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2009年08月16日

「自分探し症候群」から抜け出すために

仕事における成功要因というのは周囲(同僚、お客さま)との関係性つくりがうまくいったかどうかがほとんどを占めると言っていいかもしれません。仕事の完結は誰かからの「ありがとう」という言葉で締められることが多いように感じます。

自分だけでどうにかしよう、自分の考えでは

という思考が前に出てしまうと、仕事はうまくいきません。

自分の働きかけに周囲がどのように反応したか、周囲の反応に対して自分がどのように感じたか

などのことをきちんと考えると自分の思考、行動を徐々に修正できます。

周囲との関係性つくりに成功したときには周囲から「ありがとう」という言葉がいただけます。


この社員は周りが見えているかどうか

ということを見定めて、見えている状況であれば今度は時流の変化へのアンテナが張られているかを確認します。時流変化への感度が薄いとタイミングよい行動ができません。

情報感度については以前の投稿でも書きましたが、ブログなどでの情報アウトプットを強制的にでもやらせたら必然的にネタを探すということを行いますので情報感度は高まります。

情報というのは自分で察知できる感覚を養わないと目利きする絞り込むということができずに逆に情報から振り回される、またはあまりの情報量に情報感度が限りなく0(ZERO)に近い状態になってしまいます。いわゆる諦めたという状態です。

学習性無力感

に近い状況ですが、あまりにも多い情報量に自分から調べたり考えたりすることの無力感を感じて、自ら考えるということを放棄してしまいます。

これは学校に通っている時期に答えを憶えること、他人と同じことをやることを半ば強制させられてきた学生などにも同じようなことが言えます。人と違うことにチャレンジすることを放棄してしまっている場合があります。




当初、当社の社員でもブログを毎日でも書くように指示すると、

「そんなにネタが無い」「ネタを考えるのに時間がかかる」

という返答が返ってきました。


私が社員に求めているのは「ネタが無いという状態」「ネタを考えないと書けない」という状況から脱出するために敢えてお客さまも含めて誰からでも見られるという環境を作って情報に対する感度を高めるということにチャレンジしてほしいということです。

目の前の仕事を惰性的に片づけるという仕事のやり方からは何のクリエイティブな工夫、付加価値をつけるなどのことはできないと考えています。自発的な考えで仕事に付加価値をつけるということにチャレンジしてもらいたいと思っています。何も学習していない、詳細な情報を持っていない状況で人と違うことをやりたいというのは我侭ですが、きちんと情報を収集・分析して人が気づいていない価値を創造するためにチャレンジするということは非常に貴重な行動になります。


創造的な思考を持つエンジニアになってもらいたい2年目の社員には
http://knblogkoga.yoka-yoka.jp
SEO対策について考えさせて最新動向への興味と論理的な思考、スピード感を持った仕事を行えるように働きかけています。非常に慎重な性格なのでエンジニアには向いています。それにスピード感を持たせるためには一流の思考法を学ばせる必要があると感じています。読書というビジネスの世界では影の努力と呼ばれている習慣は持っていますのでその書評なども書くことで頭の整理をしています。

お客さまへの情報提供などを中心に営業活動を行っている4年目社員には
http://knblogharada.yoka-yoka.jp
人材育成、人材採用などのトピックス、お客さまからいただいた情報などを深堀りして情報アウトプットすることで知識の整理などを行うためにブログを書かせています。ネタを探す(情報を精査する)ということを習慣化したら大きく伸びる要素を持っている社員ですのでブログを使って周囲が求めている情報を察知するという行動が習慣化することを目的として情報発信しています。

新入社員でも戦力化することができるということを実証したい新入社員には
http://knblog1noda.yoka-yoka.jp
ビジネス企画や映像制作などの仕事を通じて学んだ知識などを自分の頭の中で整理させるために情報発信させています。人前で話をするということに関しては抵抗が無い社員なので知識をきちんと教えてあげれば大きく飛躍することができます。何を学ぶことができたのかということを日々書くことで成長は加速します。


自分が成長したい、自分が中心で、自分が、自分が・・・

ということでは、最終的には自分の能力という限界点が見えてきます。

仕事を通じて自分の能力探しをしていても意味がないので、自分の能力を高めるために周囲を利用してレバレッジを効かせて一人前になるということを勧めています。

ブログの更新が止まったところで、再度、聞きます。

「ネタが切れた?」

ネタが切れるということは情報感度が鈍っているか、初心を忘れたということではないかと思っています。

人が気づいていない価値を創るためのチャレンジの第一歩は、情報収集を経てブログなどで情報発信をする中で市場から受け入れられる価値を分析という「仕事における考え方」を身に着けるということになるのではないかと考えて、社員もブログ更新を実践しています。



  

Posted by 森戸裕一 at 06:24Comments(0)人材育成