2009年02月28日

挨拶をしない理由

今日は、就職を控えた大学4年生、就職活動をしている大学3年生に「ビジネスマナー」についての講座を行いました。

ビジネスマナーというと、CA出身などの女性の方が講座をしているようなイメージがあります。

たしかに、私もビジネスマナーの講座を担当したことは数回しかありません。

ただ、今回、ビジネスマナー講座を担当したのには意味があります。

就職活動をしている大学生などを見ていると、最近の学生はすべてを暗記して取り組んでいるというイメージを持っています。

エントリーシートはこのように書いた方がいい、面接ではこのようなことを言った方がいい、会社はこんな会社がいい

そして、ビジネスマナーも記憶に頼っています。


ビジネスマナーというと社会人が、ビジネスを行う上でお客さまなどに失礼が無いようにわきまえておく必要がある礼儀、常識に近いものになります。

新社会人などは、お客さまの前に出る前に社内の先輩や上司などを相手に練習するようになるのではないかと思います。

会社での日々の業務や会社のイベントなどで細かい指摘を受けながら覚えていきます。


しかし、最近では記憶に頼っている若手社員が増えていますので、画一化されたビジネスマナーが行動の柔軟性を妨げているように感じています。


今日のビジネスマナー講座では、そのビジネスマナーが持つ意味という部分に着目して解説をしました。

挨拶が持つ意味というのは相手に敵意が無いということを示すということもありますが、まずは、自分が周囲からいろいろと助けられている立場であれば自分から先に挨拶をするということを習慣つけないと相手からも失礼な人間と思われる可能性があるなどの話をしました。

そこで、学生にグループワークをしてもらいました。

挨拶が苦手、挨拶ができないという場合にはどのような原因が考えられるのか?

ということを考えてもらいました。

学生から出てきた意見の中で興味深かったのは、

・自分から挨拶しても相手が挨拶を返してくれないかもしれない、そしたら恥ずかしい、傷つく
・周囲が忙しそうにしているのであれば、挨拶することで集中を欠くのではないか

う~ん、そんなこと考えていたんですね。


勉強になりました。

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Posted by 森戸裕一 at 23:27│Comments(0)人材育成
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