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2008年05月02日

まちぐるみでの情報発信

今日は、佐賀県の伊万里市役所を訪問しました。

伊万里からの情報発信についての意見交換を市役所の職員の方々と行ってきました。

伊万里市役所のWebサイト

あれっ?! 伊万里市の人口って6万人を下回ったんですね。

市の財政も非常に厳しいようです。
駅前の通りから商店街なども空き店舗が目立ちます。

税収を増やすために何ができるのか?
街自体を活性化するために何ができるのか?

いろいろと考えていこうと思っています。


ヨーロッパなどで知名度がある日本の都市はどれくらいあるのでしょうか?

文化的な面で考えると伊万里や有田というのは焼き物の産地としての知名度は抜群です。

>日本の陶磁器は、文禄・慶長の役で朝鮮半島から日本に伝えられた技術であった。
>したがって、その技術の歴史をたずねるなら、日本の磁器は朝鮮半島からの技術輸入
>によってできあがったものである。しかしそれにもかかわらず、このようにして輸入された
>技術を展開して、伊万里焼、有田焼、そして柿右衛門などの窯が次つぎに北九州に開かれ、
>その陶磁器のデザインは、オランダをはじめとしてヨーロッパ各地に伝わった。
>事実、ドイツ、フランス、イギリスなどの陶磁器産業は、日本の伊万里焼や柿右衛門の技法
>の模倣によって成り立っていたのである。
>日本の現代の産業は、そのデザインにおいて、しばしば外国製品のデザイン盗用問題を
>引き起こしているが、16世紀から17世紀にかけてのヨーロッパの陶磁器産業は、日本の
>陶磁器の完全なイミテーションによって発展した。伊万里や柿右衛門のイミテーションを
>集めた展覧会が、最近日本で開催されたこともわれわれの記憶に新しい。


<引用元:加藤秀俊データベース>

ただ、文化がある、コンテンツ的に魅力があるものがあったからかもしれませんが、そのコンテンツの魅力を継続して情報発信する、市場ニーズに合わせて見せ方を変えていく、進化していくということをサボっていたのかもしれません。

まちづくりを考えた場合に、今からコンテンツを作るというのは非常に難しいものです。
特に伝統産業などはどれくらいの年数を経ているものかというものが評価されます。

日本の良さ、原点に戻るということがグローバル時代に求められはじめています。

そういう意味では、異邦人として伊万里の魅力を引き出すことにチャレンジするということは意味があることではないかと感じています。

「生き残りをかけた」という言葉に、市役所の職員の方々、市民の方々がどれくらい反応できるのか?ということが成功するかどうかのポイントになります。

国から食わせてもらっていた町が、自立の道を進めるのかどうか、生命力の勝負と思っています。

伊万里という伝統の町のプライドにかけてみたいと思っています。  


Posted by 森戸裕一 at 17:27Comments(0)地域貢献