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2009年08月09日

パラダイムの大きな変化と業界再編

今日は大学の期末レポートの採点をしています。

単位発行のための評価締切が今週末なので休日に対応しています。



昨日はシステム会社の研修を行っていましたので学生のイベントには参加できなかったですが懇親会から参加しました。イベント登壇者の皆さんも満足していただいたようです。ご協力ありがとうございました。

そのシステム会社の研修ですが、ビジネスネゴシエーション、コミュニケーションなどについての内容の研修を行いました。システム会社は業界全体の再編も進んでいるのと、インターネットの爆発的な普及によるビジネスモデルの変化なども顕著になってきています。

最近では「クラウドコンピューティング」という言葉が頻繁に使われるようになりましたが、簡単に言うと企業などで使われるクライアントコンピュータをインターネット経由で遠隔地にあるサーバシステムに接続して業務を行うという仕組みが主流になるということです。googleやamazonなどのサーバーも米国にありますので私たちは日常的にインターネット経由で他国のサーバシステムを利用していることになりますが、その仕組みを企業の業務システムでも活用しようという動きが加速しています。

昨日、ブログで紹介した



などでは、世界にコンピュータシステムは5つあれば足りると言っています。
(これはSun MicrosystemsのCTO グレッグ・パパドポラス氏の言葉です)
http://blogs.sun.com/Gregp/entry/the_world_needs_only_five

グーグル、マイクロソフト、ヤフー、アマゾン、イーベイ、セールスフォース・ドットコム

これについては、以前より
http://www.atmarkit.co.jp/news/analysis/200707/30/computers.html
などでも取り上げられています。

クライアントコンピュータにデータを持たないというだけでなく、企業内のサーバーにある業務システムもインターネット経由で巨大なサーバシステム(これは日本にある必要もない)に接続して利用するということでコスト削減を狙っています。

このコストとは今まで企業が社内で管理していたサーバーの費用のみでなく業務システムの導入費用、保守費用などを指しますので、システム会社は大きなリストラをおこなうことが必要になってきます。サーバーの販売や設置・システム導入費用、保守などを収入が減った分を別のビジネスで補完する必要が出てきます。どれくらいのインパクトが出てくるのかは未知数ですが意識しないと大きな波に飲み込まれるのだけは確実です。

SaaS(Software as a Service)
PaaS(Platform as a Service)
HaaS(Hardware as a Service)

インターネット上のデータセンターの設置場所の安全性、管理コストなどを考えるとデータセンターを日本に置くという選択は無くなるのかもしれないなど大きなパラダイムの変化を予測しながら自分の会社を変化する社会のどの位置にポジショニングするのかなどを考える必要が出てきています。


人間が知恵を生み出すためには危機感を持つということは重要なことと思いますので、今回のこのパラダイム変化を日本のシステム会社がどのようにとらえるのかということには興味があります。

変化を不安に感じるよりも、期待を持つ

という感覚でないと、生き残っていけない時代です。


当社も営業システムを革新するために、

http://salesforce.yoka-yoka.jp/

当社の営業マネージャーにクラウドコンピューティングと業務改善の日々の格闘についてブログでアウトプットさせています。

毎日の小さな改善が大きな成果につながります。





  

Posted by 森戸裕一 at 22:56Comments(0)ビジネススキル