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2010年04月17日

弱い組織体だからこそ情報化で補完を検討する

今日は、千葉市でNPOの皆さま向けに事業継続、拡大のための講演を行いました。

http://www.chiba-npo.jp/ms/npo_0417.html

時代は大きく変化して、従来の枠組みで仕事を考えることはできなくなってきました。

社会のニーズは多様化、複雑化して行政機関の枠組み、民間企業の利益に見合うサービス提供だけでは社会からの要求に対応できなくなってきています。

人の働き方も、ひとつの企業や団体に所属してそこから社会に対して価値を提供する働き方から、地域にも所属しているという概念から地域活動での価値提供も考えるということも考える必要が出てきています。

昔の町内会のような概念が、町という枠組みを超えて目的別にNPO活動のような形になり、会社などで働きながら休日などに地域のために働くということを選択する人が増えています。

副業をして収入を増やすというような考えとは違い、会社という場で働きながら会社が対象としてるターゲットに対して最大の価値を提供するというビジネスを考えながら、地域にという場にも自分が提供できる価値がないかを考えるという柔軟な発想で頑張っている人たちが増えています。

今日も100名近い人たちが講演には参加してくれていました。

しかし、仕事とNPO活動、それから家庭などを両立させるためにはタイムマネジメントが大変です。

ほとんどの人たちはチャレンジする前から諦めてしまいます。

たしかに会社で必死に働いて、その合間に地域活動をして、家庭のことも考えるとなると寝る時間もなくなってしまうかもしれません。

だから、ITなどのテクノロジーを活用して従来の概念では実現できなかった地域のとの関係性つくりなどを考えていかないといけないということを今日の講演では話をしました。

地域に提供する価値を最大化するためには、多くの人たちの献身的な活動を時間拘束という条件を外して最大化することがポイントになります。

いつも顔を合わせて打ち合わせをする、皆で集まって作業をする

という形ではなく、それぞれが少しずつ空いた時間を集めて作業を分担して、情報を共有して、協力して大きな価値創りを行わないといけません。

特に価値を最大化するためのノウハウを持っている人たちは多忙なので、そのような人たちを巻き込むためには彼らの空き時間を提供してもらうための工夫が必要になります。

電子メールで情報を提供してもらう、電子データで情報を加工してもらう

などの工夫が、今までは関わってもらえなかった人たちの協力を得るためのポイントになります。


今日は、そのような話を入れながら、資金力が乏しく、組織力を強くしたいと考えていらっしゃる団体の方々向けに、プレゼンテーション力と広報力アップのためのノウハウを話させていただきました。

主催の千葉県の担当の方々にも喜んでもらえたようです。




今日の講演は、

千葉市ビジネス支援センター

という場所で行われたのですが、16階の講師控え室からは、



千葉城が見えました。

この千葉城は、正式には千葉市立郷土博物館として利用されている模擬城郭のようです。

出張すると、いろいろな風景にも出会うことができます。




  

Posted by 森戸裕一 at 23:42Comments(0)講演