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2008年06月29日

組み合わせから新しい価値を創造

質を極めるためには、量をこなさないといけない。

ということはよく言われますが、自分の実感からしても、やはりそれは頷けます。

独立して7年目になりますが、独立してから様々なテーマの講演を全国で1000回以上おこなってきました。
http://www.kouenirai.com/search/detail-200608-2466.html

講演などにのぞむときに、どのような心境なのか?ということも、よく質問されますが、今日はどんな人が参加してくれるのかということを楽しみにして講演にはのぞんでいます。

普通は、沢山の人の前で講演する機会などは自分で望んでもそうそうあるものではありません。
たから、そのような機会をいただけるということを楽しむという気持ちは常に持っておきたいと思っています。

何度も私の講演や研修を受けている人もいますが、その人たちから、

森戸さんの講演は何度聞いても新しい発見がある

と言われると非常に嬉しくなります。

講演などでは、私が一方的に話をしているようにも見えますが、私の方からすれば受講者から出される空気を察知して、それをコントロールしながら話しているという感覚があります。非言語のメッセージになりますが、表情や目線から受講者が何を考えているのかということは常に見るようにしています。100人くらいまでであれば、ひとりひとりに気配りすることもできます。

その中で、講演前に自分が考えていた講演の雰囲気とは違うものになることもあります。講演の中で新しい発見を得ることもあります。自分が演じて創ろうとしていた価値とは違う価値が創造できたときに、また自分自身で新しい発見があります。

その発見を次の講演などに活かしていきますので、アウトプットばかりしているように見えても、新しい価値を創ることができているのではないかと思います。

アウトプットの場を同時にインプットの場にして、そのインプットされたものを次の機会には組み合わせて新たな価値にするという感覚を持っています。

これは営業の場でも、社内での会議などの場でも同じです。
場から学ぶという感覚を持つことで、次はその学んだことを組み合わせで活用することができます。

どのような場でも学べるということを言うのは簡単ですが、実際にどのような気持ちを持っていれば学べるのかということも聞かれます。私は、相手を真剣にさせるということができないと学べないと答えます。自分が真剣になるということは当然ですが、相手も真剣になってもらわないと教えてはくれません。

相手を真剣にさせるためには、相手以上に相手のことを考えて行動しないといけません。

当社の営業担当者にも、

本気になれ
相手以上に相手のことを考えろ
自分が自社が本当に相手のために相手の会社のためになると信じろ
買ってもらうのではなく、信じてもらえ
売っているのは商品でもサービスでもなく、価値であり信頼だ

ということを言い続けています。

自分の人生に真剣な人間しか、相手の人生に真剣に向き合えない

自分の会社のことを真剣に愛している人間しか、相手の会社のことを真剣に愛することはできない。
相手の会社のことを真剣に愛することができなければ、他社の課題解決などの仕事はできない。

だから当社の社員は自分の人生に真剣に向かい合っています。





今年の新入社員のKくんは20歳なんですが、必死に会社のため、お客さまのために動いています。
すぐには仕事ができないので、毎朝、自主的に会社に早く出てきて先輩の机の掃除などを行っています。
彼の掃除には気持ちが入っています。それが掃除自体は見ていなくても感じ取れます。
http://www.gakulog.net/10260/

今年3年目になるHくんは25歳になりました。お客さまからはある程度は営業担当者として認められるようになってきましたが、会社としてはさらに上を目指させている(上記の内容です)ので、日々、自分自身の気持ちと戦っています。
彼も入社以来、会社の掃除をやっていますが、社会人になって丸2年掃除を自主的にやっている人間などは最近では珍しいのではないかと思います。先輩よりも先に出社して自分を律するために掃除をして仕事の準備をして始業を待つということで、朝から先輩と一緒に仕事ができるレベルまでの態勢が整っています。
http://www.gakulog.net/10012/

経験者採用ということで昨年末に入社してきたKくんは自分自身の人生を非常に大切にしています。先人の教えをきちんと理解して自分の人生を正しく生きようとしていますし、年齢的に下の社会人経験が乏しい社員のフォローをきちんとしてくれています。自分が人生を賭けて何を成し遂げることができるのかということを自問自答している段階かもしれませんが、その答えはお客さまが教えてくれるのではないかと思っています。お客さま、同僚、家族、知人からどれだけの「ありがとう」を貰うことができるかが人生の質につながるということを彼は知っています。
http://www.gakulog.net/10278/

同じく経験者採用ということで昨年の早い時期に入社してきたOくんは全然畑違いの業界から入社してきて、その畑違いの業界の知識、技能で当社のビジネス領域で価値創造をしてくれています。非常に明るい性格なので会社の中、お客さまとの間での潤滑油として動いてくれています。物理的に見えなかったものを見えるような形に変換して視聴者に価値を感じてもらうということにチャレンジしています。
http://www.gakulog.net/10242/

同じく経営者採用ということで一昨年に入社してきたNさんは新しい事業領域の切り開きと当社のブランディングを担当してくれています。当社は創業以来、私が講演などを行うことでブランディングしてきた会社なので、会社の名前と私の名前がまだまだ同等くらいの知名度しかありません。その中で商品、サービスを売り出すことで自社ブランドを高めるという仕事を必死に頑張ってくれています。知名度が無い会社、サービスのブランド価値を高めるという仕事は簡単ではありません。ブランド価値というのは自分たちが感じることではなくお客さま、市場が感じることなので、自分が何を発信したいのかではなく、相手が何を感じてくれるのかということを常に意識しておく必要があります。それを必死になって考えてくれています。
http://bps.yoka-yoka.jp/

同じく経験者採用ということで3年前に入社してきたOさんは当社の生命線とも言えるセミナーや研修の教材、資料作成などを担当してくれています。教材や資料というのは人の理解を補完する役割なので、その場面場面を想定して作らないと機能しないことになってしまいます。その場面想定が非常に絶妙と感じています。「ナレッジネットワークさんの研修資料は非常にわかりやすいですね」と講師の私などが褒められることがありますが、このようにバックオフィスがしっかりしているので価値が創造できているということ実感する瞬間です。

同じく経験者採用ということで5年ほど前に入社してきたKさんはこれらの社員をきちんとまとめてくれています。当社が東京の大手企業、外資系企業からの信頼を得れているという要因は彼女の力が大きいと感じています。最近は九州でも大規模な商談対応も増えてきましたが、そのプロジェクトのマネジメントも絶妙です。スコープの捉え方、そのスコープの中で最大の価値を創造するためには何をしないといけないのかということを知っています。彼女を目標にして他の社員もがんばってくれています。

このような個性あふれる社員が組み合わさることで、今までの社会にはなかった価値を創造して提供することを当社は真剣に考えています。ひとりではできないことが、組織では実現できます。自分だけで考えるのではなく、人の力も組み合わせてみるという冒険心が自分の力を伸ばすことになります。

誰が欠けても当社が目指す価値は創造できません。
また、当社の社員は、「今の仕事でなく別の仕事だったら力を発揮できる」「転職すれば自分の力は発揮できる」「独立すれば自分の力は発揮できる」などと自分の今の状況を環境のせいにして自己肯定するような人間はいないと思っています。

また、彼らの人生を充実したものにする場を提供し続けることが経営者である私の仕事ではないかと考えています。

誰にでも可能性はある
今の努力が将来を創る

将来の可能性を潰すのは自分の甘え
今、努力ができないのであれば、将来もできない
仕事に好きな仕事も嫌いな仕事もない、好きなことしかしない自分と嫌いなことでも好きになれる自分のどちらかしかいない

好きなことを仕事にしてHAPPYになった運が良い人もいるのは事実
ただ、そんな博打に自分の人生を賭けるのではなく、人が皆に望んでいることを好きになる方が人生はHAPPYになると私は考えます。  


Posted by 森戸裕一 at 08:01Comments(0)ビジネススキル