2009年04月08日

安定している仕事、刺激の無い職場、楽しい?

今日は某企業の新人研修を担当していますが、休み時間にメールのチェックをしていたら、当社の若手社員が寝坊して遅刻したという報告があがっていました。

新人研修で時間を守るということの重要性を話しているタイミングで・・・

とは思いましたが、まあ、人間、誰でも失敗することはあります。

まあ、その社員は今日は内勤だったので問題ないですが。


ただ、遅くまで飲んだりした次の日こそ朝早く出社して先輩たちの不安をかき消す、仕事などで徹夜などした時こそ次の日はいつも以上に気を張って頑張るなどの気持ちが人を成長させると私は思っています。

やることが重要なのではなく、強い気持ちがその人間を成長させます。

たしかに、その若手社員(2年目)は前日に会社のすべての蔵書整理を徹夜でやっていたので仕方ない部分はありますが、蔵書整理の納期を守るという気持ちと蔵書をすべてチェックして自分の仕事に必要な書籍を把握するということを課題に課していたので、その仕事を達成した後に遅刻という失態をしたのでは、前の日の仕事の成果まで失ってしまいます。

最後まで気を張って頑張って、今週末くらいに思いっきり寝てもらいたいと思っていました。


今日の新人研修などでもそうですが、私の指導や研修などは厳しいと言われます。

ただ、その厳しさは自分の甘さとの戦いであって、私たち経営者は社員や研修などの受講者に厳しく言うことで自分を追い込んでいます。他人に厳しく言うことで自分は甘えられない状況になります。
また、ビジネスプロフェッショナルとしての仕事ということを考えた場合には甘い自分との戦いになりますので、その点は私の指導が厳しいと感じてしまう人自体が甘いのでは?と考えてしまいます。

仕事に対しては非常にストイックに考えるのは、やはりお客さまから期待されてお金をもらっているという前提があるわけで、自分らしい働き方などの考え方などの意識はありません。

緊迫した真剣勝負の場面で自分の脳の中にアドレナリンが分泌されるわけで、その状況から結果を出すことでドーパミンが分泌されて仕事の楽しさが倍増します。

そのような状況をいくつか体験させることで社員は仕事ができるようになっていきます。

甘ったるい環境での仕事に何の楽しさがあるのか?

ということは感じることがありますが、そのような環境で仕事を継続してできる人たちをある意味では尊敬します。

普通の人間は、緊迫した場面で成果を出して達成感を持って仕事が楽しいと感じることができると思うのですが・・・





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Posted by 森戸裕一 at 12:55│Comments(0)就職観
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