2009年03月08日

自分の可能性を信じる社員の成長を期待する

組織のマネージャーという仕事の難しさは、仕事を通じてメンバーを育てるという過程でどれくらい自分がメンバーに任せた仕事にかかわるかという部分にあるのではないかと思います。

当然、メンバーよりも仕事ができるからマネージャーになっているわけですので、メンバーに仕事をさせるよりも自分が仕事をやった方が早いのはわかっています。ただ、仕事の枠組みをメンバーにもわかるような形でわかりやすく辛抱強くメンバーが理解できるまで説明して、理解できたら論理的な優先順位になっているようにスケジューリングさせて、そのスケジュールの進捗を定期的に報告させて、優先順位に変更が発生しそうな事象が起きれば連絡させて、その他の事象については随時相談させるという関係をメンバーとの信頼関係で構築するということになります。

経営者の仕事も従業員が30人くらいまでは上記のマネージャーの仕事と同じようになります。

社員に仕事をまかせるというもどかしさの中で、社員の成長を望んで要所要所で指導をしながら辛抱強く経営のかじ取りをしていきます。社員からすると仕事をさせられているという認識かもしれませんが、経営者は仕事を通じて人間的に成長してもらいたい、自分で生き抜くという力を得てほしいと思っているものです。

数年間、中小企業の経営者向けに企業の情報化についての講演などを行ってきて、私が多くの経営者から学んだのは「経営者と社員の関係性のあり方」だったように感じます。

経営者の覚悟

自分が採用した社員に対する責任というのは、厳しく接してでも人間的に成長させる、経営が厳しくてもその社員の生活基盤を守る、その社員と一緒に社会に提供する価値を最大化していく、そして事業を継続して社会的な使命をまっとうするということになるのではないかと考えています。

人間の弱さ

との戦いになるのかもしれません。

経営者という仕事は孤独との戦いと言われることもありますが、【孤独と考えるか責務と考えるか】、腹の括り方で変ってきそうな気がします。


当社でも社員にいろいろとプロジェクトを渡して、そこで自分の力試しをやってもらっています。

成果を出すためには、追い込まれて追い込まれて必死になることで自分の潜在的な力を自ら引きだします。自分の今の力だけで勝負しても他人に勝ることは難しいものです。現在の序列でモノが決まります。

現在は過去の努力の結果であり、将来は現在の努力の結果である

ということを当社の社員には忘れずに日々努力してもらいたいと思っています。


その社員が、目から鱗(うろこ)的な視点で企画したセミナーがあります。

ビジネスの世界では広く普及したマイクロソフトのOfficeシリーズのパワーポイント(PowerPoint)ですが、簡単に企画書や提案書、プレゼンテーションなどの資料がつくれることから、ほとんどの人たちがパワーポイントの機能だけを学んで仕事に活用しています。

ただ、仕事柄多くの資料を拝見していますが、色づかいや文字フォントの使い方は言うに及ばず、基本的なデザインの考え方を無視したような自己流の資料が多いのには少々困っています。自分なりには良くできた資料なんでしょうが、一般的に見た場合にはデザインの基本くらいは学んでおかないと恥ずかしい資料、わかりにくい資料になってしまいます。

最近ではyoutubeなどでデザイン特講なども公開されています。
http://www.youtube.com/user/dablog100



ただ、クリエイティブな仕事をしている方々の多くはアップルのコンピュータを使い、イラストレータなどの専門ソフトウェアでデザインの仕事に従事されています。(一部、例外もありますが・・・)

一般的なビジネスパーソンのドキュメント制作の仕事とクリエイティブなデザイン制作などを行っている方々の仕事の間には、求められる成果物の違いがありますのでギャップがあるのは当たり前なんですが、ビジネスの世界に付加価値を求めるとすれば企画書・提案書などのクリエイティビィティを上げるということも考えないといけない時代になってきました。


そのようなビジネスパーソンの課題を目の当たりにしている当社の社員が、デザインの専門家に依頼してパワーポイントを使った資料作成の基礎講座を行ってもらうことになりました。

パワーポイントの操作研修はパソコンインストラクターの方々が教えてくれますが、デザインの基本は教えてくれません。

その部分を補完することが、ビジネスでの付加価値につながります。

パワーポイントでマスターする顧客の心を動かす資料作り

自分の可能性を信じる社員の成長を期待する

http://www.seminar-info.net/curriculum/special/index.html

このコースは多くのビジネスパーソンに受講してもらいたいと思っていますので、私の知り合いの方々にもご案内したいと思っています。

今回は初めての試みですが、受講者の方々にご意見ももらいながら他地域でも展開していくコースに育てていければと考えています。



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Posted by 森戸裕一 at 14:00│Comments(0)人材育成
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