2008年06月04日

学生の勘違い

就職活動をしている学生と話をしていたり、採用活動をしている人事の方と話をしていて、大きな勘違いをされていると感じることがあります。

例えば、IT業界なんですが、これは様々な業種・業務をシステムでサポートする業界です。

だから、どのような業種・業務の支援を行っているのかで同じIT業界でも仕事の本質的な部分は大きく違います。

製造業の製造ラインの管理をサポートする製造管理システムに特化しているIT会社は、私の頭での括りは製造業です。
流通業の流通ラインの管理をサポートする物流管理システムに特化しているIT会社は、私の頭での括りは流通業です。
医療関連の電子カルテやレセプトコンピューターなどの導入に特化しているIT会社は、私の頭での括りは医療業界です。

ただ、IT業界にもネットワークやセキュリティなどのインフラの新サービスを考えている会社があります。
ここは本物のIT関連のR&D(研究所)のようなものです。

IT業界という括りで採用活動をしたりする企業や、IT業界という括りで業界選定をしている学生などを見ると、ちょっと違うなと感じてしまいます。

学生も学生で、大手企業に入って何をしたいと言う問いへの回答などを聞いていると、自分は大量採用で部署へは振り分けられるということを忘れているのではないかと思うこともあります。勤務地も所属部署も自分の意向ではなく、会社の意向で決められるのが大手企業です。

わがままを聞いてもらえるのは、一握りの超エリート大学出身の方ではないでしょうか。

ほとんどの学生は、超有名な大手企業に入っても、営業という職種についたり、管理部門で人事や経理、情報システム担当、業務、購買部門に配属になったりします。希望する職種と違ったと言って早々に辞めていく新入社員もいます。

銀行に入って、国際部門で〇〇をやりたいと言っていても、地方支店で外回りというのはよくあることです。

会社に入って、自分の人生を賭けて、社会に対してどのような価値を提供したいのか?

というイメージがないまま、その職場で花形と呼ばれる部門へ所属されることだけを夢見ている場合もあります。

花形と呼ばれる職場に入るのだけが目的だったら、その職場も迷惑です。

ただ、その職場が必ずしも夢や希望にあふれているか?というと、また、これは外から見た職場と実際に入った職場が違うということがあるわけです。



そんな中でIT業界は職場どころか業界が大きく勘違いされているように感じます。
(ただ、実際に学生が思っているような5Kや7Kという職場もあるというのも事実です)

そんなこんなで、様々な業種の経済インフラを支えているエンジニアの育成と、そのような企業への採用支援を本格的に行いたいと思っています。

企業には大切な人材なので、きちんとした育成を考えていただきたいと思っていますし、将来を嘱望されている次世代の人材である学生には、目先のことだけでなく自分の人生と社会ニーズとの関連性、安易な業界マップを信じるなということを言っていきたいと思っています。

知識化・情報化時代という新しい時代になって、古い時代に表現された業界、職業特性では表現できない仕事も出てきています。その職業が、次世代の人材が担う職業ではないかと思っています。

九州から就職・採用地図を塗り替えたいと考えています。


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