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2009年12月23日

企業は社会人予備校ではないのですが・・・

身の丈に合わせた目標を立てるとどんどん成長曲線の伸びが下がってきます。


『身の丈に合わせる』

という言葉をどのような局面で使うかということを考えると、無茶なことをやっていて一向に成果がでないときにも使いますが、目標達成の可能性をあきらめて妥協するときにも使います。


最近、後者の身の丈に合わせるという意味でこの言葉が使われる場面によく遭遇します。




今の自分の能力に合わせて目標を設定すると・・・、成長できないのでは?




無茶せずに『身の丈に合わせた経営』を行うことが重要だ、不況なので自分たちの身の丈に合わせた投資で不況を凌ぐという感じです。

その企業の姿勢を見た社員も、そのような社会風潮に影響を受けた学生なども自分が努力しないといけない局面でも『身の丈にあった目標』『身の丈にあった努力』をしてしまいます。


非常に不安視するのは、身の丈という尺度が下がっている中で競争力がどんどん落ちているということです。

若い社員は少しは尖っているくらいが期待できます。


周囲との調和をとりながら、自分に対して厳しい若手社員には大きな期待をします。





自分を追い込む必要はないのですが、自分の可能性を信じ、自分の身の丈以上の努力をして、周囲に優しく、助言を素直に聞くという若手人材をどの企業も探しているはずです。


ただ、そのような人材が少ないので企業の採用意欲は下がっているということも言わざるをえません。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091222-00000029-jijp-bus_all.view-000

この記事を読んだときには、なんだかな~と少し感じました。

学生の人材としての質が下がっているということも加味しないと、お客さまに最大の価値を提供するはずの企業が学校になってしまいそうな気もしています。

なんとか社会人として育ててあげると3年くらいで卒業していきます。

そこらへんの未熟だけど打算的な考え方があるという部分を加味して考えないと、終身雇用時代の考え方ではお互いにLOST-LOSTの関係になってしまいます。



  

Posted by 森戸裕一 at 08:31Comments(0)人材育成