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2008年05月31日

市長インタビュー

今日は、佐賀県武雄市の樋渡市長に事務所に来ていただき、地方都市からの情報発信の重要性についてお話をいただきました。



写真は樋渡市長のブログのものです。

TVQの「九州けいざいNOW」に生出演の後だったにもかかわらず1時間半も時間をいただき、インタビューに応えていただきました。

次は、そのまま、車で佐賀県の有田に向かって百田陶園の百田社長にインタビューしました。

百田社長は、私と同世代ですが非常にアブレッシブに活動されています。

日本の伝統産業を支え、時代に合わせた形にアレンジしていくパワーを社長には感じました。

至高の焼酎グラス製作秘話
至福の徳利&盃製作秘話

第3弾 ビールを美味しく飲めるプレミアムビアグラス





その後は、伊万里に行って、食と器のコラボレーションの活動をされている団体の方へのインタビューでした。

伊万里の薬膳料理 食のブランド目指せ

これらのインタビューは映像として、さが経革広場に掲載予定です。


  


Posted by 森戸裕一 at 19:26Comments(0)地域貢献

2008年05月30日

「地域力連携拠点」の採択

本日は、経済産業省の地域力連携拠点の開所式に参加してきました。

弊社は、地域力連携拠点である福岡県中小企業振興センターのパートナー機関として活動の支援を行います。
http://www.chusho.meti.go.jp/soudan/downlord/080520kyoten.pdf

地域力を連携させるためには、インターネットの活用は不可欠になります。
その点で、連携力、巻き込み力などをいろいろと考えています。

***

「地域力連携拠点」の採択について
(平成20年度経営力向上・事業承継等先進的支援体制構築事業) 

平成20年5月20日
中小企業庁

 日本の強みである「つながり力」を更に強化し、経営力の向上や事業承継等、中小企業が直面する課題に対してワンストップできめ細かな支援を行う「地域力連携拠点」に全国で316機関が採択されました。
  これに伴い、2000を超える支援機関が拠点とパートナーを組んでサポートします。また、拠点のうち102か所は事業承継支援センターとしての役割も担います。
地域力連携拠点は、平成20年5月30日(金)から全国一斉に事業をスタートします。

今年度の新規事業である地域力連携拠点事業(予算額52億円)は、地域において優秀な支援者をコーディネーターとして配した中小企業支援機関等を「地域力連携拠点」として選定し、中小企業が直面する課題に対して、きめ細かな支援を行う事業です。

コーディネーターは、他の中小企業支援機関等とのつながりを活かして、悩みを抱える中小企業や新しいことを始めたい中小企業等を積極的に見つけ出し、経営上の課題の正確・迅速な把握や課題解決に向けた戦略の立案を支援します。
さらに、地域力連携拠点においては、経営力の向上や新事業展開、事業承継等様々な課題に応じて、その具体的な解決をきめ細かにかつ徹底的に支援します。

この度、各経済産業局の審査委員会による厳正な審査の結果、全国で 316機関が地域力連携拠点(うち102か所が事業承継支援センターの役割も担う)に採択されましたので公表します。

拠点採択
申請のあった機関の中から「支援内容」、「関係機関との連携」、「実現力」等を評価して採択。それぞれの拠点が中核機関となり、地域支援機関をグループ化・集約化してワンストップサービスを実現します。

  

Posted by 森戸裕一 at 22:26Comments(0)地域貢献

2008年05月29日

論理的に物事を考える

昨日から某企業で、論理的な物事の考え方と問題解決手法について研修講師を行っています。

組織内で発生する様々な問題を解決するための手法を話す前に、なぜ、仕事をやっていると問題が発生するのか?

ということを昨日は考えてもらいました。

仕事上の問題はテクニカルスキルやビジネススキルではなく、人間の感情に付随するものが多いので、相手基軸のビジネススキルや相手指向のテクニカルスキルなどを学んでもらっています。


私はもともと論理的な思考が苦手なんだよね

と言われる人もいますが、訓練すればだれでも論理的な思考というのは手に入れることができます。
苦手と思っているのは習ったことがないからです。
数学が苦手だからとか、物理が・・・という話ではなく、相手の論理に合わせた情報提供ができれば、誰でも論理的に見えます。独善的な論理を振り回す方が、相手にとっては不快になって論理的だとは思われないのではないでしょうか。

今日は、問題解決の考え方とIT時代の電子文書まで含めたロジカルライティングについての研修を行う予定です。

システムエンジニアの方々でプレゼンテーションが苦手な人たちは多いのですが、プレゼンテーションというのは提案書や企画書、システム構成図まで含めてになるので、ドキュメントが優れていれば話が少しくらい苦手でも相手には認めてもらえると私は考えています。

自分の強みをさらに強くするためには、少なくとも考え方は論理的でないと困ります。
これがないと、万人に理解してもらうことは不可能です。

今回の受講者の皆さんは非常に熱心に話を聞いてくれますので、研修自体は充実しています。

今日も、いろいろと実務に近い内容を話したいと思っています。  


Posted by 森戸裕一 at 08:30Comments(0)人材育成

2008年05月28日

皆と違うことを考える習性

一昨日に学生向けの就職セミナーを開催しました。

情報過多の時代に、実際にどのように自分の人生を選択するのか?

学生参加者のブログなどで感想などが書いてあります。

http://www.gakulog.net/10168/archives/0002269.html
http://www.gakulog.net/10295/archives/0002259.html
http://www.gakulog.net/10260/archives/0002262.html
http://www.gakulog.net/10289/archives/0002266.html
http://www.gakulog.net/10304/archives/0002265.html


今の学生世代の親は高度経済成長期で育った世代なので私も含めて持っている価値観は、

右肩あがりの景気の中での「良い集団(群れ)に属す」という価値観が抜けきれないのではないかと思います。


良い学校に入る
良い会社に入る
公務員になる
都会に住む

今の社会環境を考えると、これは、必ずしも正しい価値観とは言えません。

市場は多様化してきて複雑化しています
良い学校と言われてきた大学などには閉塞感が満ち溢れています
公務員も安泰ではありません
食の安全などが声だかに言われる今は都会での生活は健康を損なう恐れがあります

それでも、今の学生世代は、良い大学に入学することを希望し、大企業に就職して都会に住むことが、自分を安住させるための最高の選択と考えてしまいます。
これは、彼らの選択ではなく、親世代が作った価値観で行動しているということをあらわしています。
また、彼らに発信されている情報を作っている人たちもまた、昔の価値観で商業情報を作っている人たちです。

日本の学校教育は、社会における自分のポジショニングの取り方を教えているのかもしれません。

ポジショニングされた瞬間に安心して、社会の変化に適応するということを忘れてしまいます。

変化する種だけが生き残る

単に群れに属していると、群れよりも広い社会の変化を見逃しがちです。

情報過多の時代は、意図的に発信されている商業情報だけで自分のポジションを判断してしまうことがあります。


今の時代、世の中には「時間を潰す」ためのツールが氾濫しています。

手元には携帯電話、家庭にはテレビ

人間の感性が磨かれるための時間に、孤独感をさけるための携帯メール、静寂をさけるための音を得るためだけのテレビなどを使って時間を潰しています。

若い人間の感性や生命力がどんどん奪われて、操作された情報にコントロールされている現状は何とか打破しないといけないと私は考えています。


6月から新しい事業に取り組むことにしました。



就活ナビの、福岡・佐賀・長崎地区の担当になります。


就職活動のインターネットや携帯でのナビは、リクルートさんのリクナビや毎日コミュニケーションさんのマイナビなどが学生の間では一般的なナビになっています。

上記の大企業、首都圏などに就職を希望する学生には非常に魅力的なナビになっています。

地方の学生を首都圏の企業に紹介するツールとしては最適です。

これは否定しません。


ただ、学生に多様な価値観を感じさせたり、地場企業に学生の気質などを知らせるためのコミュニケーションツールとして、リクナビやマイナビとは違った価値を持つサイトとして育てていければと思っています。

当社の特長は、人材採用だけではなく、企業での人材育成などまで連続性をもって、人材のキャリア構築を支援できるところではないかと思っています。人材採用や人材育成を単なるビジネスととらえるのではなく、社会的な意義がある仕事として社員が誇りをもてる仕事にしていくのが私の仕事と思っています。

学生にもナビの情報編集には積極的に関わってもらって、地元企業の企業活動の支援を可能とするナビに育てていきたいと思っています。

皆さん、応援をよろしくおねがいします。  


Posted by 森戸裕一 at 06:46Comments(0)ビジネススキル

2008年05月27日

本日のインプット

今日は、午前中は新宿でビジネスミーティングを行いました。

簡単ではない案件ですが、現状のシステム会社の企業の情報化への提案状況とエンドユーザの現状を考えた場合には確実に実行していかないといけないと考えています。

午後からは日経ベンチャー社主催の経営者向けセミナーに参加しました。

今回のセミナー講師は、ビジネスコーチ株式会社の代表取締役の細川先生です。



ビジネスコーチングについては、前職時代からリーダーシップ研修やPBL(Project Based Laerning)などの基本スキルとして学びました。日本でもコーチングは一般的に知られるスキルになってきましたが、ビジネスシーンにおけるコーチングスキルをきちんと語れる方は少ないと感じています。

その中で、細川先生の経営者向けの研修は非常に実践的であり勉強になりました。

企業の組織マネジメントや人材育成に関する研修を行っている弊社の社員ですら、知識と行動の間には大きな溝が存在します。知識的には理解しているビジネススキルも実際の行動につながるまでには時間がかかります。

営業担当者には売上目標(制約条件)を設定して、目標は必達という条件の中で営業戦略(制約条件)の中で戦術を考えて行動するということを求めています。

新規サービスなどの開発担当者には、提供するサービスを市場のニーズに合わせて日々改善することで確実に市場に受け入れてもらえるサービスを創り出すことを求めています。

簡単なことではありませんが、自分自身が簡単なことではないと思えば、体が動きませんし、頭も動きません。

仕事の質は、本人の妥協点で決まります。

お客さまから「ありがとう」と言われるのは当たり前で、「次も期待しています」「本当に感動しました」という言葉をもらうまで自分たちの提供するサービスはブラシュアップする必要があると思っています。

厳しいようにも聞こえますが、相手の気持ちを真剣に考えて、相手が考えてもいないレベルでサービスを提供するというプロフェッショナルとしての意識を持つ必要があると思っています。

そのようなことを自発的に考える社員を育てるには?

本日のセミナーは、いろいろな気づきがありました。  


Posted by 森戸裕一 at 23:27Comments(0)出張

2008年05月26日

自分の将来についてじっくりと考える

今日は、学生と地場企業の人事担当者の方々がフリートークできるイベントを開催しました。

就職という自分の社会人としての人生をはじめるスタートの場を選ぶということ自体に、もっと慎重になるということと、仕事を通じて何を成し遂げるのか?仕事を通じてどのような価値を自分が選んだ会社やそのお客さまに伝えていくのか、ということを学生の皆さんにも真剣に考えてもらいました。



 ↑ 企業の人事担当者と学生の真剣なフリーディスカッションの模様


今回は地元企業でも社会貢献に熱心な企業の非常に熱い人事担当者の方々の協力で、就職活動中の学生やこれから就職活動となる学生にもよい刺激を与えることができました。


地場企業の人材採用、育成については、信頼して頼んでもらえる企業になれるように当社の社員もがんばっています。

皆さんの応援をよろしくおねがいします。  


Posted by 森戸裕一 at 15:57Comments(0)人材採用

2008年05月25日

仕事の成果は周囲の評価

仕事の評価は、その仕事の対象者から出されるものだということは理解していても、ついつい会社などの中では自分の仕事の内部的な評価者から出されるものだと勘違いしてしまいます。

俯瞰的な視点で会社に所属して何をやっているのかということを考えると、市場に価値を提供して、市場から評価されて対価をいただいて、会社が事業を継続する中で自分の雇用が守られるということになります。

市場評価こそが絶対的な評価であって、これは独立して仕事をしている人、会社に所属している人、同じ条件です。

ですから、会社の中の組織人として市場に価値を提供することが仕事であるということが理解できない人には、独立はお勧めしていません。

サラリーマン生活が自分に合わないということで独立して創業される人は多いのですが、組織の中で働くことに違和感を持つひとが組織を作ることはできませんし、人間関係やコミュニケーションが苦手では自分の会社の社員やお客さまともきちんと話をすることはできません。

客観的な評価である市場からの評価を素直に受け入れることができるのか

これが自己成長につながる姿勢になるのではないかと思っています。

さて、明日は、学生の皆さん向けのイベントです。

彼らにどれだけわかりやすく説明できるか、ちょっと考えてみます。  

Posted by 森戸裕一 at 23:05Comments(0)ビジネススキル

2008年05月24日

湯布院の街並み

札幌から午前中のフライトで福岡に向かい、福岡空港からそのまま湯布院へ。

湯布院は北海道や東京でも地名を知られるようになった観光の町です。

温泉+町おこしで成功した事例として、他の地域の活性化施策を考える際にもモデルにしています。

観光客相手のお土産ビジネスも行き過ぎると、キャラクターショップやタレントショップが乱立する地方にできた昔の原宿のお土産屋通りような形になってしまいます。

町の雰囲気やターゲット層の思考、動きを考えた計画を立てる必要があります。

湯布院のお土産ものなどは自然を使ったものも多く、非常に魅力的なモノが多いと感じます。

最近ではアジアからの観光客も多いようで多言語対応もできてきています。

九州は富裕層なども含めアジアからの観光客が増加していますので、これからの湯布院を注目しながら次の湯布院を創り出すお手伝いができればと思っています。
  

Posted by 森戸裕一 at 23:16Comments(0)雑感

2008年05月23日

札幌でのイベント企画

今日は、ガクログ(http://www.gakulog.net)の北海道学生エリアナビゲータの牛島くんと7月の企画について話をしました。

彼に自分の力試しの場を提供したいので、7月からイベントを定期的に開催してはどうかと提案しています。

イベントの成果というと、集客と参加者の満足度、次回のイベントのリピート率と友人などの同伴率などがポイントになります。

いずれにしても、成果は自分の力ではなく、参加対象者の評価で決まります。

自分の力だけでなく、人が動く動機の部分に注目してくれて仕掛けを作ってくれれば、よい成功体験が持てるのではないかと思っています。

がんばってください。

  

Posted by 森戸裕一 at 23:26Comments(0)出張

2008年05月22日

私の出張術

今日はこれから札幌に出張します。

2泊3日の日程ですので、キャリーケースで出張しようと思っています。

通常使っているキャリーケースは、VUITTONの、



になります。

非常にシンプルなつくりですが、なんでもまとめて入ります。



RIMOWAの、



も使いますが、深さがちょっと足りないような気がします。

出張に行くと書籍をまとめ買いしてしまう癖があるので、キャリーケースじゃないと肩や腰を痛めそうです。


そして、最近購入したのが、SONYのポータブルDVDプレーヤーです。



DVDに録画していた番組を出張のときに飛行機やホテルで見れるようにしています。
DVD録画されている番組は、

カンブリア宮殿
ガイアの夜明け
プロフェッショナル仕事の流儀
情熱大陸
NHKスペシャル

などが多いと思います。
仕事柄、どうしてもテレビで見ている番組は限られますし、時間も限られますので、時間が空いたときにチェックできるようにしておけば便利です。

最近では、NHKスペシャルの「沸騰都市 第1回 ドバイ 砂漠にわき出た巨大マネー」がインパクトありました。

あとは、LANケーブルなどのネットワーク接続関連の小物やパソコン、



にPHSカードなどを挿しています。

インターネットには常に接続しておかないと、仕事がすすみませんので接続環境の確保は必須になります。

  


Posted by 森戸裕一 at 06:19Comments(0)出張

2008年05月21日

知っているのに行動できない

先日の六本木ヒルズでの講演は、情報活用と人材育成の関係性について話をさせていただきました。



企業では情報共有、分析、編集、発信などを通じて社員の組織活動の成果を最大化しようとしています。
社内で情報を流通させて、その情報をもとに社員の動きに付加価値をつけようというのが目的です。

その中で、今回の講演では、上司と部下の関係性に注目して現場OJTのあり方と世代間ギャップを埋めるイメージ化についても話しをしました。



私たちのまわりで流通する情報量は10年前と比較して421倍にも増大しています。
その情報量をすべて処理するのは不可能ですが、情報を選別して自分の知識を補完したり、いくつかの情報を編集して新しい情報を創り出すことは容易になりました。
この情報編集力を持っている人と情報編集力が無い人が生み出す付加価値量の違いが顕著になってきました。



企業内で情報を共有するために電子メールやグループウェアの導入を推進しています。
この場合には流通させる情報(コンテンツ)の精度によって社員の動きは大きくかわってきます。
当然、社内外の情報を蓄積して分析して社員に渡すということが重要になってきます。
そのためにERPやCRM・SFAなどのシステムを導入して社内外の情報を蓄積する仕組みを考えます。



そもそも、高度に分析された情報を共有する目的は何なのかということを考えた場合に、私は「人の行動をうながす」ために情報は共有するという話をしています。社員の動きなどを見ると、知識はあるのに行動しないというパターンが見受けられることがあります。それなのに行動できない自分を改善するために更に知識を入れていきます。仕事というのが勉強することになっている社員の誕生です。



知識と行動の間には深い溝があると言われています。
では、私たちは人材育成のプロフェッショナルとして何を考えるかというと、その溝を埋めるためにイメージ化を図ります。自分が経験したことない仕事やケースに対して取り組むためには、自分がその仕事をやって成功しているイメージが必要になってきます。
だから、経験豊富な上司が部下をサポートしますし、サポートの中でイメージ化された情報を使って理解を促進させるということになるのではないかと思います。これが企業の情報化の一番の狙いになります。経験豊富な上司がタイムリーな情報、イメージしやすい情報を使って経験を語るというのをOJTと私たちは呼んでいます。



例えば、当社では学生NPOの活動支援を行っていますが、仕事の経験が無い学生でも、その経験を補完するという意味で当社の社員が関わって、イメージを持たせるためにプロジェクトマネジメントの考え方を入れて作業詳細分解(WBS)を行ってやれば仕事のイメージ化がすすみ、プロジェクトを任せても社会人とおなじくらいの成果を出すこともできます。
学生と社会人の違いというのは、仕事を経験しているか、仕事をやり遂げたという成功体験があるかくらいの差です。
実際に高校を卒業して働いている人は大学4年生の年齢になると社会人4年目なので立派に社会で仕事をして、成果を出しています。だから特に学生だから仕事ができない、成果を出せないということはないと考えています。
要は、仕事を渡す側の問題で、仕事経験の無い学生に仕事のイメージをつけることができないので、学生が仕事できないということになります。
しかし、これは一般の企業ではよく見られる光景です。
だから、この部分を情報化、イメージ化で補完できないかということを考えています。



情報システムの構成などを書くとアナログ思考の方などには難しく感じてしまいますが、情報システムは人間の動きを補完するもので、特に経験豊富な人材の知識を伝承することに使われます。人間の経験を文字などで伝えるのは難しいですし、言葉で伝えてもなかなか根付きません。また、伝達される側の思考で経験を語ってもらわないと自分の動きとしてのイメージになりません。タイムリーでイメージ化された情報が無い中で経験だけを語ると、それは「昔の武勇伝」になってしまいます。
若手社員を育成するには経験が必須になるのですが、それをうまく引き出す、伝える仕組みが必要ということで、常に時代の流れを意識して自己変革している組織では、タイムリーでイメージ化された情報をお互いに見ながら経験の伝達を行っています。



知識を習得することばかりにやっきになっている社員、会社に入社しても自分の成長ばかりに目がいっている社員、動かない社員を動かすためには、やはり経験のある人によって背中を押してやる必要があります。

今回の講演が、人を育てるという課題を背負っている管理職、経営者の人たちにどのように映ったか非常に興味があります。  


Posted by 森戸裕一 at 06:54Comments(1)人材育成

2008年05月20日

企業への帰属意識の醸成がポイント

これも時流でしょうが、学生と企業の間のコミュニケーションの形態も変わってきています。

弊社でも新卒学生の企業内定後のコミュニケーションツールとして、以下のサービスをご紹介していますが、大手企業はもとより採用人数が5名くらいの中小・中堅会社でもぞくぞくとお問い合わせが入っています。



内定者フォローのためのSNS フレッシャーズ


このツールは流行りのSNSですかと言われることも多いのですが、人材採用と人材育成の両面から意味があるツールという紹介を当社ではしています。

人材採用という面では、新卒学生の内定者間での横連携とそこに企業の人事担当者が関係するところでの帰属意識の醸成と仲間意識からくる安心感などが作られます。内定者が内定を辞退する理由などを考えると理にかなっています。

それから、このSNSはクローズな世界なので入社後に新人研修などを担当する講師なども入ると内定者各々の個性や興味なども事前に把握できますし、入社後に研修が始まっても人間関係ができていますので、早い段階で研修効果が出てきます。

私も研修の講師などを長年やってきたので、事前に情報をもらう必要性や事前に人間関係を作るありがたみなどは理解できます。今までできないといわれたものが、できるようになったということで、ITのありがたみを感じます。

このフレッシャーズを開発・提供しているガイアックスという会社は、当社が支援しているNPO法人九州学生ネットワークWANの設立時の代表の須佐くん(北九州市立大学卒)が就職した会社です。その縁で、商品を扱わせていただいています。

このツールを説明に弊社の営業が福岡の企業様をまわっているようですが、そこの反応が非常におもしろく、いつもたのしく営業報告を読ませていただいています。

流行りものはやらない、ITはもともと興味ない、自分が使いこなせない

学生の気質は判断材料にはありません。

地方都市では、ほんとうに新卒社員がとれなくなっています。

東京などの大手企業が根こそぎ九州の人材を奪っていっているという考え方もできますが、九州の人事担当者などが昔の感覚から変われていないということも理由としてはありそうです。

会社への帰属意識の醸成と仲間意識の中での囲い込み

これには興味があるのに、ITには興味ないというのは、非常にもったいないことです。


積極的な人事担当者は、SNSの中にe-Learningを入れてほしいなどのご要望もいただいています。
その分野は弊社の得意分野なので積極的にご提案させていただいています。  


Posted by 森戸裕一 at 13:21Comments(0)人材採用

2008年05月19日

自分のことより人のこと

「自分のやりたいこと」をやるのが仕事ではなく、「周囲がやってもらいたいこと」をやるのが仕事です。

ということをいつも学生や若手社員などには言っています。

これに関連して、

周囲の仕事具合には口を出したくなるが、自分の仕事には口を出してほしくない

というのも、仕事をやっている時に感じることです。



いろいろな人と一緒に仕事をしていると、人の仕事具合ばかりが気になって、自分の仕事を怠っている人がいます。

人ができないことを助けて、自分が苦手なことを手伝ってもらうということが、組織での仕事で成果を出すコツですが、どうも人の仕事具合には一言いいたくなります。

どんなに小さいことでも周囲の人の仕事具合を誉めると、その人はそれ以上の仕事をやろうと思ってくれます。
ただ、その人が一生懸命にやった仕事をけなされると、単純にその人はその仕事すらもやる気を失います。

本当に組織での仕事を理解している人が、プロジェクトリーダーなどになった場合には、まず、それぞれのプロジェクトメンバーの力量を測って、その人の力量よりもちょっとだけ難しい仕事を与えて、その人の力量が100%出たくらいのタイミングで誉めます。誉められたということで、ちょっとだけモチベーションがあがった人は、もうちょっと頑張って105%くらいの仕事ができるようになります。

それでいいじゃないですか。

最初から相手に200%を求めるとやる気を失いますし、何よりも最初からできないものを渡して相手を非難するということは、意図的に相手のやる気を失わせようとしているということになります。

答えを早く教えすぎると、それはそれで教えられた人間は考えなくなります。

相手の成長を心底考えているのであればヒントくらいを渡して答えは考えさせるということをやるでしょうし、相手を潰すのであれば、相手を非難するのではなく、どんどん答えを教えてあげればいいと思います。
考えることができなくなった人間は、社会で生きていくことはできませんので、最高の潰し方です。(笑)

ただ、考えるには材料(情報)が必要になります。

だから、相手に考えさせる達人は、事前準備を怠りません。
その準備段階の綿密さが、教えようとしている相手への愛情の裏返しなのではないでしょうか。  


Posted by 森戸裕一 at 23:17Comments(0)ビジネススキル

2008年05月18日

マインドマップの活用

昨日はビジネスプロフェッショナルスクールの「ペルソナマーケティング」の講座が開催されました。

受講者の皆さんから書いてもらった受講アンケートに目を通しましたが、好評だったようです。


頭の回転を速くするということも重要ですが、頭の柔軟性を補完するような考え方を習得して、楽しくビジネスを行って成果を出すということを皆ができるようになると職場も楽しくなるのではないかと思っています。

今週末の私の課題は、マインドマップ思考で、目の前の仕事の整理と将来的なビジョンを作るということです。



【これは私が購入して使っているマインドマップツールのサンプル画面です】



マインドマップツールを使って、思考錯誤しながら頭の整理をしています。

規則正しくない環境で、論理的に思考の整理を行うということの重要性を再認識しています。


今度は、ビジネスプロフェッショナルスクールに参加している人たちと、九州の将来などのお題でマインドマップなどを使ってディスカッションしたいと思っています。

近々、企画・開催しますので、皆さん、ご参加ください。  


Posted by 森戸裕一 at 23:48Comments(0)ビジネススキル

2008年05月17日

全国の学生が集結!

今日は、京都から立命館大学と京都産業大学の学生が福岡まで来てくれました。

学生文化開発研究所 MINIA という団体の学生スタッフです。

彼らが主催するイベントが6月に京都で開催されます。

興味を持っている学生団体さんは参加を検討されてはいかがでしょうか?

打ち合わせの後は、せっかく福岡まで来てもらったので、お決まりのお食事でした。


*************************************

第2回 学生首脳会議のご案内

全国の学生リーダーが京都に再び集結!!
『学生が社会を変えていく。』
分野を越えた熱きリーダー達と共に、新たな価値を創造します!!

●概要
志高き学生リーダー達が再び京都に集結!!
前回第1回は、志高い学生団体のリーダー達が京都に大集結しました。学生団体65団体、総勢約137人の学生が集まり、『リーダー教育』についての提言を発信しました。
そして今回、再び学生組織のリーダーを全国から迎え、更に大きな学生文化を創造していくため、テーマを『環境』とし、学生リーダーが交流することによって生まれる新たな価値を社会に向けて発信します!!

●テーマ
Ecologist ~学生が社会を変えていく~

●目的
2008年は世界的にもっとも注目されている日本でのG8サミット、そして京都議定書第1約束期間に入る重要な年です。このタイミングで環境をテーマとした『第2回学生首脳会議』を行い、学生リーダーレベルで環境に対する意識を高め、ポジティブな新しい価値を創造する場とします。

●対象
志高き学生組織125団体
リーダー、及び次世代リーダー 約250名

●日時
6月14日(土) 12:00~18:00(予定)

●会場
京都御池創生館 京都市職員研修センター(京都市立御池中学校 複合施設 地下1階)
京都市中京区柳馬場御池上る虎石町45-3
http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/oike-c/

●アクセス
京都市営地下鉄・東西線 京都市役所前駅より徒歩6分
京都市営地下鉄・烏丸線 烏丸御池駅より徒歩6分

●プログラム
参加費無料プログラムオープニング       (20分間)
パネルディスカッション  (90分間)
グループディスカッション (100分間)
プレゼンテーション    (30分間)
エンディング       (15分間)
懇親会(参加任意)    (120分間)

パネリスト後日発表致します!! 乞うご期待!!
コーディネーター後日発表致します!! 乞うご期待!!  


Posted by 森戸裕一 at 23:53Comments(0)雑感

2008年05月16日

対談映像(ナレッジマネジメント)

先日、NECソフト様が発行されているIT戦略マガジン「IT's VALWAY」で対談をしましたが、その映像がWebサイトから見れるようになったようです。

対談・座談会「真の顧客視点に立ち企業価値創造のためのナレッジマネジメントを」



対談映像はコチラから


NECソフトの齋藤部長のプロフィールです。

1977年8月 NECソフト入社 NCOS1のOS開発(操作管理)を担当し、コンソール制御、DBリカバリシステムの開発などに携わった。1986 年から官庁系大規模システム構築に従事。その後、2001年に現部署の前身であるSEFE推進部に転進し、経営品質活動の全社SPI活動推進を担当。2004 年 改称した生産技術部で、主にSIフレームワークを基盤とした開発方法論、開発/管理ツール、ノウハウなどの情報共有の全社推進に携わり、引き続き全社生産革新活動を推進中。



ナレッジマネジメントという言葉は一時期ほどは使われなくなったように感じますが、それは、それぞれの企業が工夫して自分たちの企業風土に馴染んだ形に変化させて自然に取り組むことができるようになってきたということかもしれません。

いずれにしても、社内の情報を蓄積するだけではなく、市場から要求される価値創造プロセスの中で納得解を創るためには必須の考え方ではないかと思っています。  


Posted by 森戸裕一 at 07:14Comments(0)ビジネススキル

2008年05月15日

ヒルズでの講演

今日は、六本木ヒルズでキヤノンシステムアンドサポート様のイベントで講演でした。



人が気づく情報、人が動く情報、人が育つ情報
~知識資本時代の戦略的人材育成のポイントとなる社内情報共有・活用法~


情報化投資の効果測定の中に人材の成長をポイントとして入れるということと、中堅社員の経験と最新情報を絡める中でのナレッジ創造について話をさせていただきました。

ビジネスプロフェッショナルスクール(BPS)のリーダー育成コースの中でも同じような話をしていますが、今回はBI(ビジネスインテリジェンス)の話も盛り込んでみました。  


Posted by 森戸裕一 at 23:27Comments(0)講演

2008年05月14日

当社の社員が成長する秘密

先日、アントレプレナーセンタの福島さんの講演に参加した際に、

制約条件は成長条件

という言葉をいただいたということはブログに書いたと思います。

仕事をしていると自分の思うとおりにならないことがほとんどです。

その制約条件の中で、お客さまを含めた自分のまわりのステークホルダ(上司や同僚、取引先などのプロジェクト関係者)と調整をして皆が納得する解を探すというのが仕事だと思います。

自分が理想とする環境がすべて整って仕事ができれば本当に最高と感じますが、たぶん、それでは自分の成長は望めないのではないかと私は考えます。

お客さまや取引先、自社の社員などと話をしていて助言をする際に、その人の表情を見ながら話をします。

成長する人間は、最初に素直にまず助言を聞き入れて行動してみて、それから考えます。
成長できない人間は、助言をしている時から別のことを考えているか、その言葉に耳を貸さずに自分の考えを押し通そうとします。

考えながら動く

という考動(こうどう)が限られた時間で成果を出すためには必要ということを言いますが、具体的なイメージを言うと、周りの助言をもらいながら素直に動いてみて、その経験から考えるということになるのではないかと思っています。

研修で講師をしたり、経営者として社員に助言をしたりしていて、たまに「なんで素直に話を聞き入れないのだろう?」と感じることがありますが、彼らは何かが引っ掛かっているのでしょう。

学生の場合には自分勝手に行動できた学生時代と、人の勝手につきあって納得解を出す社会人の動きの間でギャップを必ず感じるのでしょうが、転職などを繰り返して、職場を変えても自分を変えれない状況でもがいている社会人の場合には、まず、「環境を変えることを考える前に自分を変えてみたら?」という助言をすることで、自分が周りからどう見えているか?ということを、まずは聞くという行動をさせるしかないと思っています。

学生には「これがお金をもらうということの厳しさだ!」ということでいいですが、なかなか必死になれない青い鳥症候群にも似た考えを持った社会人には「まずは、この環境で周囲が求めている成果をきちんと出したら?」ということを言うしかありません。
また、まあ必死にならなくてもここは日本だから最終的には何とかなると思っている平和ボケっぽい社会人には「日本が世界一の借金大国になったのは政治家のせいではなく、君みたいな問題先送りの人が増えたからだよ」と指摘するしかないと思っています。

昨日、ビジネスプロフェッショナルスクールの講師候補の方と面談しました。

ビジネスプロフェッショナルスクールでは初(?)の九州出身じゃない講師候補です。

福岡なども若干、自分中心思考で「福岡最高」「アジアの中心はここだ」的な思考を持っています。
私が北海道などの地域活性化の支援などを行っていて、外ものとして感じるのは「自分たちは自分たちなりのやり方がある」という頑なに変化を拒む地域特性です。それを福岡(九州)にも感じます。

周囲からの評価を素直に聞き入れて、そろそろ時代や環境に適応して変わるということを選択しないといけない時期にきているのではないかと感じます。

なんでも変えるということではなく、何を残して、何を捨てるのか?

ということになります。


個人でも、変化に対応できないといって楽をしようとする弱い気持ち、変なこだわり(過去の成功体験か単純な好き嫌い)で自分の可能性を自分で潰すという思考はさっさと捨てて、自分の人生を意味があるものにするために変わった自分を演出することが重要と考えています。

自分はどのようにすべきかということは、簡単ですが周囲の同僚や上司、お客さまが知っています。

自分に苦言でも助言してくれるような人間関係つくり、それを受け入れることができる強い自分、また、それから自分を変えるということに耐えられる強い精神力を持った自分

そんな自分になれたほうが、

学歴にこだわる自分
容姿にこだわる自分
人の好き嫌いに左右される自分
LOHASなどステレオタイプ的な自分らしさにこだわる自分
ビジネス書を読みあさることだけが生きがいの自分

でいるより、カッコイイと思います。

学生団体(NPO法人九州学生ネットワークWAN)からは、そのような学生がどんどん生まれています。

また、うちの会社にも、そのようなカッコイイ社員が増えてきました。

仕掛けは簡単です。

NPOの学生に指導しているようなことは、自分は当たり前に実行しないといけないのが当社の社員です。
また、学生の厳しい目がありますので日々自分を変化(成長)させていかないと、社会人なんて口だけといわれてしまいます。

厳しい環境の中で、当社の社員は自分ためではなく、お客さまのために社会のために成長しています。  


Posted by 森戸裕一 at 11:30Comments(0)ビジネススキル

2008年05月13日

執念を持つ

昨日、弊社の若手営業のHくんと同行していくつかの会社をまわりました。

Hくんは情報の目利きはできます。
学生時代から、これは他の学生と比較すると抜きんでいました。

しかし、まだ学生でしたので、情報の持つ本当の意味などを深堀りして調べたり、他の情報と比較して他の人にもわかりやすく編集したりするということは、あまり得意じゃなかったようです。

社会人になって、他の仕事ができる人を見て、仕事での成果の出し方ということは学んでいるようです。

今日は、会社訪問の後に私が気付いたことを、いろいろと指摘しました。

簡単にいうと、執念を持て。

ということです。

仕事を任せてもらえないということは、あなたたちは価値が無いと判断されたことだということです。

それから、提案を断られるにしても本当の理由を聞き出すということをしないと次の戦略を考えることができません。
だから聞け。ということです。

執念があると自然に出る行動が、でない場合には知識ばかりで頭でっかちになっていることもあります。  

Posted by 森戸裕一 at 08:28Comments(0)ビジネススキル

2008年05月12日

今日はよくしゃべりました

今日は午後からコンサルティング会社様を訪問して、システム販売会社様を訪問。

いや~、よく話しました。(笑)

最近、ネタが多すぎて困るくらいなので、人に会ったら本当にいろいろと話をしてしまいます。

営業訪問じゃないので、駆け引きなしでお客さまとお話をしてきました。


その後に会社に戻ってきて新聞社からの取材を受けましたが、そこでも1時間半、話しまくりました。

今回の取材は、学生NPO支援に関することでしたが、

なぜNPOなのか?
なぜ学生の就職活動を支援するのか?
ビジネスモデルは?
東京の学生と九州の学生の違いは?

いろいろと記者の方から質問を受けましたが、納得してもらったようです。

簡単に回答を書くと、

>なぜNPOなのか?
価値提供を将来的にも継続するためです。

>なぜ学生の就職活動を支援するのか?
彼らが10年後の日本(九州)を創るからです。

>ビジネスモデルは?
金銭的な部分での利益を得ることはできないが、将来への投資と学生からの「ありがとうございました」という言葉をもらえます。

>東京の学生と九州の学生の違いは?
基本的な資質は変わらないですが、30代、20代のカッコいい社会人が九州では少ないので目標を見失っているかもしれません。


今日は学生団体のMTGを夜にやっていたようですが、彼らの目つきが変わってきています。
期待がもてます。  

Posted by 森戸裕一 at 23:56Comments(0)雑感

2008年05月11日

今日は母の日です

今日は母の日です。

私の母の誕生日は母の日と近いので、毎年、私の家内の気遣いに甘えて今までの感謝の贈り物は家内から贈ってもらっています。

どうも昔から母親をはじめ自分の家族に感謝の言葉を素直に言えない自分がいます。

これだけは急に変われと言われてもなかなか変わることができません。


丈夫な体に産んでもらって、幼少の頃から、勉強よりも水泳、剣道、野球と運動の習い事ばかりを熱心にさせてくれたおかげで社会人になって不摂生な生活を送っていても、まだまだ元気に過ごせています。

小学校と中学校の先生だった両親の間に生まれてきて、大学を卒業して教員の道は歩まなかったものの、昨年くらいからは大学の先生のまねごとのようなこともやらせていただいています。

企業の経営者と言っても、まだまだ未熟な部分が多い経営にまねごとをやっている若輩者です。


年に何度か親に会って話をしていてもまだまだ子供扱いで、これは最後まで変わらないのではないかと思いますが、その扱いを受けることで自分の未熟さを再認識しているようなかたちです。

一時期は、どのような社会人になったら親に認めてもらえるのかと真剣に考えていた時期もありましたが、結論としては、いつまで経っても自分の子供は子供扱いということなんでしょう。

最近は、親からの子供扱いにも慣れてきた少しだけ余裕がある大人になれてきたようにも感じます。

私たちは自分の力だけでは産まれてくることはできませんので、本当に親には感謝する必要があると思います。
丈夫な体に産まれてきたくても、これだけは自分ではどうしようもありません。

ありがとうございます。

自分がもらった人生、家族のために、社員のために、自分に関係する人たちのために、社会のために大切につかわせてもらいます。

人間はなぜ仕事をするのか?

ということを学生に話をするときに、私たちは動物だけど社会的な動物だからという話をすることもあります。
自分のためだけに仕事をするのは動物的ですが、人のため社会のために価値を生み出すという活動をするのは人間だけではないかと思っています。この活動の源泉は、周囲への感謝ではないかと思います。


私たちが生まれ育った地域にどのような恩返しができるのか?
地域のために頑張っている会社とはどのような会社なのか?

今月の26日にアクロス福岡で現在、就職活動をしている学生のために、また、就職活動を終えそうになっている学生のために以下のイベントを開催します。(詳細を知りたい人は下のバナーをクリックしてください)



最近は、地方都市(九州など)の企業で学生の新卒を考える場合には、「リクナビ」や「マイナビ」に期待するのは難しいという声を良く聞きます。まあ、首都圏の企業が地方の学生を採用したいという意向を聞きながら、地方の企業のために地方の学生の採用支援をするというのはビジネスモデル的に無理があると言えます。

30歳になった自分、40歳になった自分、定年を迎えた自分が、どこで仕事をしていて、どのような人たちに囲まれて仕事をしているのか?ということを、きちんとイメージしてもらいたいと思っています。

5年後、10年後に自分が仕事をしているイメージがつかない学生が、首都圏の企業のイメージ、テレビで見たような仕事のイメージだけで首都圏に出ていっています。当然、自分の数年後の社会人としてのイメージも持てない学生は必死に考えるのを止めて企業や職種のイメージに頼ってしまっています。

もう少し冷静に考えてもいいのではないかと思いますが、自分の将来にイメージを持てていない学生が巨大な企業のイメージを自分のイメージにしたいと思っているのも理解できなくもないです。

26日は、彼らを責任もって育ててくれる九州の企業さんと一緒に、学生にイメージを持ってもらうイベントにしたいと思っています。  


Posted by 森戸裕一 at 19:26Comments(0)雑感

2008年05月10日

テレビにて

今日の朝9:00からテレビ東京系列のTVQの「九州けいざいNOW」の一部に出演させていただきました。



今回の番組特集が「やせろ中年!太れ健康ビジネス!=Mission!健康を管理せよ!=」だったので、この番組に出演するということは、周囲にはあまり言っていませんでした。(笑)

当然、私はこの特集ではなく「ニュースインサイド」での「今時の新入社員」の部分で、人材育成などの専門家としてのコメント出しでした。

ここでは、

最近の若者気質
ナナメの関係の重要性(メンターの必要性)
新人研修などのトレンド

を話しました。


出演は収録したものが流されるという形体でしたので、今日は朝一番(6:25羽田発)で東京から福岡に移動して自宅で番組は見ました。

まだまだ言い足りない部分がありますので、TVQさん!次はコメンテータでスタジオにゲストでお呼びください。(笑)  


Posted by 森戸裕一 at 21:27Comments(0)ビジネススキル

2008年05月09日

普通、夢なんて無いでしょう?

今日の午前中は東京で「情報化白書」の編集についての打ち合わせに参加してきました。

情報化白書とは、知っている人は知っていると思いますが、日本情報処理開発協会がこれまで40年間発行してきた情報化の現状や動向の白書です。



誰が読んでいるのか?というと、情報化社会に関心のあるIT利用者から、ITを活用して事業を行う企業、ITベンダー、行政機関の人たちまで幅広い人たちを対象に作成されています。

私も講演などではこの情報化白書のデータなどの引用をさせていただいています。

今回の編集検討委員には、学識経験者からITベンダーの方、私のような企業の情報化支援を行っている人間も入っています。

私のような特殊なマーケット向けに特化した人間が入っているということは、今回の白書は少し変わろうとしています。
今日の議論は非常に面白かったです。

秋口くらいには出る予定のようなので、皆さんも期待しておいてください。


さて、ここ最近は中小・中堅企業の活性化から派生して地方都市の活性化まで手を出していますが、ブログでそのようなことを書いていますので、なんでやっているんですか?と聞かれることが多いので回答しておきます。

楽しいからです。(笑)

人や地域が困っているのを楽しいと言ったら怒られそうですが、これで企業や地域の活性化が成功して感謝されたら楽しいだろうなと考えることが楽しいです。しかも九州という地元でそれができれば最高です。
情報化白書も似ていて、何で引き受けたのですか?と聞かれますが、それで何か日本に変化が出れば面白いかな?と思っているだけです。(地域の活性化の支援も政府機関からの委員就任要請も似ていて、ビジネスとは程遠い依頼金額です)

名誉ともあまり思っていませんが、行政機関が影響力はありますので、ここでプラスの情報発信をすると少なからず日本や九州は変わらないかな?と考えています。

森戸さんがやりたいことって何ですか?

と、学生から聞かれることがありますが、

回答としては、

九州や日本を、今、この瞬間よりもよくできないかな?と考えています。

やりたいことって、それくらいです。

自分だけではなく、自分も含めて周りの人もHAPPYになればそれにこしたことはないですし、自分だけがHAPPYで周りは不幸ってのも楽しくないですから、自分が住んでいるところ、自分の出身地など、その場所がHAPPYにならないかと思ってビジネスを仕掛けたり、他人の活動の支援を行っています。

自分のためってのは、なんかさぼってしまうんです。
自分のことと他人のことを比較すると、他人のために何かやっているほうが「ありがとう」って言葉をもらえますし、何よりもビジネスになります。自分のためというのは誰からもお金をもらえません。

成功したい、お金もちになりたい

って言っている人に限って、自分のことばかり考えています。

他人のために頑張ればビジネスになるし、何よりも他人の目がありますのでサボり癖もなおせます。


学生などから、どうすれば成功できますか?

とも聞かれます。

成長はできるけど、成功ってのは成功ってゴールが人それぞれなのでわからない

って、答えます。

ただ、多くの人は「成功したい」って言うけど、本当に「成功したい」とは思っていないので、今、この瞬間に手を抜いていると私は思っています。自分で決めた成功の基準なんて都合よく変更できますから。

将来成功したいと思っている人間が営業などの仕事をすれば、月の目標数字をクリアしない訳はありません。
将来の成功は、今の成功の積み重ねなので、今は失敗して、将来的に成功するなどありえないからです。
その積み重ねということを理解している人間は、お客さまの前で土下座もできます。

さすがに土下座されれば、予算があって、普通の感覚のお客さまだったら発注します。
ただ、それができないのは、本気で成功したいとは思っていないからだと思います。
成功するという気持ちよりも、今のプライドが上回っているんですから・・・

そんなのは極端です。

ということで、努力するのを人は回避していきます。


自分はどうなりたい
自分の夢は

などのことも99%の人は持っていないか、本当はできないと思っていながらポーズで話をしています。

なりたいなら、今すぐになればいいし、自分の夢が壮大ならばその人は今は変人と呼ばれているくらいの努力をしているはずです。

自分は・・・

という言葉が出ているうちは、やはり私たち凡人が凡人たる所以で、人にどうなってもらいたい、地域にどうなってもらいたいということで、自分がやらないといけないこと、自分ができることに必死になって人生をかけて社会の役に立つというのが普通の人が最終的にHAPPYに生きる秘訣ではないかと思います。

そう考えると、最近は前よりも社会性がある仕事を任せてもらえるようになってきました。

自分に余裕があると、他人のことまで目が届きます。

自分が・・・自分が・・・と言っていると、他人のことまで目が届かなくて仕事すらもうまくいきません。

世の中って、うまくできているなと感じる、今日このごろです。  


Posted by 森戸裕一 at 14:31Comments(0)ビジネススキル

2008年05月08日

その土地の空気

今日は朝一番のフライトで東京へ。

羽田空港のラウンジでメールチェックなどで時間を調整して11時からの打ち合わせから、怒涛の5連続MTGでした。

夜は新宿で会食。
全国各地の特産品をいただきました。非常においしかったです。

しかし、各地の特産品を一つのお店で食べれるというのは便利なようですが、ちょっと趣きに欠けるような気がします。
地域などのテーマがあってその地域の特産品をいただけるのであれば、その地域のお酒、器、装飾品などで固めて擬似的にその地域を訪れたような経験ができると思いますが、全国の特産品盛りだくさんでは、どうも腰が落ち着きません。

物流のシステムが発達したので佐賀の呼子のイカなども生きたままで銀座で食べれる時代です。
便利ですが、その土地の空気が感じられなくなったというのは少しさみしいようにも感じます。

東京はお金を出せば食べれないものは無いくらい日本中、世界中の食べ物が揃っています。
しかし、何か物足りません。
その土地の空気を感じることができないからなんでしょう。  

Posted by 森戸裕一 at 23:27Comments(0)出張

2008年05月07日

俺は言ったんだ!

来月は企業の経営者、幹部社員の方々を集めて『リーダー研修』を行います。

その中で、コミュニケーションについても再度、学んでもらいます。

経営者や幹部社員は会社の方向性や目標達成のための指標を作って社員や部下に伝えるのが仕事ですが、伝えた後も社員や部下はなかなか思うように動いてくれません。

社員や部下も言われたことを忘れているわけではありません。

なぜ、彼らの行動につながっていないのでしょうか?


まず、経営者や幹部社員が自分の頭を使って何らかのアイデアを思いついても、言葉でそのアイデアが生み出されたプロセスを説明するためには相当の量のコミュニケーションを社員や部下との間で行う必要があります。

ただ、経営者や幹部社員がアイデアを発想するに至るまでの環境を再現することはできませんので、仕事を通じて徹底的にコミュニケーションをすることで社員や部下はやっとイメージ化することができます。

弊社でも社員に日報を提出させたり(これは社員全員に回覧)、指定書籍を読ませてブログで書評を書かせたり、日々の仕事で感じたころを言語化させたりしながら、社員のイメージ化の手助けをしています。

経営者や幹部社員は目標を設定して指標を作り、社員や部下が考えてくる方策を実行するかどうかの判断をするのが仕事です。経営者や幹部社員が必死に目標を達成する方策を考えている組織もありますが、本来は社員や部下が考えるものではないかと思います。それをジャッジメントするのが上司ということです。

その流れの中で、経営者や幹部社員が目標や指標、アイデアのイメージ共有うまくできていないと社員や部下が考えたアイデアが経営者や幹部社員の満足するものにはなりません。

会議などで議論が盛り上がっても、イメージの相違からくる議論であれば時間の無駄です。

俺は言った!ということで、単に社員や部下に伝えるだけでは彼らは思ったようには動きません。

最終的に責任を取るのは社員や部下ではなく、経営者や幹部社員ということを忘れない。

社員や部下は目標を達成するために動くもので、自分が考えた施策を実行するだけではない。


いずれにしても、経営者や幹部社員のイメージ通りに社員や部下が動くのであれば経営者や幹部社員は要らないようになります。社員や部下が思うように動かないので、経営者や幹部社員がマネジメントする必要があるということです。


ビジネスプロフェッショナルスクール(BPS)は、今月からはテーマ別強化コース7月から第4期の基礎コースが始まります。



これまでの受講者の声も映像で見れるようになっています。

基礎コース、リーダーコースの受講者の声は以下のページから確認してください。

受講者の声
http://www.seminar-info.net/interview.html

皆さんも、ビジネスプロフェッショナルスクールの仲間になりませんか?  


Posted by 森戸裕一 at 07:56Comments(0)ビジネススキル

2008年05月06日

卒業生もがんばっています

新入社員研修などを通じて学生が社会人となっていく姿を見る仕事を始めて、そろそろ20年になります。

学生気分が抜けない新入社員もいますが、いろいろな経験が学生を社会人に変えていきます。


NPO法人九州学生ネットワ-クWANの卒業生も頑張っています。




福井くんのブログ





堤くんのブログ





山口さんのブログ



社会人になった彼らの情報発信は、今、就職活動を行っている学生の励みにもなり、参考にもなっています。NPO活動としてスクール運営をしたり、インターンシップ支援をおこなったりする意味については就職してからでないとわかりませんが、それを先輩が言語化して伝えてくれていることが非常にうれしいですし、マイナス的な面で語られることが多いブログやSNSなどのツールの使い方としては非常に正しい流れになってきていると感じています。

最近の新入社員は一人前になることを急いでいるような気もします。しかし、企業も早い段階で一人前になってもらうことを望んでいます。ビジネス環境が過去にないスピードで変化している中で、従来の人材育成の概念では時代にマッチした人材育成はできないというのが私の考えです。人材採用手法、内定者研修、新人研修、フォローアップ研修、メンター研修、プロジェクトマネジメント研修など新しい人材のキャリアパスを意識した中で人材マネジメントの考え方も大きく変化させていく必要があります。


社会人とは読んで字の如く「社会の人」になります。

社会に属する人
社会に貢献する人

社会に属しているだけであれば学生も同じですが、学生には保護者というものがいますので間接的な社会人なのかもしれません。保護者から支援(仕送り、お小遣いなど)を貰っている間は非社会人とも言えるでしょう。
それが自立(自律)して社会から労働の対価をいただく存在になる。これで立派な社会人(社会に貢献する人)になれたと言えるのではないかと思います。

新入社員研修などで話をしていることですが、就職した中で常に意識しておかないといけないのは「お客さま」の存在ということです。彼らの貰う給与の源泉はお客さまが払う商品・サービス購入対価なので、スタッフ部門であってもお客さまの存在を意識しないということはありあえないと話しています。

公務員などになると「お客さま」という概念が非常に難しくなりますが、間接的に国民の税金が源泉として給与が払われているので、それは意識しないといけませんが、誰から?という面が見えにくいのでもらっている給与のありがたみというのが人に向きにくいという特性があります。税金という仕組みが、もともと国という組織を運営する上で政治家と公務員に給与の一部を預けて運用してもらうのが一番安全という概念に基づいているので、その部分が揺らいできているのではないかとも思います。

ふるさと納税
認定NPOなどへの寄付行為

企業利益や個人所得から損金算入などができる節税(正しくはない表現ですが・・・)が行政の税収に影響を与え始めているようですが、これで行政機関に緊張感が出てくれば、それはそれで意味があるのではないかと考えています。

  


Posted by 森戸裕一 at 06:13Comments(0)人材育成

2008年05月05日

新たな格差社会

テレビ東京系のチャンネルで「カンブリア宮殿」という番組を見ました。

「メイド・イン・ジャパンで食糧危機に立ち向かえ!」

株式会社大地の藤田社長の穏やかな語り口調が印象的でした。


日本はモノつくりで高度成長をやってきたという製造業中心の時代から、農業というモノつくりも真剣に考える必要があるという議論は非常に興味深かったです。鉱物や燃料資源が無い省資源国家日本がどのように生きていくのか?という中で加工業を中心とした製造業で生きていくという選択が、21世紀になって資源の概念が大きく変化してきたというくだりの話は非常に興味深く聞きました。太陽資源、降雨量、土壌などを資源に見立てると日本は農業に対しては魅力的な資源を多く持っているということを忘れてはいけないと思います。

都会に住むのがカッコよくて、田舎に住むのはカッコ悪い

なんか誰かが情報操作した概念のような気もします。


今は、日本でも富裕層は高価な無農薬、有機の野菜を買い求め、一般の人たちはスーパーの格安食品を買い求めている時代になりました。格安食品は国が定めるギリギリの基準で加工された食品です。

所得格差は人の健康という部分の危険性もはらんでいます。

以前も書きましたが、携帯電話の基準内電磁波が子供の脳に与える長期的な部分での危険性、食品の基準内農薬(毒薬)が長期的な部分での危険性、基準というのはビジネス的な部分での妥協点となっているので短期的には基準内は問題ありませんが、長期的に見ると確実に問題はあると思います。

自分の健康は自分で守るしかない、家族の健康は家族で守るしかない自己責任の時代になってきたと思いますので、少なくとも、人体への影響の見える化については考えていきたいと思っています。


さが経革広場




などでは、1次産業×2次産業×3次産業=6次産業 のIT化などについても事例紹介していきたいと思っています。

食の安全という面で、産業や地域の注目度の変化が生まれてきそうです。  


Posted by 森戸裕一 at 23:57Comments(0)雑感

2008年05月04日

将来への投資となる人材育成

今日は夕刻からテレビ局の取材を受けていました。

就職して働き始めた今年の新入社員の気質とそれを受け入れる企業の体制などについて対談形式で話をしました。
九州に本社を置いて、東京などの企業の人材育成コンサルティングを担当して、九州の企業の研修などの人材育成などの支援をしている会社が珍しいということもあるのではないかと思います。

たしかに東京が本社で九州の企業の研修を担当している会社はあります。
九州本社の研修会社で東京の大手企業の研修などを担当している例は少ないと思います。

今回は、東京の企業と九州の企業の人材育成に対する考え方の違いなども話しています。

取材は1時間程でしたが、実際の放映はちょっとの時間になるのではないかと思います。

人材育成にどれだけの投資をできるのか?

私は企業は人材の集合体であるので、利益がでたら人材に投資する、利益を出したかったら人材に投資するということを言っている人間です。人は考えて行動しますので、社員に考え方を教えることが企業が利益を出すためには必須ではないかと思っています。

モノを作れば売れた、サービスをすれば喜んでもらえた、という時代は終わりました。

良いモノを作っても模倣され、もっと安いモノがアジア諸国や巨大資本を持っている大手企業から提供され、考え抜いたサービスも競合他社からの追随の中でずぐに陳腐化してしまっています。

特許などで権利を守るという戦略もありますが、特許を取得して勝負できるビジネス分野というのも限られています。

モノでもない、サービスでもない、では何で勝負するのか?

ということを聞かれますが、やはり私はお客さまとの接点で勝負するしかないと回答しています。

その接点を担っているのは、やはり社員です。

自分で考えて行動できる、相手の気持ちを酌んで動ける社員が最前線で働いていないと企業は時代の流れについていくことができません。

東京などでは当たり前のことが、九州では当たり前ではないこともあります。

  
タグ :人材育成


Posted by 森戸裕一 at 23:11Comments(0)人材育成

2008年05月03日

六本木ヒルズ

最近では「六本木ヒルズ」という場所が話題になることが少なくなっていますが、今月の15日に「六本木ヒルズ」のイベントで講演します。



キヤノンシステムアンドサポートITソリューションフェア

演題は、『人が気づく情報、人が動く情報、人が育つ情報 ~知識資本時代の戦略的人材育成のポイントとなる社内情報共有・活用法~』と非常に長くなっていますが、情報化時代の人材育成の考え方について講演する予定です。

ご興味がある方は、ご参加ください。  


Posted by 森戸裕一 at 08:30Comments(0)講演

2008年05月02日

まちぐるみでの情報発信

今日は、佐賀県の伊万里市役所を訪問しました。

伊万里からの情報発信についての意見交換を市役所の職員の方々と行ってきました。

伊万里市役所のWebサイト

あれっ?! 伊万里市の人口って6万人を下回ったんですね。

市の財政も非常に厳しいようです。
駅前の通りから商店街なども空き店舗が目立ちます。

税収を増やすために何ができるのか?
街自体を活性化するために何ができるのか?

いろいろと考えていこうと思っています。


ヨーロッパなどで知名度がある日本の都市はどれくらいあるのでしょうか?

文化的な面で考えると伊万里や有田というのは焼き物の産地としての知名度は抜群です。

>日本の陶磁器は、文禄・慶長の役で朝鮮半島から日本に伝えられた技術であった。
>したがって、その技術の歴史をたずねるなら、日本の磁器は朝鮮半島からの技術輸入
>によってできあがったものである。しかしそれにもかかわらず、このようにして輸入された
>技術を展開して、伊万里焼、有田焼、そして柿右衛門などの窯が次つぎに北九州に開かれ、
>その陶磁器のデザインは、オランダをはじめとしてヨーロッパ各地に伝わった。
>事実、ドイツ、フランス、イギリスなどの陶磁器産業は、日本の伊万里焼や柿右衛門の技法
>の模倣によって成り立っていたのである。
>日本の現代の産業は、そのデザインにおいて、しばしば外国製品のデザイン盗用問題を
>引き起こしているが、16世紀から17世紀にかけてのヨーロッパの陶磁器産業は、日本の
>陶磁器の完全なイミテーションによって発展した。伊万里や柿右衛門のイミテーションを
>集めた展覧会が、最近日本で開催されたこともわれわれの記憶に新しい。


<引用元:加藤秀俊データベース>

ただ、文化がある、コンテンツ的に魅力があるものがあったからかもしれませんが、そのコンテンツの魅力を継続して情報発信する、市場ニーズに合わせて見せ方を変えていく、進化していくということをサボっていたのかもしれません。

まちづくりを考えた場合に、今からコンテンツを作るというのは非常に難しいものです。
特に伝統産業などはどれくらいの年数を経ているものかというものが評価されます。

日本の良さ、原点に戻るということがグローバル時代に求められはじめています。

そういう意味では、異邦人として伊万里の魅力を引き出すことにチャレンジするということは意味があることではないかと感じています。

「生き残りをかけた」という言葉に、市役所の職員の方々、市民の方々がどれくらい反応できるのか?ということが成功するかどうかのポイントになります。

国から食わせてもらっていた町が、自立の道を進めるのかどうか、生命力の勝負と思っています。

伊万里という伝統の町のプライドにかけてみたいと思っています。  


Posted by 森戸裕一 at 17:27Comments(0)地域貢献