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2008年05月28日

皆と違うことを考える習性

一昨日に学生向けの就職セミナーを開催しました。

情報過多の時代に、実際にどのように自分の人生を選択するのか?

学生参加者のブログなどで感想などが書いてあります。

http://www.gakulog.net/10168/archives/0002269.html
http://www.gakulog.net/10295/archives/0002259.html
http://www.gakulog.net/10260/archives/0002262.html
http://www.gakulog.net/10289/archives/0002266.html
http://www.gakulog.net/10304/archives/0002265.html


今の学生世代の親は高度経済成長期で育った世代なので私も含めて持っている価値観は、

右肩あがりの景気の中での「良い集団(群れ)に属す」という価値観が抜けきれないのではないかと思います。


良い学校に入る
良い会社に入る
公務員になる
都会に住む

今の社会環境を考えると、これは、必ずしも正しい価値観とは言えません。

市場は多様化してきて複雑化しています
良い学校と言われてきた大学などには閉塞感が満ち溢れています
公務員も安泰ではありません
食の安全などが声だかに言われる今は都会での生活は健康を損なう恐れがあります

それでも、今の学生世代は、良い大学に入学することを希望し、大企業に就職して都会に住むことが、自分を安住させるための最高の選択と考えてしまいます。
これは、彼らの選択ではなく、親世代が作った価値観で行動しているということをあらわしています。
また、彼らに発信されている情報を作っている人たちもまた、昔の価値観で商業情報を作っている人たちです。

日本の学校教育は、社会における自分のポジショニングの取り方を教えているのかもしれません。

ポジショニングされた瞬間に安心して、社会の変化に適応するということを忘れてしまいます。

変化する種だけが生き残る

単に群れに属していると、群れよりも広い社会の変化を見逃しがちです。

情報過多の時代は、意図的に発信されている商業情報だけで自分のポジションを判断してしまうことがあります。


今の時代、世の中には「時間を潰す」ためのツールが氾濫しています。

手元には携帯電話、家庭にはテレビ

人間の感性が磨かれるための時間に、孤独感をさけるための携帯メール、静寂をさけるための音を得るためだけのテレビなどを使って時間を潰しています。

若い人間の感性や生命力がどんどん奪われて、操作された情報にコントロールされている現状は何とか打破しないといけないと私は考えています。


6月から新しい事業に取り組むことにしました。



就活ナビの、福岡・佐賀・長崎地区の担当になります。


就職活動のインターネットや携帯でのナビは、リクルートさんのリクナビや毎日コミュニケーションさんのマイナビなどが学生の間では一般的なナビになっています。

上記の大企業、首都圏などに就職を希望する学生には非常に魅力的なナビになっています。

地方の学生を首都圏の企業に紹介するツールとしては最適です。

これは否定しません。


ただ、学生に多様な価値観を感じさせたり、地場企業に学生の気質などを知らせるためのコミュニケーションツールとして、リクナビやマイナビとは違った価値を持つサイトとして育てていければと思っています。

当社の特長は、人材採用だけではなく、企業での人材育成などまで連続性をもって、人材のキャリア構築を支援できるところではないかと思っています。人材採用や人材育成を単なるビジネスととらえるのではなく、社会的な意義がある仕事として社員が誇りをもてる仕事にしていくのが私の仕事と思っています。

学生にもナビの情報編集には積極的に関わってもらって、地元企業の企業活動の支援を可能とするナビに育てていきたいと思っています。

皆さん、応援をよろしくおねがいします。  


Posted by 森戸裕一 at 06:46Comments(0)ビジネススキル