先生)の経験などが入るので人が教える教育はなくなりません。

ネット社会になって情報が社会に溢れて、見聞きしただけで何でもできる気になっている若者が会社でも多くなってきました。

ただ、企業の中間管理職の方は自信を持ってください。
経験が無く、見聞きした知識だけでは仕事で成果は出せません。

驚くことに(笑)、最近の大学生はコンサルタントになりたいと言って私のところに相談にきます。

経験が伴わない知識は、リアルの社会ではなかなか通用しません。

そのために、組織には中間管理職という経験職の方がいらっしゃいます。

ただ、その立派な経験を持った管理職の方も自信なさげに振舞っていると、経験が光りません。
若手社員のネットや書籍で調べただけの知識が薄っぺらく感じるのと同じように、自信なさげな言動によって社歴の長い管理職の方の経験も価値があるように見えないこともあります。

今からの情報化時代は、コト(経験)重視の人材育成計画が必要になります。

今、インターンシップの教材を作っていますが、このインターンシップの位置づけも情報化時代だからこその内容にしたいと思っています。

知識にコト(経験)をつけるのがインターンシップの本質と思っています。

職場体験的なインターンシップは、たぶんネットから見聞きできる情報と大差ないと思います。  

Posted by 森戸裕一 at 20:01Comments(0)ビジネススキル

2007年12月25日

一年の計は元旦にあり

「一年の計は元旦にあり」という諺(ことわざ)があります。

この諺は、中国の『月令広義』の一節が語源になっているようです。

  一日之計在晨(一日の計は晨にあり)
一年之計在春(一年の計は春にあり)
  一生之計在勤(一生の計は勤にあり)
  一家之計在身(一家の計は身にあり)

(※)『月令広義』(げつりょう こうぎ、げつれいとも、正字体:月令廣義)は、中国・明代の官僚で学者でもあった馮應京(ひょう おうきょう)が万暦年間に著した、中国の伝統的な年中行事・儀式・しきたりなどを解説した本。「出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』」



毎年、今年こそは!と目標を立てても、なかなか計画通りに目標達成をできないという経験をされている方も多いと思います。

しかし、インターネットなどを活用して的確に情報を得ることで明確な目標を立てて、無理な計画ではなく綿密に詳細な計画を立てることができる時代になりました。
同じような目標を立てて実行した他の方の体験談など精度の高い情報を得ると1年くらいの範囲であれば、ある程度自分ができることをイメージできます。

また、元旦に設定した目標、計画と実際の日々の行動などを比較して進捗などを管理することもブログなどのツールを活用することで簡単にできるようになりました。

新しい情報ツールなども肯定的に活用すると、今まで自分ができなかったこともできるようになることがあります。ブログは日記ではなく、自分の知識と自分以外の知識を結びつけるツールと言えますし、情報発信することで自分も含めて様々な気付きが出てきます。

社会で使える知識を習得するためには、社会で活躍している旬な人間と知り合いになることが一番ですが、その旬な人間と対等に情報交換するためには最低限の知識が必要になります。

社会で使えるノウハウを習得するためには、社会で実際に様々な経験をしてきた先人と知り合いになることが一番ですが、その経験豊富な先人と情報交換してもらうためには社会人としてのマナーを知る必要になります。

自分が知っている範囲、自分が興味がある範囲だけでビジネスを考えても、複雑系の社会では通用しません。自分の知識や考えがどれくらい社会で通用するのかということを考えた場合には、もっと自分が興味が無いと思っていた分野にも興味を持つべきだと思います。

ただ、自分ひとりでは解決できない問題なので、知的好奇心レベル、価値観でつながったネットワークを構築する必要があります。

これに気付いたら、「1年の計」も今まで考えられないレベルのものになるのではないかと考えて、当社では、ビジネススクールの企画、運用などを通じて知識レベル向上の手段の提供と、使い方をリアルに教えるためのネットワークの構築を行っています。

そろそろ、来年の新入社員研修のプランニングなどを始めている企業も増えてきました。

人材の育成も従来の概念にとらわれることなく、知識と経験をどのような手法で伝えるのかということを考えないと、なかなか若い世代は育ってくれません。

人と人、知識と知識をつないで、そこから新しい知識、価値をつくるために、

当社の社名は、「ナレッジネットワーク(知識のネットワーク)」としています。  

Posted by 森戸裕一 at 09:38Comments(0)ビジネススキル

2007年12月24日

アジアのパワー

昨日からアジアの某都市に滞在しています。

街はすっかりX’mas一色です。



この時期は海外に出ることが多いのですが、毎年、日本人の存在感が薄くなっていることに危機感を感じます。日本人の元気がなくなってきているというよりもアジアの人たちの元気が目立ってきたということかもしれません。



当社は日本の中で東京と地方都市の情報格差を是正するために様々な活動をしていますが、海外に出ると情報における日本語圏と英語圏のビジネス格差を感じる機会が多くなってきました。

googleなどの情報検索サイトが世界中の情報を整理しようとしています。
この情報整理のおかげで私たちは瞬時に世界中の情報を知ることができるようになりました。

その中で英語で記述されている情報と英語以外の言語で記述されている情報の情報量の違い、また、その英語以外の言語の中でも日本語の情報量の少なさを感じています。
このインターネットがもたらしたボーダレス時代に日本が抱えている課題の大きさを考えると、東京と地方都市の情報量の違いすら小さなものに感じてきます。

「我々は日本語を理解してもらえる商圏でビジネスを考えないといけない」「日本語で伝達されている情報だけでビジネスを考えないといけない」というハンディがじわじわと日本人を苦しめているように感じます。



インターネットでボーダーレスの時代になってきましたが、経済の世界では新たなビジネス境界線が言語圏というラインでできているような気がします。日本ではきちんと情報発信をしないと地方都市は存在すら忘れられるということを言っていますが、日本自体の存在感も薄くなってきている理由としては、英語圏に向けた情報の発信量の少なさがあるのではないでしょうか。

★香港島のレーザーショー
  

Posted by 森戸裕一 at 11:21Comments(2)雑感

2007年12月23日

ビジネスにおけるリアルとバーチャルのバランス

海外でベンチャービジネスをしかけている知人を訪ねようとしたのですが、もらった連絡先(電話番号)が間違っていました。

ベンチャー企業なので代表電話などがWebなどに掲載されているわけでもないし、ちょっと困ってしまったのですが、まあ、インキュベーション施設の住所はわかっているので、

google MAPで場所を検索し、地下鉄に乗って、最寄の駅まで行ってみて、



駅の出口の表示を確認して、



地上への出口の表示を確認して、



駅からの表示で歩いていると、建物(インキュベーション施設)を発見、



ビルの入居者情報を確認して、



無事にたどり着けました。



彼の会社はベンチャー企業として世界を相手に机ひとつで勝負をはじめています。
インターネットを駆使することで日本にいても大きな勝負をすることも可能になりましたが、インターネットを駆使することでリアルな世界でも自分の身をボーダレスな地域に置く必要があるというのが彼の考え方で私もその考え方には共感できます。

この施設はインキュベーションとしてもすばらしい施設でした。



会議室を借りて、非常に中身が濃い情報交換させていただきました。  

Posted by 森戸裕一 at 23:58Comments(0)ビジネススキル

2007年12月22日

もう一つの空間

数年前にインターネットビジネスのコンサルティングを主に行っていた時代に、電子商取引が活性化する中で電子商空間が新しくできるということを話していました。

電子商空間は、電子商取引というBtoB、BtoC、CtoCを主に行うだけでなく、コミュニティを形成することでPtoP(Person to Person、Place to Place、Portal to Portal)のメリットを創り出すということを考えていました。

ただ、このPtoPの世界で主役になるのは人でありバーチャル空間であればあるほど人の動きをどのように演出していくのかというシナリオ力(編集力)が必要になってきます。

地域活性化や環境問題、人材育成などの社会が抱える課題を解決するための新しいビジネスモデルを作るきっかけを昨日もらいました。

当社は、次世代人材育成、企業の経営支援、地域貢献(活性化)を事業の柱にしていますので、この事業ドメインを組み上げて価値を創り出すということを来年の目標にしたいと思っています。

企業の資本力の大小ではなく、企業の知恵の大小が経営力の根幹になっているということを証明していきたいと思っています。  

Posted by 森戸裕一 at 23:26Comments(0)ビジネススキル

2007年12月21日

ブロード配信

先日、福岡で講演した模様が撮影されて、今回もソフトバンククリエイティブ様の方からブロード配信がされるようです。

ふくおか経革広場では、いくつかの講演の模様が見れますが、新しいものを追加できそうです。

ここ6年ほど、全国で講演を1000回以上行ってきましたが、このように撮影してインターネット経由で配信されるようになると、1000回の講演でやっと5万人ほどの方に講演を聞いてもらったのが、少なくとも10倍くらいにはなるのではないかと思います。

ネットから配信される講演を視聴するのと、ライブで聞くのとは、後者が参加者のモチベーションは上がるのですが、タイムリーな話題を沢山の方々に聞いてもらうためにはネットを利用することを考えないといけません。

どのような話題は、どのようなツールを選択して情報伝達するのかということがしっかりしておけば、今までの概念では実現不可能と思われていたようなことが可能になります。  

Posted by 森戸裕一 at 21:22Comments(0)講演

2007年12月20日

次世代リーダーを育成する必要性

本格的な情報化・知識化時代の到来で私たち大人でも次世代を読むことは非常に難しくなってきています。その中で次世代を担う若年者は将来に漠然とした焦燥感、不安感を持って生きているのではないかと思っています。

焦燥感、不安感を持って日々生活していると精神的にも不安定になってきますので、私たちの使命として若年者に仕事の楽しさと仕事で成果を出すための情報を活用した働き方を伝えるということを日々行っています。

特に情報処理の技術もさることながら、情報編集、情報発信についてはこれからの時代を生き抜くためには非常に重要なスキルになることから、企業研修やNPOなどの地場での活動を通じて次世代リーダー育成事業を行っています。

また、次世代リーダーとなる人材とは協業スキームを作ることで彼らの知的好奇心を引き出し、既成概念にとらわれない新しい発想による価値創造を支援していきたいと思っています。  

Posted by 森戸裕一 at 21:26Comments(0)人材育成

2007年12月19日

地方都市の活性化支援

地方都市の行政施策などを見ていると予算をつけることが先でお金がないと何もできないように(何も考えない)見えてしまいます。

お金が無くても知恵があるという風に考えると、インターネットという昔はなかったツールが世帯普及率100%に近い状態になってきたということをきちんととらえて予算ありきの施策は見直すという発想の転換を行ってもらいたいと考えています。

特に公的機関は一度やり方を決めてしまうと変えるのを躊躇う傾向にあり、また、補助金などの公的資金も一度もらうと麻薬のようなもので公的資金だけを狙って活動する人たちが公的機関の周りには増えてきます。

ただ、このように一つのビジネスモデルに固執していると新しい知恵が出てこないというのが現実で、世の中には税金の無駄遣いというのは数あれど、発想を変えないという無駄遣いが一番大きい無駄遣いではないかと思います。これは行政だけの問題ではなく、公的資金をもらっている民間側にも大いに問題があります。

当社では知恵を使って、行政からお金をもらって考えるのではなく一緒に考えていく中で、プロトタイプ的な施策を次々に世の中に出していってその時期に最適のサービスは何かということを考えるということを行っています。  

Posted by 森戸裕一 at 20:13Comments(0)地域貢献

2007年12月18日

企業の経営支援の考え方

地方都市の企業や中小・中堅企業の経営支援を行っているとどうしても業種や地方という構造的な問題で経営における行き詰まり感を感じる場合があります。

首都圏と地方都市と情報量の違い、その情報を活用する人材の不足、マーケットサイズもさることながら、マーケットを啓発して創造するという意識の欠如などビジネスの考え方を根本から変えてもらう必要を感じています。

その中で情報化戦略の策定に関しては、当社から直接支援を行うだけでなく当社のクラアント企業から継続的に間接的な支援を行うのが一番の効果的ではないかと考えることがあります。

地方の企業や中小・中堅企業は自社のブランディングがうまくできずに、経営品質の向上や内部統制、セキュリティ体制の確保のための取引企業やお客さまに提示するエビデンスなどの準備もできずに大手企業の下請けになることすらも難しい状況になってきています。

その状況を打破するために、当社では大手企業(特に東京本社の大手SI企業など)の営業支援やコンサルティング支援を通じてこれらの問題の解決を目指しています。ここでは、地方の企業や中小・中堅企業の支援ビジネスを大手企業に積極的に行ってもらうための活動を行っています。

例えば、世の中には中小・中堅企業のIT導入のコーディネートを行うITコーディネータという資格が存在しますが、ITコーディネータ制度が作られた背景にはベンダー主導での中小・中堅企業のシステム導入には問題があるというこがあったようです。

ただ、その背景が正しいのであれば、私は中小・中堅企業を活性化させるためにベンダーの再教育を行って、ベンダーがワンストップで中小・中堅企業の情報化戦略の策定からシステム導入まで行なえるというのが理想ではないかと思っています。

そうすることで、無駄なコストを中小・中堅企業は払う必要もありませんし、何よりも名前のあるシステム会社から有償サポートを受けることで自社ブランドのアップということを目指すことも可能になります。ITベンダーが悪のような論調になると、システムを販売すること自体がビジネスになりません。そもそもIT業界という今までビジネスの世界では存在しなかった業界の正しい理解が市場ではなされていないのではないかと感じることもあります。ソフトウェアという知的財産に対して対価を払うということ自体も理解されていないこともあります。

インターネットは今や世界のビジネスインフラになって、そのネットワークを使って企業は商取引を行っています。その基盤を整備するIT業界への理解が進まなかったら、社会的に大きな問題になります。ビジネスの生命線にもなってきたIT導入を費用は安ければ安いほうがいいなどと考えていたら一番重要な企業の信頼性を欠くことにもなりかねません。

今の時代は自社の経営の透明性や健全性をどのようにわかりやすく取引会社やお客さまに伝えるかということが重要になっています。そのためにも、情報化戦略からシステム導入、サポートについては大手システム会社が地方都市の企業や中小・中堅企業を見放さないように当社でサポートするしかないと考えています。

本当は地方のシステム会社も早い段階でそのことに気付いて経営改革を行ってもらえればいいのですが、こちらも下請けビジネスや知的資産の価値を正等に説明できないことから安易にイニシャルコストが安いというセールストークでOSSをお客様に勧めたりして自分の首をしめています。いずれにしても地方のシステム会社に関しては経営者以外のエンジニアに経営的な学習をしてもらうことが先決ではないかと感じています。  

Posted by 森戸裕一 at 22:10Comments(0)地域貢献

2007年12月17日

今年最大の出会い

福岡県の中小企業振興センター様の『ふくおか経革広場』からの今月のお題は、

今年最大の出会い

ということになっています。



全国で講演することが多い私は常に様々な出会いの中で自分を成長させていただいています。


日本中をまわっていると、本当に地域のためにがんばっている企業や個人の方々がいらっしゃいます。
ただ、不幸なことに情報化社会の進行の中で、その活動が目立たなくなってきて、資金的な面も含めて支援が受けづらい状況になっています。

そのような方々の支援を情報化・知識化という視点でできないか?

ということを当社では常に考えています。

例えば、単にWebを制作するだけでなく、そのWebの中のコンテンツの編集で訪問者に何かを気づいてもらいたいということを常に思っています。講演やセミナーでも同様です。

BPS(ビジネスプロフェッショナルスクール)は地場の若手ビジネスパーソンに知識ベースの補完と講師の経験から知識の使い方を気づいてもらっています。

ガクログは採用支援ではなく、次世代を担う学生に就職活動やインターンシップを通じて働くということ、地域社会に貢献することの重要さを気づいてもらっています。

その他にも、企業の経営支援では、グループウェア活用のヒント、データベース活用のヒントなども提供していく予定にしています。

ただ、これらのWebコンテンツも常にインターネットなどの中から最新の情報などを検索して精査して編集していかないといけません。これは非常に根気がいる仕事ですし、情報感度も求められます。

当社は『森戸さんでもっている会社ですよね?』と言われることが多いのですが、当社の社員は本当にがんばって仕事してくれます。社会から求められる無形の価値というものを創造してタイムリーに提供していくという仕事は誰でもできる仕事ではありません。

当社の仕事はわかりにくい仕事ですが、どこの会社も作れない価値を創造して全国に提供しています。だから仕事自体にも価値があります。

このような社会的に大きな価値のある仕事に今年もたくさん出会うことができました。

この誰でもできるものではない仕事に逃げずに取り組んでいる社員を私は誇りに思います。  

Posted by 森戸裕一 at 00:23Comments(0)地域貢献

2007年12月16日

二足のわらじ

多くの企業では副業を禁止しているようですが、それはなぜでしょうか?

ひとつは本業に集中するのができなくなる恐れがあるということと、もうひとつは情報漏えいなどのリスクがあるということもあるのではないかと思います。

しかし、複雑化した社会構造への対応とインタネットで社内外での知識流通が可能になったということで考えると昔の尺度だけで考えるのも時代遅れのような感じもします。

先日までの五島での私の仕事は本業とはちょっと違う分野でもあります。
このブログには本業のことはあまり書き込みませんが、企業の経営支援に関しては当然のことながら守秘義務もありますので具体的なことはブログなどには書き込めません。

先日紹介した梅田望夫さんのブログに、『ウェブ時代をゆく』の書評を脳科学者の茂木健一郎さんが書いているという紹介がありました。

インターネットが限られている人だけの連絡網から、世界中の人たちの生活基盤になってきて組織と個人の関係は根底から再検討を迫られているということが書かれています。

ただ、その生活スタイルの変化は、BtoB、BtoCなどのインターネットを活用した電子商取引だけの話ではなく、社会生活全般に及んでくるということが書かれています。

『ウェブ時代をゆく』の中で著者の梅田さんはインターネットがもたらす人の生き方の変化について「一身にして二生を経るが如(ごと)く」と書いています。

人生は一度だけということは誰しも理解していることですが、インターネットで時間軸をうまく分割すれば1度の人生の中で並行して2つの人生を過ごすことができるということは理解できていません。

リアルとバーチャルの2つの人格を使い分けるのではなく、知識習得のプロセスを変えることで劇的に生活スタイルを変えることができ、今までの人生の考え方、過ごし方の概念が変わってきています。

私はサイバー大学にも関わっていますが、サイバー大学の可能性というのは、これらの次世代のビジネスパーソンの育成についても従来のオンタイムでの大学の授業とは違った形態を提唱しています。この大学の授業形態についての社会の反応を見ていても非常に興味深いものがあります。



好きなことを仕事にする
自分の人生に使命感をもって過ごす

ということを誰しもできるようになったということもインターネットの恩恵ではないかと思います。

先日の五島海陽高校での授業や福岡大学などの授業でも話をしましたが、インターネットが無かった時代の人たちと同じようなことをやるだけだったら、人生、楽をして過ごすことはできます。それくらい知識レベルで考えると簡単に情報は入手できます。ただ、その簡単に入手した知識を得るだけで満足していると使命感を持った人生は送れませんし、仕事に使命感を持てずに生活の糧としてだけの仕事という前世代的な仕事のとらえ方になってしまいます。

茂木さんが言われているように、人生に覚悟を持っている人間にとってはインターネットがもたらした情報化・知識化時代というのは非常にありがたい時代です。

米国スタンフォード大学でアップルコンピュータCEOのスティーブ・ジョブスが講演を行った際の翻訳版が掲載されているWebサイトがあります。

スティーブ・ジョブスの講演録

この講演の中には自分の育った環境にも、裏切られた仲間のせいにもせずに、自分を信じて、社会に価値を提供することこそが人生の使命というジョブスの覚悟が感じられます。

自分の生活のための仕事と社会のための仕事が並行して行える大人が『かっこいい大人』で、狭い了見でお金を得ることばかりに目が行っている大人が『かっこわるい大人』という目が若い世代にも養われていくと、非常に良い世の中になっていくのではないでしょうか。  

Posted by 森戸裕一 at 23:56Comments(0)ビジネススキル

2007年12月15日

ストレートな物言い

昨日、東京のサードプレイスの五十嵐さん と食事をしました。



五十嵐さんの著書です。

長崎の五島から最終便で福岡に戻って、その足で五十嵐さんと沖縄の砂川さんが食事をしている天神の居酒屋さんに行きました。

もう一人(蒲池さん)呼んでいるということで席が狭いので、私の家の近くの海鮮居酒屋(活海酒)に移動しました。

4人でいろいろと話をしている中で、私の物言いが『直接的すぎる』という話も出ましたが、これはよく言われます。最近の流行言葉で言えばKY(空気読めない)という風に言われることもありますが、これは間違っていると思います。お互いにビジネスの最前線で仕事しているという気概があれば、それくらいの話じゃないと盛り上がりませんし、近所の主婦の方々の当たり障り無いおしゃべりのような内容では楽しくもありません。

日本には建前と本音というのがありますので、実際に人前で自分が言いたいことを言えない人が多いのではないかと思います。匿名掲示板や匿名ブログの書き込みなどを見ていると抑圧された人たちが多いのに驚きます。それがストレス発散になっているということであったら、インターネットの使い方を根本的に間違っているのではないかと感じます。

KY(空気を読めない)という言葉もその場を取り繕うということを重視して本音を言うなということではないと思っています。人の話を遮ったり、話の骨子を理解できないのは問題と思いますが、本心で感じたことを相手に伝えるのは中身のあるコミュニケーションを行うためには必要なことです。

KYという言葉が、日本人的な体質を更に助長しているようにも感じます。

相手のビジネススキルが高ければストレートな物言いも楽しいコミュニケーションになりますが、相手がそれを理解していなければ失礼な人になってしまいます。

そういう意味では、相手のビジネススキルを見定めるというスキルは必要なのかもしれません。

社会人経験が乏しい学生などの場合には社会というものを理解していないので、議論の本質がわからなくてKYになることもあるようです。  

Posted by 森戸裕一 at 23:56Comments(0)ビジネススキル

2007年12月14日

五島海陽高校

今日は長崎県の五島海陽高校に授業を行うために出張しています。

すばらしい学習環境です。



今日は3年生向けの授業ですが、この24人の生徒さんの半数は経済産業省の情報処理試験の資格を持っているということです。



今日の内容としては、技術的な話よりも情報を活用する仕事の行い方のイメージをつけてもらいたいと思っています。

学校教育の世界では、生徒の学力低下が懸念されているようですが、インターネットを活用して情報を簡単に検索できるようになった今、自分の学力は高くなくても、友人や知人などとネットワークを組んでその中から知識を得るという方式を取るすべを知っている人は、社会に出てからも十分に活躍できます。

インターネットから隔離されている環境下で、その人がどれくらいの知識を持っているか?

などという試験のような仕事は少なく、周囲とのコミュニケーションや遠隔地などにいる知人とネットを介してコミュニケーションして知識を補完して仕事で成果を出すというのが一般的ではないかと思います。

今日の五島海陽高校の生徒が、これからの社会と仕事の変化ということで、離島にいることが決して不利にはならないということを感じてくれて、島民の人たちの意識の変化につながるような活動をしてくれればと思っています。

たとえば、今日の講義でも話をしましたが将棋の世界などでもネット対局なども行われています。

大和証券杯ネット将棋大会

将棋などは強い相手と勝負しないと強くはなれません。それが地方在住者のハンディだったと思いますが、それがネットで遠隔地の人たちとも対戦できるということになれば話が変わります。地方や離島に住んでいる人が都市部や遠隔地の人間と積極的に交流して、知識を自分たちの地域に呼び込むことで大きく社会は変化します。

五島海陽高校の生徒のこれからの活躍を期待しています。



また、午後からは地元の商店街の方や経営者の方向けの『IT経営』についての講演でした。



今回はインターネットビジネスを中心に語って、情報編集と発信の重要性を感じてもらいました。

昨日から行政、学校、企業と五島地区での産学官向け講演を行ってきましたが、地方が本気で変わるためには誰かががんばるだけでは無理で、皆ががんばるという形にしていく必要があると思います。

商店街では『一店逸品おもてなし巡り』というイベントが開催されていました。
そのイベントをちょっと見学しましたが、昔の五島の写真なども展示されています。





昔から現代ということと、これからの未来ということを考えると、これらの写真や映像などのデータも積極的に島外に公開して五島に対しての興味をどんどん持ってもらうことが重要と考えます。

本気になる時期を逸すると取り返しのつかないことになります。

今回の講演がきっかけになって大きく五島が変わることを期待しています。  

Posted by 森戸裕一 at 10:44Comments(0)出張

2007年12月13日

コミュニティの核

今日から五島に来ています。

朝の一便で福岡空港を飛び立って、午前中は商店街のよらんかな広場で2日間の講演などの準備を行い、午後から五島市の中尾市長にご挨拶をしました。






それから市役所の幹部職員の方々へ講演を行いました。



幹部職員の方々の情報発信の意識をどれくらい変えることができるか?

ということが課題だったんですが、講演が庁舎内で行われたという事実が残ったということだけでも大きな変化ではないかと思います。

インターネットのWeb1.0の時代から2.0の時代に変化してきました。

2.0の時代は個人ベース、企業活動ベースでも、情報の検索がインターネットを介して行われることが普通になっていきます。

今までは、新聞や雑誌、書籍、テレビ、ラジオなどのメディアを通じて情報というのは配信されていましたし、その中から情報を得るというのが普通の感覚でしたが、今からはインターネットの検索エンジンを使って情報は検索されるというのが主流になってきます。(というか、なっています)

すなわち、情報を発信しなかったらネット社会でもそうですが、そこに連動しているリアルな社会でも存在が忘れられるという事態になります。

地方の自治体の方々に理解してもらいたいのは、自分たちの地区ではネットで情報検索する人などは少数だという考え方ではなく、都市部や日本全体で地方都市を忘れないでいてもらうためには小さな情報でもいいので発信し続けるということです。

今回も自治体の職員の人たちは情報化社会の本質についての理解が乏しいという住民の方々から意見をいただきましたが、私は誰も経験したことない時代に突入しているのだから理解が乏しいのは仕方ないと思っています。だから、理解してもらうきっかけを作るために五島まで来ています。

自分たちなりに地域の広報活動はやっているという言葉は、情報化社会、検索社会になる前の方法でやっているということだと思います。

情報の流れと人の動きが変わってきた今、住民の方々がきちんと情報を発信していくことがいかに大切かということを自治体の方々が教えていかないといけないのではないかと思います。


夕方からは商店街の方々と商店街巡回バスを使った地域活性化について議論しました。




この巡回バスというのをどのようにとらえるか?




ということがポイントで、バスが単なる住民の足的なとらわれ方になると議論が広がりません。

バスはコミュニケーションの基盤、基点、外部からの観光客にとっては街歩きの導線などになるということを考えてもらって、視点を変えることで可能性が広がるということを実感してもらいました。

コミュニティバスについては、地域でさまざまな形態がありますが、東急トランセさんなどが考えているコンセプトなどの取り入れてもらえればと思っています。

運転手ではなく、サービスプロバイダー

運転をする人ではなく、住民と観光客とコミュニケーションを通じて、サービス提供をする人がサービスプロバイダーである、などの同じバスの運転手でも何を提供するのか?ということを考えると非常にサービスの幅が広がります。

また、テレワークなどの議論もしましたが、テレワークもサービスコンシェルジェとしての役割を持つと非常に面白い活動ができます。

時代は『検索の時代』になってきています。

五島の住民の人たちへのサービス提供と島外の人たちへのサービス提供を同時に考えるとサービスの幅も広がります。

コミュニティの活性化のための核が、バスでもいいですし、インターネットを活用したテレワークでもいいと思います。

視点を変えて考えると、コンテンツとしては非常に面白い五島の活性化案が次々に出てきます。  

Posted by 森戸裕一 at 23:26Comments(0)地域貢献

2007年12月12日

ホーダーレスではなくボーダーの再編

ボーダーレスの時代がやってきたということが言われて久しいですが、日本全国まわって講演やビジネス支援などを行っている立場で考えると、たしかに日本の中で北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州などの地域ボーダーはなくなってきたように感じます。

インターネットという高速道路(新幹線)が整備されて、ビジネス活用などの使い方を知っている人はマーケットが広がったことと、知識流通の中で自分の能力以上の仕事をしています。

それに気づいていない地方都市は、高速道路の下の渋滞した道路で、どちらが優先か(既得権益)などの議論をして停滞しています。

昨日まで北海道の支援を行って、今日は福岡ですが、明日は長崎県の五島に行きます。

地方都市を再生するには、このボーダーレスの時代が来たということを知らせないといけません。

本当は街に情報が無い地方都市や会社の中に情報が無い中小企業こそがインターネットで情報補完を積極的に行って、情報発信をして存在をアピールするということをやらないといけないのですが、既得権益の調整に奔走している間は、これらの変化も見えないと思います。


また、ちょっと気になるのは国際的なボーダーレス社会に日本が取り残されているということです。
正確に言うと、日本語文化圏ということになるのでしょうが、一部の国を除いてインターネットの世界はすべての国のすべての人が情報交換をすることが可能になっています。しかし、ここには言語の問題は残っています。英語文化圏の人たちの情報交換は確実に国の枠を超えています。日本は?というと日本語文化圏ということで日本の国家的な枠組みを超えれていないという現実があります。

これは非常に危うい状況ではないかと思っています。

自由に情報交換を行う英語圏の人たちの情報が入手することが難しい言語の壁を乗り越えないと日本の今後の発展は望めないと思います。

グローバル社会のインターネットでの情報ボーダーレス化というのは、国境の枠から言語圏の枠にボーダーの再編ということになってきているようです。

IT関連のオフショアの考え方も、米国はインドとパートナーシップを組んで、日本は漢字圏ということで日本語への理解が少しはある中国とのパートナーシップになっています。

最近は親日な感情を持っているベトナムともパートナーシップ強化をしているようですが、言語の壁は厚いようです。  

Posted by 森戸裕一 at 22:26Comments(0)ビジネススキル

2007年12月11日

夢を形にする

今日は札幌から午後の便で福岡に戻ってきました。

福岡に着いてから会社に寄って、そのままビジネスパーソンの交流会に参加しました。

このビジネスパーソンの交流会には10年ほどお世話になっています。

非常にユニークな経歴の方や福岡だけではなく全国で活躍されている方が参加されていますので仕事でのお付き合いにもつながっています。

ビジネスを成功させるためには人脈が必要だということを言われることも多いですが、私もこれについては賛同します。特にインターネットを介してのコミュニケーションが時間や距離と関係なく自由にできるようになったことで、この人脈を介しての知識流通はビジネスの基盤になってきた感があります。

大きな会社の経営層であれば、経営企画室などに優秀なブレーンがいますので、その人からだけの情報でも十分に経営判断や企画などができますが、小さな会社や会社の中の管理職層以下の場合には自分で情報を収集しないといけません。
それがインターネットを普及で社内外の情報を人を介して得ることができるようになっています。

その情報、知識、知恵を仲介してくれる人というハブがどれくらい情報感度が優れているかということもインターネット時代を生き抜くためには考えないといけない部分です。

情報感度がよく、知識も持っている人間のネットワークに参加するためにビジネススクールに通うビジネスパーソンも増えています。

先日、西日本新聞にも紹介されましたが、当社でもビジネススクールを開催しており、そこで知り合った知的好奇心が旺盛な同じ地域で働いているビジネスパーソンがインターネットを介して情報交換をしてお互いを刺激しあって成長するということをサポートしています。



年明けから第三期も始まりますので参加を希望される方はお早めにご連絡ください。
第一期、第二期のメンバーとの交流もネットとリアルの両面で準備しています。


それから、今日のビジネスパーソンの交流会にブルーバーズ(http://www.b-birds.jp/)という会社の方が2名いらっしゃいました。

子供などが落書きした絵をデザインに変えるなどの仕事をされています。

ラクガキアートホームページ http://www.rakugakiart.com/

お絵かきではなく、落書きをアートにする

自由な発想で書かれた創造性のある原画をアートにするというのは大きな可能性を秘めているビジネスと思います。
実際にビジネスの世界でもデザイン思考というものが注目されており、デザインという言葉を『意匠』という日本語で表現すると、意を匠するということで、ビジネスで言われるどのような価値を市場に提供するのかという部分にもつながると思っています。

子供の意を匠する落書きが、アートになると一般社会でも多くの人の目に触れていくことになりますし、そのアートがビジネスの世界でも価値を持つことになります。

これをインターネットの世界で発信すれば、瞬時に多くの人の目に触れることになります。
デザインから伝わる企業価値を創るプロセスで、子供の自由な発想を使うということも可能です。

先日、スペインのバルセロナ在住のアントニオ・ガウディの研究者である知人の田中裕也さんから娘さん(オリビア)が書いた手書きのカレンダーが送られてきました。それをブルーバーズの高倉さんに紹介したら、すぐにラクガキアートにしてくれました。





これは、田中さん一家へのクリスマスカードとして送りたいと思っています。

  

Posted by 森戸裕一 at 23:26Comments(0)ビジネススキル

2007年12月10日

混沌とした社会

昨日の夜から北海道の札幌に入っています。
昨晩の雪はたいしたことなかったのですが、今日の朝はこのような状態です。



今回は某社のパートナーイベントに参加(少し登壇)するために来ました。

昨日の東京から札幌までの機内で梅田望夫氏の『ウェブ時代をゆく ~いかに働き、いかに学ぶか~』を読んでいました。私が考えるWebの可能性と共通する考えを梅田氏が持っていることに共感しながら、一気に読んでしまいました。



本書にも書かれていますがリアルな世界とバーチャルな世界という対比でインターネットは語られることが多いのですが、確実に今までなかったもうひとつの世界ができているということがいえるのではないかと思います。

また、世界中の膨大な情報を整理して個(人間)が活用できる時代というのは、様々な可能性が秘められていると思います。

梅田氏の過去の著書のレビューページ

この中の書評で、養老孟子氏は人間(じんかん)という言葉で世間を表現されています。

インターネットが社会に貢献できる部分で、地方都市や中小企業などの活性化を考えた場合に、格差と呼ばれる部分をインターネットで埋めるという可能性に私は非常に興味があります。

地方都市や中小企業が活性化しない理由に既得権というものが存在します。

ここに養老氏の言う、

『時代というものがあって、いまの時代は年寄りが威張る。そのつもりはなくても、生きている以上、ジャマになるのは仕方がない。そんな時代に若い人はどうすればいいか。いちばんまともな生き方は、年寄りがダメな世界で頑張ること。ならばウェブは格好の分野ではないか。』

という考え方を当てはめてみると突破口が見えるかもしれないと思っています。

世界は二つに分かれる。

「脳が作った世界(=脳化社会)」と、

「脳を作った世界(自然、といってもいい)」

とも養老氏は語っています。

脳が作った世界がセカンドライフのような世界かもしれませんが、私が柵(しがらみ)で身動きが取れない地方都市の状況も人間の脳が作った世界(状況)ではないかと思っています。

地方都市の行政機関や公的団体は財源が無くて地方都市活性化の施策を打てなくて困っているようです。ただ、お金を使うことだけが住民サービスではなく、知恵を使うことも住民サービスになります。

財源が枯渇してきた行政や公的団体はインターネットというあたらしいメディアを徹底的に活用するということを真剣に考えないといけなくなってきていると思います。




ふくおか経革広場は、行政から補助金などはいただくことなく、公的機関の方々と話をしながら企画や運営を楽しくやっています。

このサイトのターゲットは、中小企業の皆さんであり、その中小企業を支援している公的団体や企業の方々、また中小企業と取引をしている大手企業やお客さまにも見てもらいたいと考えながらコンテンツを準備しています。

福岡の中だけでも莫大な情報があります。

その情報を選別して、情報を欲している人にわかりやすく加工して提供するということを考えています。

グーグルは『世界中の情報すべてを整理し尽す』という壮大なビジョンを掲げているようです。

当社は、そこまではできないですが、地方都市の魅力的なコンテンツや企業の隠れた価値、距離が障害になって見えてなかった価値を届けるということにチャレンジしています。

保守的な北海道でどこまで、その考え方が受け入れられるかわかりません。

ただ、保守的な社会にWebというツールで新しい北海道の企業の価値を見せることができるようになると既得権を守ることに必死になっている方々も気付いてくれるのではないかと信じています。

行政の補助金など限りある既得権を守るよりも、それを投資資源と考えて市場に提供できる価値を最大化することを考えないと税金として未来に投資している住民への背信行為になる可能性もあります。

福岡の空気は少し変わりました。

時間が解消する問題かもしれませんが、インターネットという高速道路が整備されている中で高速道路の走り方知らないで渋滞している一般道でどちらの車が優先かなどを議論している暇はないはずです。  

Posted by 森戸裕一 at 07:20Comments(1)地域貢献

2007年12月09日

管理職の役割

今日は先週に引き続き、管理職研修を行いました。

社内にはインターネット、社内にはネットワークという高速道路が整備された今、従来型の組織マネジメントでは企業の競争力強化という部分にはつながらないというのは誰しも理解しているのですが、実際、人間は自分ができることしかやろうとしません。

だから、新しい時代のマネジメント手法については学習してもらう必要があります。

会社の中で上司というと、知識を提供してくれて、判断をしてくれる人だったのではないかと思いますが、現在は一般的な知識というのはインターネットを含めたネットワークで簡単に入手できますので、社内に蓄積されている知識を整理して上司は提供しないと部下から見ると存在価値が無くなります。

また、上司に対して部下が「考え抜いた複数の案」を提案してくるという流れができているのであれば、それに対して経験に基づいた判断をしてあげる必要があります。



インターネットの世界では、グーグルをはじめとする情報検索を行う会社が世界中のあらゆる情報を整理して私たちに届けようとしています。では、社内の情報は誰が整理するかというと、基本的には管理職が整理して提供する必要があるのではないかと思っています。

当然、情報共有のためのツールはITで整備します。  

Posted by 森戸裕一 at 23:57Comments(0)人材育成

2007年12月08日

BlueMan Group

明日の管理職研修に備えて今日から東京に来ています。

六本木のインボイスシアターのブルーマン



今日の昼の部を見てきました。



過去にニューヨークに行った際にブルーマンのショーを見ていましたが、東京のブルーマンの公演はCG効果なども多用されて更にエキサイティングなショーになっていました。

セリフを発しない無い中で観客を楽しませる彼らの技術に脱帽です。
公演ではなく講演や研修を生業にしている私も学ぶべき部分がありました。
また、ふざけているような動きの中にもシュールな社会へのメッセージも含まれています。


夜は麻布十番から南麻布方面に行ったところにあるアロマフレスカで夕食をいただきました。

非常に予約がとりにくいレストランのようですが、今日はキャンセルが入った席があったようで予約を取れました。

和のテイストも盛り込まれたすばらしい料理です。

食後は武雄市のレモングラスの影響か、レモングラスのハーブティをセレクトしてしまいました。



20時半に予約をして食事を始めましたが、気付いたら23時近くになっているほど居心地のよいレストランでした。

おすすめのレストランです。  

Posted by 森戸裕一 at 16:47Comments(0)出張

2007年12月07日

IT化セミナー

今日は、福岡でIT化セミナーの講演を行いました。



私は特別講演の枠なので40分の時間の講演でした。

事務所からタクシーで直前に会場に入り、終わってすぐに事務所に戻りました。


参加者は、それまでの講演のトーンと違ったからかもしれませんが、目を白黒している方もいらっしゃいました。

既得権益という泥舟
東京と地方の格差は321倍
知識×経験=仕事の成果
学歴社会の終焉
ビジネスモデルを変えないIT化は負債にしかならない
OJTという名の放牧

私は講演はインパクトと思っています。

何か印象を残さないと、私が話したことすら明日には思い出してはくれません。

40分の講演で1つのことでも何か気付いてもらえればということで今日は講演しました。

地方都市や中小企業が弱い情報編集と情報発信について、皆さんが考えるきっかけになれば今日の講演も意味があったのではないかと思います。

映像は弊社の社員が撮影していたので、後日、公開できると思います。


今日の夜は、ビジネススクールの交流会、懇親会でした。



基礎コースの一期生、二期生とリーダーコースに参加している方々の交流会では、ちょっと変わった自己紹介をしてもらい、お互いの距離を縮めてもらいました。

当社がビジネススクールを開催しているのは、ビジネスパーソン同士の交流というのも目的としています。会社や業界だけでの人的交流では新しい視点というものが生まれません。

健全な異業種交流会の基盤もビジネススクールで出来てきました。



当社のビジネススクールは1科目からでも受けることができます。

受講者の希望にあわせて特別講座や新しいコースラインナップも考えています。

このように受講者の皆さんの声に合わせてビジネスパーソンに必要となる知識と使い方を学べる場と仲間を作ることが地域貢献とも考えています。

ビジネスパーソンの能力開発
異業種ネットワークの確立

なども形になってきました。


毎週水曜日は自己啓発の日


にしてもらうために、福岡の中心、天神地区で水曜日を中心にビジネススクールを開催しています。


ご興味のある方は、弊社の担当:中(なか)【seminar@tisiki.net】までご連絡ください。  

Posted by 森戸裕一 at 18:29Comments(0)講演

2007年12月06日

長崎での講演

今日は長崎での講演でした。

中小企業の経営者向けの講演でしたが、皆さん、真剣(深刻)な表情で聞かれていました。

地方都市の景気、中小企業の景気はともに悪いままで、いっこうに回復する兆しはありません。

というよりも、たぶん回復はしないのではないかと思います。

無理です。

回復という言葉には、元に戻るという意味がありますが、ビジネス環境が激変している今、元に戻ることはできないというのが正直なところではないかと思います。

ですから、支援をする企業や団体、人などがすべて「変わる」とぃう選択をしないと状況は変わらないというのが本音です。

景気が回復する、戻る  ではなく、   景気を戻す

ための支援を、当社は真剣にやっています。



今日と明日は、中小企業や地方都市の企業再生の講演です。

少しでも変わりたいという人たちが出てくるのを望んでいます。

当社の役割というのは、次世代を担っていくと選択した(勇気ある)人たちと、本気で変える努力をすることではないかと思います。

さて、帰りはJR九州のカモメで帰ってきました。



なんか、愛嬌のある顔です。


それから、長崎を「さるく」というチラシがありました。



長崎の人は、猿を食う

ということで さるく という言葉が説明されることがありますが、これは、散歩する うろうろする という意味です。

方言も、うまく使うとインパクトが出ます。


来週は、GO TO 五島  に行って地域振興のお手伝いを行ってこようと思っています。  

Posted by 森戸裕一 at 22:28Comments(0)講演

2007年12月05日

ITコーディネータ

皆さんはITコーディネータという資格をご存知でしょうか?

まだまだ知名度が低いようです。

この資格は、特に中小・中堅の企業向けのIT化支援になりますが、経営とITを結ぶコーディネートに特化したスキルを保有している有資格者です。

今日は、東京の蒲田でITコーディネータ協会のコミュニティ大会が開催されていましたので、そちらに参加しました。

全国のビジネス志向のITコーディネータ団体が参加して行政機関からの施策案内、事例紹介などを行っていました。

ただ、参加していて、何か物足りなさを感じてしまいます。

私も中小企業の経営者なので、この有資格者の方々に自社のIT化を頼むか?

という観点で見ると、ちょっと何かが足りません。

自信なのか?知識なのか?見識なのか?胆識なのか?

はっきりしないですが、自己アピール力、これは決定的に足りないように感じました。

中小企業や地方都市に元気になるためには、元気な支援者が増えるしかありません。

もともと自分に自信がある人間は資格などに頼らない

ということを言われる人もいますが、まあ、せっかく資格を取って頑張ろうとされている方のモチベーションを下げても仕方無いと私は思います。

元気な支援者を作るための支援、これもコーディネータ業なので、ITコーディネータのコーディネート業を当社では行わないといけないと感じた大会でした。  

Posted by 森戸裕一 at 23:53Comments(0)ビジネススキル

2007年12月04日

伊万里

今日は伊万里市役所の職員の方が事務所を訪問されました。



佐賀の伊万里市は広大な土地に贅沢にも6万人弱の人たちがゆったりと過ごしています。
海もあり山もあり、スローライフにはうってつけのロハスな地域です。

私は伊万里出身なんで、伊万里はもともとコンテンツの宝庫ということを知っています。

伊万里焼
伊万里牛
伊万里梨
伊万里トンテントン
黒澤明記念館(?)

ただ、伊万里の情報発信力を見直さないと、このまま沈んでしまう可能性があります。

行政機関も情報発信は昔からきちんと行っているのでしょうが、きちんとだけでは、皆から忘れ去られる時代です。

来年くらいは伊万里の情報発信力強化について、ちょっと考えてみたいと思っています。

ポーセリンロードという形で全国の焼き物の産地を結んでもいいですし、牛の産地を結んでトレーサビリティで攻めてもいいと思います。

要は面白いシナリオが書ければ、あとはインターネットなどで簡単に遠隔地でも結ぶことはできます。

昔になかった道具で遊ぶ

という感覚がこれからの広報戦略には必要ではないでしょうか。  

Posted by 森戸裕一 at 22:24Comments(0)地域貢献

2007年12月03日

冬模様

先日、汐留のサイバー大学の事務所に打合せに行った際に、日本テレビのオフィスビル前は、人工的な冬模様になっていました。






12月に入って、全国のどこもかしこも急に寒くなってきました。

インフルエンザも流行っているようなので、予防接種を皆さんも打たれてください。  

Posted by 森戸裕一 at 23:24Comments(0)出張

2007年12月02日

管理職研修

今日は日曜日なんですが、神奈川のリゾート地のホテルに管理職研修の講師として出張しています。

情報化の急速な進展で、人材を含めた組織マネジメントのやり方も大きく変革しています。

管理職も最新のマネジメント手法などについて勉強しないといけない時代になっていますが、忙しい管理職は勉強する時間を作るのも大変です。

ですから、今日は休日返上で研修に参加されています。

IT業界の最新動向

についての研修を行いましたが、参加者の皆さんに少しは刺激を与えることはできたと思います。

IT業界は日進月歩どころか、時進日歩くらいの勢いで新しい製品や考え方が生まれています。

知的好奇心が旺盛でないと、すぐに時代から置き去りになってしまいます。


ただ、ITがビジネス基盤になった、今、どの業界でもスピード感を持つことは重要になっています。  

Posted by 森戸裕一 at 19:23Comments(0)人材育成