2009年06月23日

組織を蝕む若手社員のシュガーな部分

さて、先日、このブログにも書きましたセミナー、

組織を蝕む若手社員のシュガーな部分

すでに満席近くの申込みをいただいているようです。

今回のセミナーが真のお客さまのパートナーになるためのきっかけになればと思って、いろいろとご支援をおこなっています。



お客さまと本当の意味でパートナーになるためには?

ということで、ソリューションという名前をつけているだけのプロダクトの販売業者になるのか、本当にお客さまと一緒に経営的な課題を解決する支援者になるのかということをシステム会社さんには問いかけています。

古いタイプのシステム会社の方々にはわかってもらえない部分もありますが、カスタマーペインを考えた場合には『”脱”業者』を目指さないといけないのではないかという話をしています。


変わらないといけない部分が何なのか?

という問いかけをすると、それが一番触れて欲しくないところというのはよくある話です。


何でも準備されていた時代に生きてきた20代の社会人は、自分たちで何かを探す(探求する)というのが不得意で、自分で探すのではなくその必要なものが揃っていないことに文句を言って自分で努力するということを後回しするという傾向があります。

また、勝手に自分で判断して必要となるレポートラインに報告・連絡することなく自己完結をしてしまいます。

そのような若手社員の躾をすることに疲れてしまった組織が多いのには驚きますが、若手社員にそのような状態にしているのは自分たちなんだという自覚が無いことで更に疲れが増します。

自分の努力無くして成長もありませんし、会社は親ではないので頑張れない社員を生涯面倒をみることはできません。

http://mainichi.jp/select/biz/news/20090623ddm008020117000c.html


自分軸を持って、自分中心で仕事をしてそれで結果を出す優秀な若手社員がいるのも事実ですが、多くの若手社員は自分の能力が足りないということを自覚しつつも、楽に成果を出すためにはどのような自己啓発をするとよいのかということばかりに興味を持って目の前の課題からは目を逸らします。

と、書きながら、そんなことは20代の若手社員に限った話ではないということに気付きます。


一緒に考えていかないといけない課題は多そうです。

先日、ご紹介した書籍



の内容は、人間は死ぬ前に後悔をするということです。

人生の最期を前に、どのようなことに後悔するのか。本書は、終末期医療の専門家である著者が1000人を越す患者たちの吐露した「やり残したこと」を25に集約して紹介しています。儚くも、切ない思いが行間から滲み出てくるようで胸が締め付けられます。例外なく、死はすべての人に訪れます。だからこそ、1人でも多くの人に後悔の少ない人生を送ってほしい。心の苦痛を訴える末期患者と、正面から向き合ってきた著者が綴った切実なメッセージが心に響く1冊です。

死ぬときに後悔すること25

1.健康を大切にしなかったこと
2.たばこをやめなかったこと
3.生前の意思を示さなかったこと
4.治療の意味を見失ってしまったこと
5.自分のやりたいことをやらなかったこと
6.夢をかなえられなかったこと
7.悪事に手を染めたこと
8.感情に振り回された一生を過ごしたこと
9.他人に優しくなれなかったこと
10.自分が一番と信じて疑わなかったこと
11.遺産をどうするかを決めなかったこと
12.自分の葬儀を考えなかったこと
13.故郷に帰らなかったこと
14.美味しいものを食べておかなかったこと
15.仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
16.行きたい場所に旅行しなかったこと
17.会いたい人に会っておかなかったこと
18.記憶に残る恋愛をしなかったこと
19.結婚をしなかったこと
20.子供を育てなかったこと
21.子供を結婚させなかったこと
22.自分の生きた証を残さなかったこと
23.生と死の問題を乗り越えられなかったこと
24.神仏の教えをしらなかったこと
25.愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと


ここからもわかるように成功して地位を得る、お金を得るということが最終的には後悔にはつながらないということになると思います。目の前の出来事に正面から向かい合い、毎日を真剣に生きるということが最終的には人生を大切にするということになると思いますし、周囲の協力に感謝するということが一番になると思います。

今の目の前の仕事ではなく別の・・・と考える前に、目の前の仕事に必死になって日々を過ごすということが一番重要なのではないかと思っています。

本当は自分はこんなことをする人間ではない!
(しかし、決断したのはあなたです)

毎日に元気に仕事ができることに感謝し、その毎日を支えている周囲の人たちの協力に感謝です。





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Posted by 森戸裕一 at 00:21│Comments(0)組織改善
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