2008年10月13日
次世代を担うリーダー候補とのコミュニケーション
昨日は、日本経済新聞社さんの学生向けセミナーで話をさせていただきました。
有料セミナーで日曜日にも関わらず、多くの学生さんが参加してくれていました。
私自身も話をしていて、非常に優秀な学生さんが九州にもいるもんだと感心しながら話をさせていただきました。
その中で、何人かの学生さんから感想メールをいただいたのですが、一部を紹介します。
***
On Sun, 12 Oct 2008 22:01:26 +0900
<*********@***.kyutech.ac.jp> さまのメールを引用します:
>ナレッジネットワーク株式会社
>代表取締役
>森戸 裕一 様
>
>本日は大変貴重な講演をありがとうございました。
>九州工業大学の〇〇です。
>
>これから就職活動を始めるにあたり、
>森戸様の話には自分にとっての新しい気付き・新しい側面が見出せました。
>
>私は楽しく働くことを願っており、そのためには
>1.楽しいことを仕事にする(先見的)
>2.仕事を楽しくする(後天的)
>だと私は考えていますが、
>
>森戸様自身は今の仕事を
>1.どう感じ
>2.どういったモチベーション
>で行っているのか。
>
>今回のセミナー終了後、自分の中で振り返りを行った中で
>気になった点でしたのでご質問という形をとらせていただきました。
>
>森戸様自身お忙しい中、私達就職活動生に対してお時間を割いていただき、
>誠にありがとうございました。
>
このメールに対しての返信は、
九州工業大学 〇〇さん
昨日の日本経済新聞社のセミナーはお疲れ様でした。
メールありがとうございます。
私は社会人になって以来、社会における自分の役割というものを常に意識して仕事をしてきました。
会社という枠組みの中で働いていた時には、会社の同僚やお客さまの期待に応えるということを第一に考え、行動し、期待に応えることができたときに最大の喜びを感じていました。
金銭的に余裕ができる、自分の行動が評価されて昇格するなどのこともモチベーションにはつながるものでしょうが、それらは周囲の期待に応えて評価された結果でしかなく、純粋に周囲から期待される人材になることをのぞんできたというのが正直なところです。
7年ほど前に当時勤めていた会社を卒業させていただき、現在の会社を創業しました。ただ、仕事に対しての基本的なスタンスは変わっていないと考えています。ITを基盤としたサービス提供会社の枠を超えて、情報を活用した知識資産の創造という次世代社会におけるヒトの活動の根幹にかかわる仕事を行いたいということで、前職時代の社長とも活動の幅を広げたいということで話をして了承してもらいました。
ですので、当社の社名はナレッジネットワークという名前にしています。人間というコンピュータをも上回る知識資産を創造できる動物の知恵をネットワークして何が生まれるのかを見てみたい、それを支援したいということで、学生から企業人、シニア世代まで人間の活動に関わって仕事をしています。
どういう感じで仕事をしているか?というと、ネットワークのハブのような感じです。(ハブ=HUB)
普段がつながることがないコミュニティや個人が、私や私の会社が存在することでつながって、そこでシンパシーを感じ、価値創造できれば、私が生きている、当社が存在している意味があるのではないかと思っています。
モチベーションは、存在する意味を感じるということです。
人は誰でも自分の存在を認めてもらいたいと思っています。
ただ、何も努力せずに認めてほしいと言っても、それを認めてくれるのは家族くらいではないかと思います。
やはり、存在を示すためには、周囲の期待を察知し、その期待に毎回応えるということを愚直に繰り返すということをやるしかないと思っています。
私は独立してから1000回以上の講演や研修を行ってきました。私たちのような小さな企業でしかも社長という肩書で仕事をしている人間は1回たりとも失敗するこは許されません。そのプレッシャーの中で仕事をしています。
失敗をするということは、期待して仕事を依頼してもらったお客さまにも迷惑をかけますし、何よりもこんな小さな会社の経営者を信じてついてきてくれている社員の期待を裏切ることになります。
やはり、それだけはできません。
皆さんのような若い人たちが、これからの情報・知識化社会の主人公になります。
自分がこの時代に生まれたという幸運、日本という豊かな国に生まれた奇跡というものを大事にして、自分の人生を謳歌してください。
知識が豊富で、行動ができるリーダー予備軍と呼ばれる人間は社会的な仕事をおこなって多くの人を幸せにするという宿命を背負っているのではないかと私は考えています。
他人の利益が自分の利益と思える見識を持つと本当に生きていくことが楽しく、幸せに感じることができます。
就職活動というのは、そのような見識を持つための第一歩になります。
がんばってください。
--
ナレッジネットワーク株式会社
代表取締役 森戸裕一
http://www.tisiki.net
学生さんとのコミュニケーションでも自分を振り返ることができます。
有料セミナーで日曜日にも関わらず、多くの学生さんが参加してくれていました。
私自身も話をしていて、非常に優秀な学生さんが九州にもいるもんだと感心しながら話をさせていただきました。
その中で、何人かの学生さんから感想メールをいただいたのですが、一部を紹介します。
***
On Sun, 12 Oct 2008 22:01:26 +0900
<*********@***.kyutech.ac.jp> さまのメールを引用します:
>ナレッジネットワーク株式会社
>代表取締役
>森戸 裕一 様
>
>本日は大変貴重な講演をありがとうございました。
>九州工業大学の〇〇です。
>
>これから就職活動を始めるにあたり、
>森戸様の話には自分にとっての新しい気付き・新しい側面が見出せました。
>
>私は楽しく働くことを願っており、そのためには
>1.楽しいことを仕事にする(先見的)
>2.仕事を楽しくする(後天的)
>だと私は考えていますが、
>
>森戸様自身は今の仕事を
>1.どう感じ
>2.どういったモチベーション
>で行っているのか。
>
>今回のセミナー終了後、自分の中で振り返りを行った中で
>気になった点でしたのでご質問という形をとらせていただきました。
>
>森戸様自身お忙しい中、私達就職活動生に対してお時間を割いていただき、
>誠にありがとうございました。
>
このメールに対しての返信は、
九州工業大学 〇〇さん
昨日の日本経済新聞社のセミナーはお疲れ様でした。
メールありがとうございます。
私は社会人になって以来、社会における自分の役割というものを常に意識して仕事をしてきました。
会社という枠組みの中で働いていた時には、会社の同僚やお客さまの期待に応えるということを第一に考え、行動し、期待に応えることができたときに最大の喜びを感じていました。
金銭的に余裕ができる、自分の行動が評価されて昇格するなどのこともモチベーションにはつながるものでしょうが、それらは周囲の期待に応えて評価された結果でしかなく、純粋に周囲から期待される人材になることをのぞんできたというのが正直なところです。
7年ほど前に当時勤めていた会社を卒業させていただき、現在の会社を創業しました。ただ、仕事に対しての基本的なスタンスは変わっていないと考えています。ITを基盤としたサービス提供会社の枠を超えて、情報を活用した知識資産の創造という次世代社会におけるヒトの活動の根幹にかかわる仕事を行いたいということで、前職時代の社長とも活動の幅を広げたいということで話をして了承してもらいました。
ですので、当社の社名はナレッジネットワークという名前にしています。人間というコンピュータをも上回る知識資産を創造できる動物の知恵をネットワークして何が生まれるのかを見てみたい、それを支援したいということで、学生から企業人、シニア世代まで人間の活動に関わって仕事をしています。
どういう感じで仕事をしているか?というと、ネットワークのハブのような感じです。(ハブ=HUB)
普段がつながることがないコミュニティや個人が、私や私の会社が存在することでつながって、そこでシンパシーを感じ、価値創造できれば、私が生きている、当社が存在している意味があるのではないかと思っています。
モチベーションは、存在する意味を感じるということです。
人は誰でも自分の存在を認めてもらいたいと思っています。
ただ、何も努力せずに認めてほしいと言っても、それを認めてくれるのは家族くらいではないかと思います。
やはり、存在を示すためには、周囲の期待を察知し、その期待に毎回応えるということを愚直に繰り返すということをやるしかないと思っています。
私は独立してから1000回以上の講演や研修を行ってきました。私たちのような小さな企業でしかも社長という肩書で仕事をしている人間は1回たりとも失敗するこは許されません。そのプレッシャーの中で仕事をしています。
失敗をするということは、期待して仕事を依頼してもらったお客さまにも迷惑をかけますし、何よりもこんな小さな会社の経営者を信じてついてきてくれている社員の期待を裏切ることになります。
やはり、それだけはできません。
皆さんのような若い人たちが、これからの情報・知識化社会の主人公になります。
自分がこの時代に生まれたという幸運、日本という豊かな国に生まれた奇跡というものを大事にして、自分の人生を謳歌してください。
知識が豊富で、行動ができるリーダー予備軍と呼ばれる人間は社会的な仕事をおこなって多くの人を幸せにするという宿命を背負っているのではないかと私は考えています。
他人の利益が自分の利益と思える見識を持つと本当に生きていくことが楽しく、幸せに感じることができます。
就職活動というのは、そのような見識を持つための第一歩になります。
がんばってください。
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ナレッジネットワーク株式会社
代表取締役 森戸裕一
http://www.tisiki.net
学生さんとのコミュニケーションでも自分を振り返ることができます。
こちらのブログは6月末までになります
ビジネスの芽がたくさん生まれてきました!
来年こそは!
君たち(学生)でも出来ると信じてあげる
営業研修に真剣に取り組んでいる企業の半数は増収増益
無意識有能な上司と有意識有能な上司のどちらがいいですか?
ビジネスの芽がたくさん生まれてきました!
来年こそは!
君たち(学生)でも出来ると信じてあげる
営業研修に真剣に取り組んでいる企業の半数は増収増益
無意識有能な上司と有意識有能な上司のどちらがいいですか?
Posted by 森戸裕一 at 19:27│Comments(0)
│人材育成
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