2008年10月18日
勝負脳について
日本大学大学院総合科学研究科の林教授の著書を読んでいます。
きっかけは北京オリンピックで金メダルを獲得した水泳の北島選手やソフトボールの上野投手に共通するのが「勝負脳」の使い方が優れているという論調の記事をいくつかの雑誌などで見たからです。
日本大学の林教授は脳蘇生科学や脳神経外科学が専門のようですが、勝負脳についての持論もお持ちで講演などでもスポーツ心理学に近い形で勝負に勝つための脳の使い方について話をされているようです。
スポーツの世界でもビジネスの世界でも、努力すればある程度のレベルまでは成長しますが、勝負に勝つ、成果を出すというレベルまでになると執念の世界になるように感じます。
目標達成にどれくらいの執念を持っているか?
ということではないでしょうか。その執念というものを、うまく使って活性化しているのが勝負脳ではないかと思います。
執念という人間の意識や心の言葉で表現されることが多いものを、実際に脳の動きと連動させることは可能なのか?とも思いますが、実際に脳の働きをいろいろと調べてみると本当に面白いことにいろいろと気付きます。
人間の独創性の創造ということで考えると、
1.日々情報を蓄積する
2.蓄積した情報を編集する
3.編集したものをイメージとして捉える
4.イメージをもとに独創的な創造力を発揮する
という流れになると思います。
これはナレッジマネジメントなどについて説明するときのSECIモデルと同じような流れです。
情報システムでも、このような人間の脳内での創造力を発揮する流れと、うまくシンクロするような流れを作ることができれば情報システム自体が大きな武器になります。
勝負脳を活性化するためには、この独創性を発揮する流れをスムーズにすることを考えて、
1.他人との戦いではなく自分との戦いという意識を持つ
2.ネガティブな情報からはネガティブなイメージしか創れない
3.情報からイメージを作るだけでなく、そのイメージから独創性を創る
4.日々、脳内でのイメージ創造を意識して全力で練習、仕事を行う
5.情報から知識、知恵創造のために集中力を切らさない
6.自分のペースというものを常に意識し、創造性を発揮するベストな状態を保つ
などのことを意識しておく必要があるようです。
これらのことを日常的に意識していると、常に平常心でいることができますし、脳を最大限に活性化しないといけない状況になってもアイドリングは終わっているように感じます。
脳に急速なプレッシャーをかけると、同時に体も萎縮するのでスポーツの世界では勝負になりませんし、ビジネスの世界でもうまくプレゼンテーションなどができないということになると思います。
私たちが講演などを行っていても、
緊張しないですか?
と聞かれることがありますが、そこで聞かれている身体的な萎縮を意味する緊張はせずに、自分の脳を最大に活性化させるための信号を送るためのスイッチは入れているように感じます。
程よい緊張感
という表現になるのかもしれません。
ビジネスにおいても、彫刻家のロダンの言葉ではないですが、
『現代人の最大の欠点は、自己の職業に対して愛を有していないことである』
オーギュスト・ロダン (フランスの彫刻家)
オンとオフ、仕事とプライベートということを意識しすぎると、人生の大半の時間を費やしている仕事で自分で誇れる成果を出すことはできないのではないかと思います。
自分は仕事が好きです
自分の仕事に誇りを持っています
と自信を持って言える人はどれくらいいるのでしょうか?
自分の人生を愛するのと同時に自分の仕事を愛することができなかったら、結果、たいして良い人生にはならないのではないかと思います。
好きなこと(趣味)をやるためにお金を稼ぐにしても、その仕事を好きになることをしないとたいしたお金は稼げません。
プロフェッショナルという意味について学生から質問を受けることがあります。
私はプロと呼ばれる人は、自分がプロだと自覚はしているでしょうが、完成形ではないと思って常に上を目指しているのではないかと思っています。まだ完成形ではないと自分に言い聞かせて途上の形でも周りに感動を与えることができる人には伸びしろを感じますし、そこに期待感が生まれます。
そしてなによりも慢心しないという気持ちを支えているのは、その目の前の仕事を好きになっているからではないかと思います。
好きなことを仕事にする
という話も聞きますが、好きなことはお金を払って趣味でやればいいですし、その原資を稼ぐ仕事は好きにならないと成果はできないものではないかと思います。
勝負脳の動きをビジネスの世界で最大限にするためには、好きな仕事、好きな環境を選んで安穏とするのではなく、今、おかれている環境で目の前の仕事を好きになるということに注力するということだと思います。
きっかけは北京オリンピックで金メダルを獲得した水泳の北島選手やソフトボールの上野投手に共通するのが「勝負脳」の使い方が優れているという論調の記事をいくつかの雑誌などで見たからです。
日本大学の林教授は脳蘇生科学や脳神経外科学が専門のようですが、勝負脳についての持論もお持ちで講演などでもスポーツ心理学に近い形で勝負に勝つための脳の使い方について話をされているようです。
スポーツの世界でもビジネスの世界でも、努力すればある程度のレベルまでは成長しますが、勝負に勝つ、成果を出すというレベルまでになると執念の世界になるように感じます。
目標達成にどれくらいの執念を持っているか?
ということではないでしょうか。その執念というものを、うまく使って活性化しているのが勝負脳ではないかと思います。
執念という人間の意識や心の言葉で表現されることが多いものを、実際に脳の動きと連動させることは可能なのか?とも思いますが、実際に脳の働きをいろいろと調べてみると本当に面白いことにいろいろと気付きます。
人間の独創性の創造ということで考えると、
1.日々情報を蓄積する
2.蓄積した情報を編集する
3.編集したものをイメージとして捉える
4.イメージをもとに独創的な創造力を発揮する
という流れになると思います。
これはナレッジマネジメントなどについて説明するときのSECIモデルと同じような流れです。
情報システムでも、このような人間の脳内での創造力を発揮する流れと、うまくシンクロするような流れを作ることができれば情報システム自体が大きな武器になります。
勝負脳を活性化するためには、この独創性を発揮する流れをスムーズにすることを考えて、
1.他人との戦いではなく自分との戦いという意識を持つ
2.ネガティブな情報からはネガティブなイメージしか創れない
3.情報からイメージを作るだけでなく、そのイメージから独創性を創る
4.日々、脳内でのイメージ創造を意識して全力で練習、仕事を行う
5.情報から知識、知恵創造のために集中力を切らさない
6.自分のペースというものを常に意識し、創造性を発揮するベストな状態を保つ
などのことを意識しておく必要があるようです。
これらのことを日常的に意識していると、常に平常心でいることができますし、脳を最大限に活性化しないといけない状況になってもアイドリングは終わっているように感じます。
脳に急速なプレッシャーをかけると、同時に体も萎縮するのでスポーツの世界では勝負になりませんし、ビジネスの世界でもうまくプレゼンテーションなどができないということになると思います。
私たちが講演などを行っていても、
緊張しないですか?
と聞かれることがありますが、そこで聞かれている身体的な萎縮を意味する緊張はせずに、自分の脳を最大に活性化させるための信号を送るためのスイッチは入れているように感じます。
程よい緊張感
という表現になるのかもしれません。
ビジネスにおいても、彫刻家のロダンの言葉ではないですが、
『現代人の最大の欠点は、自己の職業に対して愛を有していないことである』
オーギュスト・ロダン (フランスの彫刻家)
オンとオフ、仕事とプライベートということを意識しすぎると、人生の大半の時間を費やしている仕事で自分で誇れる成果を出すことはできないのではないかと思います。
自分は仕事が好きです
自分の仕事に誇りを持っています
と自信を持って言える人はどれくらいいるのでしょうか?
自分の人生を愛するのと同時に自分の仕事を愛することができなかったら、結果、たいして良い人生にはならないのではないかと思います。
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芋焼酎らしくないイモ焼酎で乾杯!
ここだけの話ですが、今日は誕生日でした。
本を出版するということ
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統一地方選挙
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Posted by 森戸裕一 at 23:28│Comments(0)
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