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2008年09月24日

楽しくないのは能力が足りないから

若い人たちが会社に定着してくれない
若い人たちを育てるのに苦労している

企業の人事担当者や研修担当者から、よく聞く言葉です。

入社間もないのに、

自分が考えていた仕事と違った
企業としての将来性を感じません
自分が活かされないような気がします
自分を育ててくれない

などという言葉をする若手社員が増えました。


当社は学生や企業の若手社員に、

仕事は楽しくするものだ

ということを訴えています。

ただ、楽しくするためには、目の前の仕事で確実に成果を出すことができる能力が必須になります。


仕事の経験が無い若手社員が、入社して3年以内に著しい成果を仕事で出すというのは非常に難しいと思います。

だから、入社して3年くらいは自分の理想とか仕事の内容とかにいろいろ文句を言わずに、与えられた仕事で十分に評価に値する結果を出すことに注力するように指導します。

職人の世界では、それが10年とか20年とかになります。

情報を持ちすぎている、生き急いでいる若手社員が、自分の仕事遂行能力が低いことに苛立っているようにも感じます。

たしかに仕事で成果を出して、周囲の同僚やお客さまから称賛をもらえなかったらモチベーションを維持するのは難しいと思います。ただ、その状況を作るためには人以上の努力が必要になります。


当社で支援している学生や当社に関係する若手社員を見ていると、頑張ろうとは思うようですが、それが継続しません。

継続力が無いというのも、最近の若手社員の傾向ではあります。

その継続力がないと何もできるようになりませんし、やはり仕事で成果が出ないので仕事が面白くはなりません。


最近も学生に対して細かいことを指摘して、行動を改めようと努めています。
結果、それが彼らが社会にでて役に立つことだからです。

ただ、私が一番興味があるのは、

それを当社の社員がどのように見ているか?

ということだったりします。

若手社員や学生などをきちんと指導できる人材も減ってきています。

モチベーションを落とさずに、彼らが一番指摘されたくないことを指摘して改善させるという仕事が骨が折れますが、重要な仕事です。


やらされ感がある
言われたことをやるだけでは面白くない

このような言葉は、能力が低い人間から出てくるということを認識させることが必要になります。

これらの言葉を口にする若手社員や学生はもともと達成感ハードルも低いので解決策はたくさんあります。


達成感ハードルを高く設定している人間は、自分で努力して早い段階で、そのハードルの前に立っています。

そのような自律している人材を採りたいのでしょうが、そのような人材はある程度育てないと母数は少ないと思っています。  


Posted by 森戸裕一 at 08:17Comments(0)人材育成